公開日:2022年 5月 1日
更新日:2022年 5月 9日
本日はムコ多糖症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
ムコ多糖症の原因は、ムコ多糖を分解し貯めるために必要な酵素が欠損していることです。ムコ多糖は体の色々な組織を構成する成分のことです。
ムコ多糖を分解し、貯めるための酵素が欠損している状態は遺伝します。そのため、ムコ多糖症は遺伝によって発症する病気です。
ムコ多糖症には、特徴的な症状があるため、ムコ多糖症かどうかを確認する場合も症状をチェックすることが必要になります。
特に、むくむくした顔つきをしていたり、肝臓や脾臓が大きくなりお腹がふくれていたり、関節が動かしにくかったりするような症状がある場合は、ムコ多糖症の疑いが強くなります。
ムコ多糖症の症状は、特徴的な容貌や骨や眼や肝臓や脾臓の異常です。種類によって症状は少し違いますが、一般的には乳児期から小児期に低身長や多毛、発達の異常が目立ち始めます。
特徴的な容貌では、頭が大きくなり額が突き出ます。さらに、小さい鼻で大きな唇と舌をしていることも特徴です。
ムコ多糖症の種類によっては知的障害が現れることもあります。知的障害は進み続けることもあります。他にも、種類によっては視覚や聴覚に障害が起こることもあります。
ムコ多糖症の改善方法は、酵素を補充する方法や骨髄移植や幹細胞移植です。
一部のムコ多糖症では、改善するために酵素の補充を生涯にわたって続けることがあります。これは、酸素を補充することで、病気が悪くならないようにすることが期待できるためです。
骨髄移植や幹細胞移植で改善に効果が現れる人もいますが、骨髄移植や幹細胞移植は、命の危険や身体障害につながる可能性もあります。
ムコ多糖症の予後は、種類によって違います。ムコ多糖症の種類によっては、通常の寿命まで生きられることもあるのです。
心臓に影響を及ぼすような種類のムコ多糖症の場合は、若い年齢の時に命にも危険が及ぶこともあります。
ムコ多糖症では色々な症状が現れ、症状の現れ方も個人差が大きくあります。
そのまま放っておくと、症状が進む病気のためできるだけ早く専門医に判断してもらい改善に取り組むことで、上手に症状をコントロールすることができることも多いです。