公開日:2022年 9月 10日
更新日:2022年 9月 13日
本日はクインケ浮腫について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
クインケ浮腫の原因は、大きく分けて2つの種類があります。遺伝によるものと、後天的なものです。
遺伝が原因の場合は、先天的にC1-INHと呼ばれるたんぱく質が欠けていることが原因です。遺伝が原因の場合は成人期の前に発症することが多いと言われています。
後天的な原因は、薬や毒、食べ物、アレルゲンの暴露などです。原因となる薬には、解熱消炎鎮痛剤やペニシリン、抗生物質、高血圧を改善するために使われる薬や総合感冒薬、副腎皮質ホルモン剤、血液製剤、経口避妊薬などが挙げられます。
さらに、クインケ浮腫の発症には、ストレスも関わっていると言われています。これは、疲れているときに発症することが多いためです。
クインケ浮腫の症状の特徴は、腫れです。腫れの症状は、体のどの部分にでも起こる可能性がありますが、中でも顔に起こることが多く、まぶたや口唇によく見られます。
腫れは夕方から夜間にかけて起きることが多いです。そのため、夕方から夜間に目が腫れた、朝起きたら目が腫れていたなどの症状が多く見られます。症状は、突然発生し、数時間から数日続きます。2~5日間続くことが多いと言われています。
クインケ浮腫によって腫れが起こる部位が鼻から喉にかけての場合、呼吸困難に陥る危険性もあります。呼吸困難に陥ると、息を吸うときに苦しさを感じます。息を吸った時に少しでも苦しい感覚があった場合は、すぐに病院に行きましょう。
クインケ浮腫は、特に改善を行わなくても改善することも多いです。
しかし、症状が続いたり一度症状が改善しても何度も繰り返したりすることもあります。その場合は、抗アレルギー剤を使って改善を行います。抗アレルギー剤を使うことで、アレルギー反応を抑えるのです。
ストレスとも関係しているとされているため、アレルギーへの対策をしたりストレスを溜めないようにすることも改善のために非常に大事です。何度も繰り返す場合は、原因となっているストレスやアレルギーを取り除くことも必要です。
クインケ浮腫では、腫れが強くなる前にピリピリする感覚がするというような予兆が現れることがほとんどです。そのため、予兆を感じた時点で、抗アレルギー薬やトラネキサム酸を使いましょう。
なるべく早く抗アレルギー薬やトラネキサム酸を使うことで、強い症状を予防することができます。
また、ストレスや疲れがたまった時に症状が起こりやすいと言われているため、生活習慣を改めることも症状の予防につながります。ストレスを溜めない生活を心がけ、しっかりと睡眠時間を確保し、質の良い睡眠をしましょう。
・四白
・顴髎
・懸釐
四白の効果は、頬の痛みや顔全体のむくみを改善することです。クインケ浮腫では、顔の腫れが現れることが多いため、四白を刺激することがおすすめです。
四白は、目に関係する問題や目の疲れを和らげる効果や、蓄膿症、顔面の神経麻痺を和らげる効果もあるとされています。
顴髎は、頬の浮腫や歯の痛み、眼精疲労や鼻づまりなどに効果を発揮するツボです。そのため、クインケ浮腫の症状として現れる顔の腫れにも効果が期待できます。
顴髎は、美容の面でもおすすめできるツボです。
懸釐の懸はつり下げるという意味、懸釐の釐はなおすという意味があります。懸釐の効果は、偏頭痛や耳鳴り、めまいなどです。
他にも、肩こりや首こりなどにも効果を発揮するツボです。頭をスッキリさせたいときにおすすめのツボなのです。
四白は、目の玉の真下にあるツボです、頬骨の1番高い場所に左右両方あります。
押すときは、中指を使って押しましょう。押しながら円を描くようにマッサージする方法もおすすめです。
顴髎の場所は、目尻から真下のラインと鼻の下から横のラインが交わる場所です。
押すときは親指を使って押します。ゆっくりと3〜5秒かけて押しましょう。5回ほど繰り返して押すことをお勧めします。
懸釐の場所は、こめかみから頭の頂点に向かって指2本分進んだ場所にあります。
ピンポイントで押すことが難しい場合は、耳の上全体を押すだけでも効果を得ることができます。
11時から21時
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
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