公開日:2022年 5月23日
更新日:2022年 6月18日
本日は感染性心内膜炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
感染性心内膜炎の原因は、心臓の中にある弁や心臓の壁などに細菌がくっついて細菌に感染することです。
感染性心内膜炎を発症している人の中で、7~25%は人工弁が入っている人であるということがわかっています。特に、人工弁が入っている場合や先天的に心臓に異常がある場合は発症のリスクが高いということがわかっているのです。
他にも、歯科衛生状態が悪い人や長い間透析を続けている人、HIVに感染している人、糖尿病を発症している人、免疫状態が悪い人も発症するリスクが高いため、注意が必要であると言われています。
感染性心内膜炎の症状は、細菌に感染することで現れる症状や塞栓の症状と、心臓の弁が破壊されることによって現れる心不全の症状です。
主に、発熱や全身のだるさ、食欲の低下や体重の減少、息切れや冷や汗などが現れます。発熱は、突然高熱がでたり、長い期間続いたりします。
呼吸がしにくくなったり、爪の下に線状出血が現れたり唇の内側の出血がみられたり、皮下組織の出血がみられたりすることもあります。
血管が詰まって塊が頭に流れた場合脳梗塞や感染性脳動脈瘤につながり、脾臓、腎臓、腸管などに流れた場合は、臓器の障害や感染につながるため注意が必要です。
感染性心内膜炎の改善方法は、長い期間抗菌薬を使うことです。抗菌薬によって、菌の活動を抑えることが改善につながるためです。
細菌の塊が弁を傷つけている場合や元々弁に異常がある場合は、心臓の異常がさらに悪くなると心不全を引き起こしてしまうため、酸素の投与や抗生剤、利尿剤、強心剤などを使って心臓の状態を改善することが非常に重要になります。
改善に取り組んでもなかなか症状が改善しない場合や心不全がよくならない場合、心臓の中の細菌の塊が大きく全身の状態が悪くなる危険があると判断された場合には、手術を行うこともあります。
心臓病に病気がある人や、人工弁の手術を受けた経験のある人などは、感染が起こると心内膜炎へとつながるリスクが高いです。そのため、外科的な改善を行うときや歯科で処置を行うときは、予防として抗菌薬を投与することが必要です。
心内膜炎に対して手術を行った場合は、手術を行なった後約6週間は抗菌薬を使うことで、再発の予防になります。
細菌の種類や体の状態によって、改善にかかる期間は人によって違います。熱が下がって感染の状態が正常になったことがわかるまでは、抗菌薬を使って改善に取り組み続けることが大事です。
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