公開日:2021年 12月23日
更新日:2021年 12月24日
本日は破傷風について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
破傷風の原因は、破傷風菌です。傷ができた時、破傷風菌が傷口から体に入ることによって発症するのです。
大きい傷でも小さい傷でも発症する可能性があります。傷の原因は、怪我や動物に噛まれること、やけどや凍傷などが多いです。場合によっては傷ができているという自覚がないこともあります。
破傷風菌は土などの環境の中に存在しています。人や家畜のふんの中にも存在しており、日常生活を送る上で全く触れずに生活を送ることは難しいと言われています。
破傷風菌の症状は、筋肉のこわばりや呼吸障害、けいれんなどです。初めの段階では、開口障害や首筋の張りなどの症状が現れます。
その後、だんだんと開口障害が強くなり、顔の筋肉のこわばりが現れます。さらに症状が進むと、腕や体の大きな筋肉のけいれんが起きるようになります。
症状が重くなると、体が後ろにのけぞるようなけいれん発作が起き、場合によっては背骨や足が骨折するほどの強い発作が起こることもあります。
自律神経の異常も現れます。そのため、呼吸困難や急激な血圧や心拍数の変化が起きることもあり、急に心停止することもあります。
破傷風の潜伏期間は大体3~21日です。
破傷風の改善方法は、破傷風菌に感染した部分を開いて洗い流し、膿や血流が通わなくなった組織を取り除くことです。
破傷風菌によって起きた血液の中の毒素を中和するために抗破傷風ヒト免疫グロブリンを使って改善を行うこともあります。
抗体を作るために破傷風トキソイドを投与することや、体の中で破傷風菌が増えることを防ぐために抗菌薬を投与することもあります。
けいれん発作が現れている場合は、抗けいれん薬を使ったり気道確保を行ったり人工呼吸器を使ったりすることが必要になることもあります。
破傷風は誰でもかかる可能性がある病気です。防ぐためには、ワクチンの接種をすることが大事です。
ワクチンを受けることで抗体を獲得することができますが、ワクチンの効果は大体10年程のため、怪我をしやすい仕事をしている場合や海外に行く場合はワクチンの接種を継続することが必要です。
さらに、怪我をした時にはよく洗い流すことを心がけておくことも大事です。怪我をした後に気になる症状が現れた時は、早めに病院に行きましょう。
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