公開日:2021年 8月23日
更新日:2023年 11月25日
本日は唾石症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
唾石ができる原因は明らかになっていません。
何か小さな芯になるものがあり、その小さな芯に少しずつカルシウムが沈着することによってできると考えられています。小さな芯になるものとして考えられているものは、脱落した上皮や入り込んだ異物や細菌などであると考えられています。
唾石の大きさや形や堅さは非常に様々です。
唾石症は、唾液腺に石が形成される状態です。その主な原因には以下のようなものがあります。
唾液の成分変化:唾液に含まれるカルシウムや他のミネラルが過剰に集積し、石を形成することがあります。
脱水:脱水は唾液の粘度を高め、唾石の形成を促すことがあります。
唾液の流れの低下:唾液の流れが減少すると、唾液中のミネラルが集積しやすくなります。
食事の影響:高カルシウム食や特定の食品が唾石の形成に寄与することがあります。
薬剤の影響:抗コリン薬など、唾液の分泌を減少させる薬剤が唾石症のリスクを高めることがあります。
慢性の唾液腺の炎症:慢性の唾液腺の炎症や感染も、唾石の形成を促す原因となり得ます。
解剖学的要因:唾液腺の管の形状や構造的な異常が、唾液の流れを妨げ、石の形成を促すことがあります。
喫煙:喫煙は唾液の分泌を減少させ、唾石症のリスクを高める可能性があります。
唾石症の症状には、食事時の痛み、腫れ、場合によっては感染が含まれます。症状が現れた場合は、耳鼻咽喉科または口腔外科の専門医に相談することが重要です。
唾石症の症状は、食事をしようとした時や食事をしている時に、繰り返し耳下腺や唾液腺が繰り返し腫れたり、痛くなったりすることです。
食事の時、唾液は唾液腺から唾液管を通って口の中に出ます。しかし、唾石があると唾石によってより唾液の流れが止まってしまい、流れが悪くなることで症状が現れるのです。
唾液の流れが悪いと感染を起こす可能性も高くなります。感染を起こしてしまうと、症状がより強くなってしまうため注意が必要です。
唾石症は、唾液腺内に石が形成される状態です。この状態によって引き起こされる主な症状には以下のものがあります。
唾液腺の腫れ:最も一般的な症状で、食事の前後に腫れが顕著になることが多いです。腫れは通常、石が唾液の流れを妨げるために起こります。
痛み:唾液腺の石が引き起こす炎症や腫れにより、痛みが生じることがあります。痛みは食事の際に特に強くなることがあります。
唾液の排出困難:石が唾液の流れを阻害することで、唾液の排出が困難になります。
口の乾燥:唾液の分泌量が減少することで、口内が乾燥することがあります。
感染:石が原因で唾液腺が感染することがあり、これにより発熱、腫れ、痛み、赤みが生じることがあります。
味覚の変化:顎下腺の石がある場合、味覚に影響を与えることがあります。
唾石症は、しばしば食事の時に症状が顕著になる傾向があります。症状がある場合は、耳鼻咽喉科や口腔外科の専門医に相談することが重要です。改善は石の位置、サイズ、症状の程度に応じて異なり、石の除去や感染の管理が行われることがあります。
唾石症を改善する方法は、薬や手術です。唾液腺が腫れて痛みがある場合は、まず抗菌薬で炎症を抑えます。
初めて症状が出た場合や症状の程度が軽かったり唾石が小さかったりする場合は、炎症が特にないときは経過を見ます。
何度も症状を繰り返す場合や症状の程度が重かったり唾石が大きかったりする場合は、手術を行って唾石を取り出します。
手術には皮膚を切開をする方法と口の中から粘膜を切開をする方法の2つがあり、唾石のある場所や大きさによって変わります。
唾石症の改善方法は、石のサイズ、位置、および引き起こされる症状に基づいて行われます。以下に、主な方法を挙げます。
保存的改善:小さな石は自然に排出されることがあるため、初期の段階では、唾液の流れを促進するための保存的改善が試みられます。これには、多くの水分を摂取する、酸味のあるキャンディーやガムを噛む、暖かい湿布を使用するなどが含まれます。
マッサージと圧迫:唾液腺のマッサージや圧迫を通じて、石を排出しやすくすることがあります。
薬:感染がある場合、抗生物質が処方されることがあります。
石の除去:より大きな石や自然排出されない石に対しては、手術による除去が必要になることがあります。小さな石は、針や特殊な器具を使って除去されることがあります。
シャルクネスン法:顎下腺の石に対しては、口の中を通じて石を取り除くシャルクネスン法が用いられることがあります。
外科的手術:大きい石や複数の石がある場合、外科手術によって石を除去することが必要になることがあります。手術は、石の位置や大きさ、唾液腺の状態によって異なります。
リソトリプシー(衝撃波砕石術):一部の症例では、リソトリプシーを用いて石を細かく砕くことが行われます。
唾液腺の摘出:極めてまれなケースでは、問題の唾液腺を摘出する必要があることもあります。
改善は個々の症状や状況に合わせて決定されます。唾石症の症状がある場合は、耳鼻咽喉科または口腔外科の専門医に相談することが重要です。
唾液腺の問題に対する改善方法は、その原因や状態によって異なります。以下に、一般的な唾液腺の病気とそれに対する改善法を挙げます。
唾石症(Sialolithiasis):石のマッサージや圧迫による排出、水分摂取の増加、シャルクネスン法、リソトリプシー(衝撃波砕石術)、手術による石の除去など。
唾液腺感染:抗生物質による改善、痛みや腫れに対する対処、十分な水分摂取、暖かい湿布の使用など。
唾液腺の腫れ(非感染性):アレルギーや自己免疫の病気に対する薬、ステロイド薬の使用など。
シェーグレン症候群:人工涙液や唾液代替品の使用、免疫抑制剤や抗リウマチ薬の使用など。
唾液腺腫瘍:良性腫瘍の場合は通常、手術による除去。悪性腫瘍の場合は、手術、放射線、化学などが組み合わせて用いられることがあります。
乾燥症候群(ドライマウス):人工唾液の使用、水分摂取の増加、唾液の分泌を促進する薬物(例:ピロカルピン)の使用など。
リンパ節腫脹:原因に応じた改善方法、例えば感染に対する抗生物質、悪性腫瘍に対する適切ながんの改善など。
これらの改善法は、症状の原因と重症度に応じて適用されます。唾液腺の問題がある場合は、耳鼻咽喉科医や口腔外科医に相談しましょう。
唾石が小さい場合は、自然に外に出てくることも多いです。そのため、経過を見ている時は唾液の産生を高めることが大切です。
病院で言われたことをきちんと守り、唾液腺マッサージなどで唾液の分泌をすすめることをお勧めします。
唾石は再び発生する可能性もあります。確実に予防する方法はいまだに明らかになっていませんが、生活をする中で唾液腺マッサージやうがいを習慣にすることは非常に大切であると言われています。
もし再発してしまった場合は、早めに病院に相談に行きましょう。
・湧泉
・頬車
・外玉液
湧泉は、疲れを和らげたり、血行を良くしたりする働きのあるツボです。特に、下半身の血行をよくする効果があります。
生命力や生殖を司るために最も大切なツボは、湧泉であると言われています。 泉のように生きるためエネルギーが湧くツボなのです。
さらに、湧泉は唾液の分泌もよくしてくれます。唾石症の症状が軽く石が小さい場合は、唾液の分泌を促すことで改善することもあります。そのため、湧泉は効果的なのです。
頬車の効果は、水分の代謝ををよくすることです。唾液を出すためにも有効なツボのため、刺激をすることで唾石症の症状の改善が期待できます。
頬のたるみや歯ぎしりの改善にも役立つとされており、美容面での効果も高いツボなのです。
外玉液は、二重顎を防ぐために有効であるとされているツボです。外玉液は、唾液の分泌にも効果的であるため、刺激をすることで唾石症の改善に役立つことが期待できます。
二重顎を防ぐ効果からリフトアップ効果も期待できるため、美容面にも大きな効果が期待できます。
湧泉のある場所は、足の裏です。足の指を足底側に曲げた時、足の裏には人の字が現れます。その交わっている点にできる凹んでいる部分がツボです。
押すときは、湧泉を中心に土踏まずの周りをゆっくり押しましょう。眠るとき、足が冷えて眠ることができないときは、寝る前に刺激すると足が温まっておすすめです。
頬車の場所は、下あごの角の骨から指1本分上の内側です。ツボを探すときは、押してみて響くような痛みを感じる場所を探しましょう。
押すときは、人差し指の腹を使います。少し上に向かって押すようなイメージで押します。痛くないくらいの力加減で押すことがおすすめです。
外玉液の場所は、のどぼとけの両側です。
押すときは、顎を上げて上に向かってさするように刺激を与えます。首筋は、老廃物を外に出すために大事な場所です。
スキンケアの時などに首を全体的にさすったりリンパや血管に沿って上にむかってさすったりすることで美容効果が期待できるでしょう。