公開日:2022年 2月10日
更新日:2022年 7月 2日
本日は薬剤性過敏症症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
薬剤性過敏症症候群の原因は、薬です。原因となる薬で1番多い薬は、抗けいれん薬です。けいれんやてんかんを改善するために使われるフェニトインやカルバマゼピン、フェノバルビタール、ゾニサミドなどです。
他にも尿酸を下げる薬などが原因になることもあります。
薬剤性過敏症症候群は、薬を飲み始めてから発症するまでに時間がかかるという特徴があります。
薬を飲み始めてから発症するまでの期間の平均は4週間と言われています。多くの場合は薬を飲み始めてから3週間以上で発症しますが、場合によっては、1年以上立ってから発症することもあります。
薬剤性過敏症症候群の症状は、38度以上の高熱と全身に発生する赤い斑点です。さらに、全身のリンパ節の腫れや肝機能障害なども現れることがあります。
全身に発生する赤い斑点は、かゆみがあることが多いです。圧迫部ではくっついて大きくなる傾向が強く、出血が混ざることで鮮紅色や紫紅色のような色が見られます。
原因となる薬をやめても、数日後には明らかに悪くなることがほとんどで、肝臓や腎臓などに症状が現れたり、神経症状が現れたりします。
薬剤性過敏症症候群の改善方法は、今のところ確立されていません。多くの場合は、ステロイドを内服して改善を行います。
ステロイドを内服しているとき、急激に量を減らすと、免疫を活性化させてウィルスに対して過剰な反応を起こすことになります。そのため、量を減らすときは、慎重に減らしていくことが大事です。
原因となった薬ではなくても、発症後に使った薬に対して反応が現れることも多いため、改善に使う薬の選択にも注意が必要です。
薬剤性過敏症症候群の改善には、ガンマグロブリンを大量に使う方法も行われています。他にも、重症の場合は、血漿を交換する方法が行われることもあります。
一般的に、HHV-6に対して抗ウィルス薬を投与する必要はありません。しかし、サイトメガロウィルスが検出された場合や症状が悪くなっている場合は、ガンシクロビールなどの抗ウィルス薬を投与することもあります。
薬剤性過敏症症候群の改善を行なった後、1型糖尿病や自己免疫疾患を発症することもあるため、注意が必要です。
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