公開日:2022年 6月 1日
更新日:2022年 7月 2日
本日は慢性炎症性脱髄性多発神経炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎の原因は、今のところはっきりとわかっていません。
考えられていることは、免疫の異常によって自己の末梢神経を攻撃してしまうことです。特に髄鞘を標的にして攻撃する免疫の異常によって発症すると考えられていますが、免疫の異常によってなぜ病気を発症するかについてはわかっていません。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎の症状は、運動神経や感覚神経の障害です。そのため、腕が上に上がらなくなったり箸が使いにくくなったり、くるぶしから先の感覚が鈍くなったりスリッパが脱げやすくなったりします。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎によって現れる症状は、改善を行なっても何度も繰り返すことが多いです。さらに、少しずつ障害が溜まっていき、筋力の低下の症状が重くなったり、四肢の筋肉が痩せてきたりすることもあります。
症状が重くなった場合は、杖や車椅子を使うことが必要になることもあります。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎を改善するためには、ステロイドを使ったり、免疫グロブリンを使ったり、血液を浄化したりします。
多くの場合は、改善に継続的に取り組むことが必要になります。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎は、ギラン・バレー症候群と似ています。しかし、慢性炎症性脱髄性多発神経炎は、経過が2ヶ月以上と慢性です。さらに、多くの場合は再発と寛解を繰り返します。
ギラン・バレー症候群は、症状のピークは4週間以内でその後は再発することは非常に珍しくあまりありません。
11時から21時
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