公開日:2022年 4月10日
更新日:2022年 4月24日
本日は解離性同一性障害について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
解離性同一性障害の原因は、大きなストレスやトラウマであると考えられています。幼い頃に虐待を受けていたりいじめられていたりするような背景があることが多いのです。
解離は、辛いことや苦しいことに対して体験しているのは自分ではないと思い込むことでストレスから身を守る行為です。過剰なストレスから自分を守るために自然と行う脳の防御システムのようなものなのです。
全ての人が、過剰なストレスから身を守るための脳の防御システムを持っています。しかし、耐えることができないほどのストレスがかかる環境で育った場合、脳の防御システムがずっと働いたままになってしまうことがあります。
すると、解離性障害や解離性同一性障害の発症につながると考えられているのです。
解離性同一性障害の症状は、交代人格が現れることです。交代人格が現れると、急に本来の人格では行わないような行動をしたり、言わないようなことを言ったりします。
交代人格の存在自体はなんとなく理解している人もいますが、人によっては、交代人格の存在を全く認識していないこともあります。
交代人格が現れているときは、年齢や性別、趣味や好きなものや嫌いなものが本人の人格とは全く違います。多くの場合、本人は交代人格が現れている間のことは覚えていません。
解離性障害では、解離によって自分と自分の体験の記憶が強く結びつきにくくなります。そのため、繰り返し物忘れが起こります。
解離性同一性障害では、発症している人の多くが、普段の自分は食べないような食べ物などを身に覚えのない間に食べていて非常に驚くような経験をしていると言われています。
解離性同一性障害を改善するために大事なことは、医師や専門家と信頼関係をつくることです。解離性障害を発症している人の中には、きちんと話を聞いてもらえずに傷ついた経験のある人も多いです。
そのため、改善を行う上で、本人の症状や訴えを否定したりせず、真剣に聞くことが大事なのです。
また、病気についていろいろな書籍を読んだりテレビを見たりすると影響を受けてしまいすぎてしまうこともあるため、注意が必要です。
周りの人が解離性同一性障害の人に接するときには、極端に突き放したり入り込みすぎたりしないように適度な距離感で接するようにすることが大事です。
解離性同一性障害は、適切に改善を行うことで改善する病気です。改善までに長い時間がかかることもありますが、集中的に適切な集中的改善に取り組むことで、多くの人が非常に良い状態になります。
自分に合った改善方法をきちんと続けることが大事なのです。人によっては、年齢を重ね、経験が増えていくことで、自然に改善に向かう人もいます。
解離性同一性障害は日常生活を送る上でも大きな影響がありますが、希望をもって改善に取り組むことが大事なのです。
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