異臭症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 7月23日

更新日:2022年 4月 8日

本日は異臭症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 異臭症とは
  • 異臭症の原因
  • 異臭症の症状
  • 異臭症の改善方法
  • 異臭症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

異臭症は、嗅覚の異常の1つ

異臭症は、嗅覚の異常の1つです。ある特定の匂いに対して本来の匂いとは違う匂いに感じます。

 

異臭症には種類があります。刺激性異臭症と自発性異臭症です。症状によってどちらの種類の異臭症であるかを判断します。

 

刺激性異臭症は、ある特定の匂いを嗅いだ時違う匂いに感じたり、何の匂いを嗅いでも全て同じ匂いに感じたりする症状が現れます。

 

自発性異臭症は、近くに匂いのあるものがないのにもかかわらず匂いを感じる症状が現れます。

原因は匂いを感じるためのルートが間違って構築されていること

異臭症の原因は、詳しくは明らかになっていません。しかし、匂いを感じるためのルートが間違って構築されていることが原因であると考えられています。

 

異臭症を発症するきっかけとして多いものは、風邪などの感染症や大きな事故による外傷、アレルギーや薬、加齢などです。 

異臭症の症状は、本来の匂いとは違う匂いに感じること

異臭症の症状は、ある特定の匂いが本来の匂いとは違う匂いに感じることです。

 

異臭症は症状によって刺激性異臭症と自発的異臭症の2種類に分けられます。刺激性異臭症の症状は、ある特定の匂いを本来の匂いと違う匂いに感じたり、何の匂いも同じに感じたりすることです。

 

自発的異臭症の症状は、近くに匂いのするものがないのにもかかわらず匂いを感じることです。周りの人は感じていない匂いを自分だけが匂いを感じるのです。自発的異臭症の匂いの現れ方は、非常に様々です。

ほとんどの異臭症では嗅覚の低下に対して改善を行う

異臭症の改善方法は、まだ確立されていません。しかし、ほとんどの異臭症で嗅覚自体が下がっているため嗅覚の低下に対しての改善方法が行われます。

 

主に嗅覚の低下に対しては薬を使って改善を行います。日本ではまだありませんが、海外では手術によって異臭症が改善したケースもあります。

 

異臭症の改善に対して使われる薬の効果には個人差があります。医師と相談し、自分に合った方法を見つけることが大事です。

異臭症の改善のために日常生活でできること

異臭症の改善のためには、日常生活でもできることがあります。

 

1つ目は、きちんと睡眠をとることです。異臭症の人の中には睡眠をきちんととるようになってから異臭症の症状が和らいだという人がいるのです。

 

睡眠と異臭症の関係についてはまだわかっていませんが、睡眠が不足することで嗅覚に異常が起きることがあると言われています。

2つ目はバランスの良い食事をすることです。食生活が偏り、食事から摂取する亜鉛の量が不足すると味覚障害が起きることがあります。味覚と嗅覚は大きな関係があるため、味覚障害と同時に嗅覚の障害も起きることがあるのです。

 

異臭症の可能性がある場合は、食生活や生活習慣を改めて見つめ直してみることをお勧めします。 

 

異臭症に効果的なツボ

鼻通

迎香

 印堂

鼻通

鼻通は、鼻の色々な症状を和らげる効果のあるツボです。鼻が詰まっている時に刺激をすると、鼻がよく通る効果が期待できるため、鼻詰まりや鼻水などに効果的です。

 

くしゃみなどにもおすすめのツボです。鼻の通りをよくすることによって異臭症に対しても改善の効果が期待できます。

迎香

迎香は、香りを迎えるという名前の通り、嗅覚障害に対して効果的なツボです。鼻水や鼻詰まりなどに対して使われることが多いです。しかしそれだけではなく、嗅覚障害や異臭症にも効果が期待できるのです。

 

迎香は手の陽明大腸経のツボです。ここに属するツボは、大腸や排泄に関係しており、出るものを外に出して通り抜けをよくする作用があります。

印堂

印堂は、ストレスや緊張を和らげる効果のあるツボです。他にも、不眠症や鼻詰まりなどに対しても効果を発揮します。異臭症によるストレスを和らげるとともに鼻に対しても刺激を与えることができるツボなのです。

 

さらに、目の周りの疲れやくすみの改善にも効果を発揮します。

ツボの位置と押し方

鼻通

鼻通は左右の小鼻の横のくぼみにあるツボです。迎香の少し上にあると覚えると覚えやすいです。

 

押すときは、両手の人差し指を使って押します。より効果的な押し方として、押す時間を少し長めにすることがおすすめです。

迎香

迎香の場所は、小鼻の横です。 ツボに対して指を真っ直ぐ下に下ろすと皮膚の下にすぐ骨があります。

 

押す時は、両脇から鼻を挟むようなイメージで押さえて圧を加えていきます。3秒間ほど押して6秒間ほど休むリズムがおすすめです。

 

リラックスした状態で押すとより効果が期待できるため、お風呂からでた後などリラックスしているときに刺激をすることをお勧めします。

印堂

印堂は眉間の中央の小さなくぼみにあるツボです。

 

押すときは、人差し指や中指の腹を使って押します。力加減は、痛気持ち良いと感じるくらいの力加減がお勧めです。10秒間ほど押しましょう。

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