デジタル認知症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 12月 3日

更新日:2022年 12月10

本日はデジタル認知症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • デジタル認知症とは
  • デジタル認知症の原因
  • デジタル認知症の症状
  • デジタル認知症の改善方法
  • デジタル認知症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

デジタル認知症は、長い時間IT機器によって起こる物忘れ

デジタル認知症は、長い時間IT機器を使うことによって、脳機能が低下し、物忘れをしてしまう状態のことです。長い時間スマートフォンを使うことによって起こることも多いため、スマホ認知症とも呼ばれています。

 

デジタル認知症は、仕事の中で常にスマートフォンを持ち、メールの処理やインターネットサイトでの情報収集を行っている働き盛りの世代に多く発症が見られます。

 

スマートフォンを使う時間が長ければ長いほど脳は疲れてしまい、記憶したり思い出したりする機能が弱まります。そして物忘れにつながってしまうのです。

 

文部科学省の研究では、1日のスマートフォンを使う時間が長い児童はスマートフォンを使う時間が短い児童と比べると、学習時間が同じでも学習成績が悪いという報告もあります。

デジタル認知症の原因は、IT機器を長い時間使うこと

デジタル認知症の原因は、IT機器を長い時間使うことです。

 

スマートフォンなどのIT機器を使う時間が長いことは、脳の疲労につながります。脳が疲れてしまうと、記憶したり思い出したりする機能が弱まり物忘れにつながります。

 

さらに、スマートフォンの画面から発生されているブルーライトも人体に悪い影響を与えます。

 

寝る前にたくさんのブルーライトを浴びるとメラトニンの分泌量が落ちるため、寝つきが悪くなったり何度も夜中に目が覚めたりするようになり、睡眠不足につながってしまいます。

 

すると、起きている時間で行う情報処理の能力の低下が起こり、さらにもの忘れが起こるのです。

高齢者に起こるデジタル認知症

デジタル認知症は、働き盛りの若い世代や子供に多く発症が見られる病気です。しかし、高齢者がデジタル認知症を発症することもあります。

 

IT機器を活用していない高齢者も多いですが、最近は文字が大きく表示されたり操作が簡単になっていたりするスマートフォンも登場しており、一度操作を覚えると若者以上に頻繁に使うようになる高齢者も少なくないのです。

 

特に近くに身寄りがなかったり近所付き合いが薄かったりする高齢者は、スマートフォンを使う頻度が増え、スマホ認知症になる可能性が高い傾向にあります。

しっかりとスマホから離れて休む時間を作る

デジタル認知症を改善するためには、しっかりとスマホから離れて休む時間を作ることです。

 

そのためには、トイレにいる時間や寝る1時間前にはスマートフォンを触らないなどのように自分でスマートフォンを使う時間を決めて使うなどの工夫をします。

 

人間には視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感がありますが、スマートフォンはほとんど視覚からの情報です。

 

そのため、脳に疲れが溜まるようになります。日常生活を送る上でバランスよく五感を使うことを心がけましょう。

 

デジタル認知症は一時的な記憶障害のため、生活の中で脳を休めることを心がけることが大事なのです。

 

高齢者家族と離れて暮らしている場合は、定期的に電話をかけるなど会話でできるだけコミュニケーションをすることをお勧めします。

デジタルデトックス

デジタル認知症対策の一つとしてデジタルデトックスがあります。デジタルデトックスは、一定の期間スマートフォンなどのIT機器に触れないようにして生活することで、ストレスを軽くする取り組みのことです。

 

デジタルデトックスを行なっている期間、誰かと会話したり自然と触れ合ったりすることで、自然と五感を取り戻す訓練を行うことができます。

 

近年、全国各地の旅館やホテルでもデジタルデトックスの体験ができる宿泊プランがあります。IT機器に触れることなく、自然に囲まれてリラックスできる環境でゆっくりと流れる時間を過ごすことで癒やすを感じることができます。

デジタル認知症に効果的なツボ

神庭

脳清

神門

神庭

神庭には、頭痛を和らげたり不眠症を改善したり、気持ちを静めてイライラを防いだりする効果があります。頭のはたらきが鈍いと感じる時には、特におすすめのツボです。

 

他にも、むくみやくまを改善したり、肌の血行を良くしたりする効果もあります。

脳清

脳清は、脳を清々しくするという意味がツボの名前の由来であると言われています。脳清の効果は、脳の働きを改善することです。そのため、物忘れなどに困っている時によく使われます。

 

脳清は比較的新しく発見されたツボです。

神門

神門は、神気が出てくる門という意味があります。神門を刺激すると、神気を強くして安定させることができます。

 

神門は、不眠症や、睡眠障害、物忘れやいらつきなどに対して効果を発揮するツボです。

ツボの位置と押し方

神庭

神庭の場所は、髪の生え際から1センチ弱の場所です。

 

押した時、ぼーっとしている頭がすっきりとする場合は、精気と神気がしっかりと交流を始めたというサインです。頭にあるツボのため、押すときはあまり強く押しすぎないように気をつけて軽くおしましょう。

脳清

脳清は、足首前面のシワの真ん中から5cmほど上に上がったところにあります。

 

押すときは、親指の腹を使って押します。約15秒、垂直方向に力をかけていきます。痛気持ち良いくらいの強さで押しましょう。

神門

神門は、手首の小指側のしわの下にあります。左右両方にあるツボです。

 

押すときは、親指を使って押します。押しやすい場所にあり、自分で簡単に押すことができるため時間があるときに押すことをお勧めします。

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