公開日:2021年 2月11日
更新日:2021年 6月 1日
本日は虹彩毛様体炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
虹彩毛様体炎は、虹彩と毛様体が炎症を起こす病気のことです。虹彩と毛様体が炎症を起こすと腫れたり充血したりします。
ぶどう膜の一部分に茶目と呼ばれる部分があります。茶目は眼をのぞいたときに見えるもので、虹彩は茶目と呼ばれる部分のことです。
虹彩から眼の奥につながっていく部分が毛様体です。このどちらかに炎症が起こる病気が虹彩毛様体炎なのです。
虹彩毛様体炎はぶどう膜炎の一種です。そのため、虹彩毛様体炎は前部ぶどう膜炎と呼ばれることもあります。
虹彩毛様体炎という病名は原因から付けられたものではなく、炎症の起こっている部位から付けられたものです。
虹彩毛様体炎は原因によって、細菌やウイルス、真菌などが原因で起きる感染性虹彩毛様体炎や、免疫反応が原因で起きる虹彩毛様体炎など色々な種類があります。
虹彩毛様体炎の原因は色々あります。ウイルスの感染が原因のもの、免疫反応が原因で起きる虹彩毛様体炎などです。中には、はっきりとした原因のわからない一時的なものもあります。
虹彩や毛様体の炎症は肉眼ではわかりにくいです。そのため虹彩毛様体炎が疑われるときには、細隙灯顕微鏡で角膜と水晶体の間の前房水に炎症が原因の濁りがないかどうかを調べます。
同時に原因を明らかにするために、血液や胸部X線などを調べます。
虹彩毛様体炎の症状は、結膜の充血や目の赤みや違和感、視力の低下、目のかすみ、まぶしさ、眼の痛みなどです。
虹彩毛様体炎を発症すると、急に片眼や両眼の球結膜に充血が起こります。自覚症状としては、眼の痛みやまぶしさを感じる、見えにくくなる、眼のかすみなどです。
場合によっては、飛蚊症が現れたり合わせて白内障などの病気が起きたりすることもあります。
虹彩毛様体炎を改善するためには、主にステロイド剤や消炎鎮痛剤を使います。消炎鎮痛剤は、点眼や内服で使用します。
炎症が虹彩毛様体に限られている場合は、副腎皮質ステロイド薬の点眼をして改善を行うことが多いです。炎症が強い場合は、副腎皮質ステロイドを注射や内服で使うこともあります。
虹彩と水晶体がくっついてしまうことを防止するために散瞳薬の点眼も行います。
炎症をそのまま放っておいてしまうと、虹彩と水晶体がくっついて緑内障の原因になることがあります。自覚症状があるときは早めに眼科に行くことをお勧めします。
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