公開日:2023年 2月 10日
更新日:2024年 2月 11日
本日は再発性アフタについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
再発性アフタの原因は、今のところわかっていません。
原因となる可能性があるといわれていることは、色々あります。遺伝や口腔内の外傷、細菌、ウイルス、アレルギー内分泌の異常、免疫学的異常などです。
他にも喫煙、疲れ、胃腸障害、偏った食生活、ビタミン不足など日々の生活の乱れなども関係していると言われています。
しかし、詳しくはわかっていません。
再発性アフタは、多くの人々が生涯に一度は経験する口内炎の一種であり、その原因は完全には解明されていません。しかし、さまざまな要因が関与しているとされています。
1. 遺伝的要因
一部の研究では、家族に再発性アフタの症状を持つ人がいる場合、同じ家族の他のメンバーもアフタを発症するリスクが高まることが示唆されています。これは、特定の遺伝的要因が関与している可能性が考えられます。
2. 免疫系の反応
再発性アフタは、体の免疫システムが口の組織を攻撃する結果として発生するという説があります。この説によれば、何らかの刺激によって免疫応答が誤作動し、口内の正常な細胞を攻撃してアフタを形成するとされています。
3. ストレスや疲労
日常的なストレスや過度な疲労が、アフタの発症や再発に関与することが知られています。ストレスは体の免疫機能を低下させる可能性があり、それがアフタの原因となると考えられます。
4. 食物の刺激
一部の人々は、特定の食べ物を摂取することでアフタが発症すると報告しています。これには、トマトや柑橘類、辛い食べ物、チョコレートなどが含まれることが多いです。
5. ホルモン変動
女性の月経周期に伴うホルモンの変動が、アフタの発症と関連していることが報告されています。特に月経前にアフタが再発しやすいという報告もあります。
6. その他の要因
物理的な刺激:歯磨きの際の過度なブラッシングや、歯や矯正器具による口内の傷がアフタの原因となることがある。
喫煙の停止:一部の人々は、喫煙を止めた後にアフタが発症すると報告しています。
これらの原因の中には、アフタの発症を防ぐためにコントロール可能なものもあれば、そうでないものもあります。再発性アフタの原因やその対策については、継続的な研究が行われており、新しい知見が得られることが期待されています。
再発性アフタの症状は、粘膜にアフタが発生することです。アフタは単発性の場合も多発性の場合もあり、発症する場所は唇や頬の内側、歯茎、舌、口の底の部分などの粘膜です。
通常は1~3個発生することが多いです。大きさは色々あり、大きさによって小アフタ型、第アフタ型、疱疹状潰瘍型に分けることができます。
再発性アフタ、しばしば繰り返し発症する口内炎は、多くの人々が一生の間に一度は経験する不快な症状です。しかし、それが何であるか、そしてどのような症状が伴うのかを正確に理解している人は少ないかもしれません。
1. 痛みを伴う白または黄色の潰瘍
再発性アフタの最も顕著な特徴は、口の内側に現れる小さな、痛みを伴う潰瘍です。これらの潰瘍は、白または黄色の中央部と、赤い境界を持つことが一般的です。潰瘍自体は通常、直径1cm以下の小さなものですが、大きなものもまれに見られます。
2. 痛み
これらの潰瘍は非常に痛みを伴うことが多いです。特に食事や話す際、または舌や頬が潰瘍に触れると、鋭い痛みが生じることがあります。痛みの程度は患者によって異なり、軽度から非常に強いものまで幅広い範囲があります。
3. 炎症と腫れ
潰瘍の周囲の組織はしばしば炎症を起こし、赤く腫れあがることがあります。この炎症は、不快感やさらなる痛みの原因となることがあります。
4. 発熱や倦怠感
重度の再発性アフタの場合、発熱や全身の倦怠感を伴うことがあります。これは体が潰瘍に対して免疫応答を示している証拠であり、体が感染や他の問題と戦っている兆候とも考えられます。
5. 感染のリスク
口内は自然に多くの細菌を持っており、これらの細菌が潰瘍に侵入することで、二次感染が生じるリスクがあります。感染した場合、潰瘍の症状が悪化したり、改善が遅れることがあります。
6. その他の症状
唾液の増加:一部では、アフタが発症すると唾液の分泌が増加することを報告しています。
喉の痛み:潰瘍が喉の近くに発生した場合、飲み込む際の痛みや不快感が生じることがあります。
再発性アフタの症状は非常に不快であり、日常生活に支障をきたすことがあります。
再発性アフタの改善方法は、食生活や口腔内の衛生環境を改善することと薬です。使う薬は、副腎皮質ステロイド薬含有の軟膏や噴霧薬などです。
潰瘍の数が多い場合は、口の中の細菌を減らすために、合わせてうがい薬を使うこともあります。改善のために内服薬を使うこともあります。使われる内服薬は、非ステロイド性抗炎症薬、抗アレルギー薬などです。
再発性アフタは口内の痛みを伴う潰瘍として知られており、その不快な症状を和らげるための多くの治療法が提案されています。改善の目的は、痛みを軽減し、回復を早め、再発を予防することです。
1. トピカル法
再発性アフタの最も一般的な改善法は、潰瘍に直接適用する薬を使用することです。
ステロイド軟膏:強力な抗炎症作用を持ち、痛みや腫れを減少させるのに役立ちます。
リドカインゲル:局所麻酔作用を持つため、痛みを和らげるのに使用されます。
2. 口内洗浄剤
口内をきれいに保ち、二次感染を予防するためには、抗菌作用を持つ口内洗浄剤の使用が推奨されます。
3. 経口薬
重症の再発性アフタの場合、経口薬が処方されることもあります。
タルトラジン:痛みの軽減や潰瘍の回復を促進することが知られています。
抗生物質:感染のリスクを減少させるために短期間使用されることがあります。
4. 栄養補助食品
ビタミンB12、葉酸、鉄など、特定の栄養素の欠乏がアフタの原因となることが報告されているため、サプリメントを摂取することで症状が改善することがあります。
5. レーザー
低レベルレーザーは、新しい改善法の1つとして注目されています。これは、潰瘍の痛みを軽減し、回復を加速する助けとなります。
6. ストレス管理
ストレスが再発性アフタの一因となることが知られているため、リラクゼーションテクニックやメディテーションを通じてストレスを管理することは、症状の予防や軽減に役立つことがあります。
7. 食事の変更
特定の食品がアフタの原因となる場合があるため、アルコール、スパイス、辛い食品、柑橘類などの刺激物を避けることで、症状の発症や悪化を予防することができます。
8. 生活習慣の見直し
喫煙の停止、適切な口内ケア、適度な運動など、健康的な生活習慣を取り入れることは、再発性アフタの予防や改善に有効です。
再発性アフタの原因やその改善に関与すると考えられている栄養素に関する摂取推奨量や考え方について説明します。ただし、特定の量が口内炎の改善に結びつくという明確なエビデンスは限られているため、一般的な摂取推奨量や考察に基づいて説明します。
・ビタミンB12
摂取推奨量: 大人の場合、日本では一日に約2.4μgが推奨されています。
ビタミンB12は細胞分裂や神経機能の維持に関与しています。欠乏すると口内炎や疲れやすさ、貧血などの症状が現れることがあります。摂取する際は、ビタミンB12を含む食品(肉、魚、乳製品など)の摂取やサプリメントの利用を考えることができます。
・葉酸 (フォリン酸)
摂取推奨量: 大人の場合、日本では男性で一日に約240μg、女性で一日に約200μgが推奨されています。
葉酸はDNAの合成や修復、細胞の成長や分裂に関与しています。欠乏すると口内炎や貧血、消化不良などの症状が現れることがあります。摂取する際は、葉酸を含む食品(緑黄色野菜、豆類、果物など)やサプリメントの利用を考えることができます。
・鉄
摂取推奨量: 大人の男性の場合、日本では一日に約7.5mg、非妊産婦女性で一日に約10.5mgが推奨されています。
鉄は酸素輸送に必要なヘモグロビンの成分であり、欠乏すると鉄欠乏性貧血が発症するリスクが上がります。口内炎の原因としても指摘されることがあります。摂取する際は、鉄を豊富に含む食品(赤身の肉、レバー、ほうれん草など)やサプリメントの利用を考えることができます。
以上の摂取推奨量は、一般的な成人における目安であり、個人の状態や症状、体質によって異なる場合があります。特定の症状改善を目的とした摂取を検討する際は、医師や栄養士との相談が必要です。
再発性アフタを防ぐための方法の一つは、口腔内を傷つけないことです。そのためには、間違えて粘膜を噛むなどをしないように注意することができます。
疲れや精神的なストレス、喫煙などの生活習慣も再発性アフタの発症に関わっていると考えられているため、食事や生活習慣を見直すことも大事です。
・手三里
・合谷
・温溜
手三里の効果は、肩こりや寝違えなどの首肩の筋肉の痛み、腕、手の痺れや痛み、だるさなどの神経痛、歯の痛みや下痢や腹部の針などに効果を発揮するツボです。
他にも、顔面神経麻痺や顔面の炎症や感染、痛み、歯の痛み、目の充血、口内炎などにも効果があるツボのため、再発性アフタにも効果が期待できます。
合谷は、開いた状態が虎の口に似ている事から、虎口という別名も持っているツボです。 合谷の効果は、便秘や頭痛、肩コリ、鼻血、鼻水、歯痛、視力低下など幅広い症状を和らげると言われています。
口内炎にもオススメのツボであるとされているため、再発性アフタにも効果が期待できます。
温溜は、刺激すると歯の痛みが和らぐとされているツボです。特に下の歯に効果的であるとされています。
温溜は他にも口内炎、扁桃炎、頭痛、腹痛、上肢の痛みなどにも効果を発揮します。そのため、再発性アフタにもオススメです。
手三里は、肘を曲げた時にできるしわに人さし指をおいて手首側に向かって指3本分進んだ場所にあります。
手三里を押すときは、親指を使って押します。
合谷は、手の甲を上にして、親指と人指し指の骨が交差した部分から人差し指へ向かって進んだ場所にあるくぼんでいる場所です。押した時に痛みを感じることが多いです。
押すときは、10秒押したままキープして離すことを繰り返しましょう。
温溜は、手の甲側にあるツボです。手首の親指側の端と肘を曲げた時にできるしわの外端を結んだラインの中央にあります。
押すときは、腕を上からつかむようにして親指を使って押します。手首ごと動かして指を骨の内側に入れ込むようなイメージで押します。
11時から21時
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始