公開日:2021年 11月 8日
更新日:2021年 11月24日
本日はブランケット症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
ブランケット症候群は発達する過程で起こる正常な気持ちの変化です。大人になっても改善しない場合や大人になってから発症する場合、原因として幼少期に育ってきた影響していることが多いといわれています。
子供は親からの愛情を受け、成長していきますが、共働きで両親ともに忙しい場合や夫婦喧嘩が繰り返される環境にいる場合はじゅうぶんな親の愛情を得ることができず、ブランケット症候群になることがあるのです。
これは、特定のものを親に見立てて常に自分の近くに置き、足りない愛情を補っていると考えられます。この習慣が大人になってもやめられない場合大人になってもブランケット症候群が改善しないのです。
ストレスを抱えていることが原因となることもあります。ストレスを感じやすい人は少しのこと少しのことで強くストレスを感じてしまいます。そのような場合、特定の物を安定剤にすることがあります。
大人になってからブランケット症候群を発症した場合は、ストレスが原因であることが多いのです。
ブランケット症候群の症状は、特定のものを手放すと不安になることや特定のものがないと眠れないことです。
常に持っているものがなくなってしまうと手元に戻るまで何もできないくらい不安でいっぱいになる状態になったり安心して眠ることができない状態になったりするのです。
さらに、ブランケット症候群では、対象物の匂いや感触に強いこだわりがあるという特徴もあります。そのため、対象物の洗濯を嫌がることも多いです。
ブランケット症候群は特に改善を行わなくても成長するとともに自然と改善していきます。しかし、大人になってから発症した場合や大人になっても改善しない場合は改善が必要になることもあります。
大人のブランケット症候群の改善方法は、ストレス解消をすることや執着しているものを変えることです。
好きなことを見つけたり1つのことに集中したりすることでストレスを上手に解消することができれば、気持ちが安定して物に依存する必要がなくなります。
執着しているものを変える方法では、似たようなアイテムに変えて少しずつ慣らしていきます。
執着しているものがブランケットの場合、同じブランドの柄や色が少し違うものに変え、似たようなテイストのブランドに変えるというように少しずつ違うブランケットに変えていくことで改善するきっかけになり自然と執着しなくなるのです。
ブランケット症候群によって日常生活に支障が出ている場合には病院に行くこともお勧めです。
周りにブランケット症候群を発症している人がいる場合、無理にとりあげたり、やめさせようとしたりするとより不安を感じてしまうようになり逆効果です。
そのような場合は、無理に対象物から距離をとるようにするのではなく、見守ってあげることが1番大切です。
ブランケット症候群は原因が強いストレスであることもあります。そのため、ストレスを解消するために、一緒に楽しいことをする時間を作ったり、一緒の趣味を見つけたりすることもお勧めです。
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