公開日:2022年 2月18日
更新日:2022年 4月 8日
本日は直腸がんについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
直腸がんは、大腸の一部である直腸に発生した悪性腫瘍のことです。日本人では、大腸がんの中でも直腸がんが非常に多く、大腸がんのうち約4割が直腸がんであると言われています。
成人の場合、大腸は約1.5mあり、盲腸、結腸、直腸に分かれています。直腸は、大腸は約1.5mある大腸の中の肛門の直前にある器官で、ほとんど真っ直ぐの形状をしています。
直腸は、結腸と比べても、太く多くの便をためられる場所です。特に、直腸の中でも太い部分である直腸膨大部は便を溜める働きをしています。
直腸は自律神経によって支配されているため、痛みを感じる神経はなく、異常があっても痛みを感じない部位です。
そのため、出血などの症状が現れても痛みを感じず、発見が遅くなってしまう危険性もあります。出血などの異常がある時には自分で勝手に判断せず。必ず専門医に相談に行きましょう。
直腸がんの原因は、明らかになっていません。
関係していることとして、アルコールやたばこなどがあると言われていますが、はっきりとはわかっていません。また、肥満であったり肉類をたくさん食べたりする人に発症しやすいとも言われていますが、詳しくはわかっていません。
大腸ポリープの一部ががんになることや遺伝によって発症することもあります。そのため、家族に直腸がんや大腸がんの人がいる場合は注意が必要です。
直腸がんの主な症状は、血便や便秘や腹痛、下痢、肛門の痛み、息切れやだるさなどです。便が細くなることも多いです。残便感があったり、腹部の膨満感や疼痛性の痙攣など腹部に不快感を感じたりする症状も現れます。
原因が特にないにもかかわらず体重が減ったり、少し動いただけで極度に疲れを感じたりする場合は、注意が必要です。また、便通の異常や便中の出血などの症状がある場合も直腸がんの可能性があります。
直腸がんの改善方法は、手術や抗癌剤、放射線などです。多くの場合は手術による改善を行います。
直腸は結腸と違って骨盤の中にあります。男性の場合、直腸の前方に膀胱や前立腺、精のうがあります。女性の場合は直腸の前方に腟や子宮、卵巣、膀胱があります。そのため手術を行う時には骨盤の中にある臓器を切るという問題が起きます。
肛門括約筋を温存するかどうかという問題も起きるため、直腸がんを改善するために手術を行うときはがんの程度と肛門括約筋の位置の関係が重要になります。
どのくらい病変が広がっているのかということや体の全体の状態がどうなっているのかによって、人工肛門をつくる場合もあります。
大腸がんの発生と食生活は大きく関わっていると言われています。動物性の高脂肪、高たんぱくに偏った食事は大腸がんのリスクを高くすると言われています。直腸がんの場合は、ビールを摂取することでリスクが上がるとも言われています。
穀物や豆類の繊維食、チーズ、牛乳、魚類の良質の蛋白質をバランスよくとることによって、大腸がんのリスクが下がると言われているため、できるだけバランスの良い食事をすることは非常に大事です。
肉を摂取するときは赤身の肉を選ぶようにしたり、料理方法を工夫したりすることも効果的です。バランスの良い食事を心がけ、低脂肪高繊維の食事に近づけることで、がんの予防にもつながるのです。
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