公開日:2019年 12月23日
更新日:2021年 5月 15日
本日は吸玉について解説させていただきます。
海外セレブやオリンピック選手などの間で大流行中の、吸玉(カッピング)。
美意識が高く健康に関心を寄せる幅広い世代の人から支持されています。
球状の器具を使って施術を行う吸玉には、一体どのような歴史的背景や目的があるのか。
また、吸玉を受けた方は、健康被害に遭うことなく、安全に効果を得ることができるのか。
こうした疑問に答えるべく、今回は、吸玉の歴史や目的から効果まで網羅的に解説します。
施術自体は誰もが受けられ、からだの不調を改善するために利用する人がほとんどです。
特に、薬や大がかりな外科手術に抵抗感を示す方にとって、吸玉(カッピング)は自己回復能力を上げる施術方法です。
また、吸玉(カッピング)施術を提供しているのは、針灸院や整骨院、接骨院など多岐にわたります。
主な吸い玉の内容と相場については、下記を参照してください。
院によって、吸玉(カッピング)の費用には差がでます。
局所の場合は1000円~5000円前後が適正な相場金額でしょう。
全身や複数の施術方法を組み合わせた場合は、10,000円~20,000円前後はみておくべきだといえます。
銀座そうぜん鍼灸院では、時間制で30分3000円で行っております!
吸玉の技術、備品も、安心の国産、株式会社医工からご用意しておりますので安心して受けれます。
こちらは実際の銀座そうぜん鍼灸院の吸玉アプローチです。
鍼灸と一緒に受けることもできます。
吸玉(カッピング)の実態について知らない人は、施術内容や費用について不安を感じることもあるでしょう。
しかし、こうした記事内容を見ておけば、健康に気を遣う人たちが身近に受けられる所であることがわかりますね。
近年、健康促進やケガの回復などに効果があるとされ、注目を浴びている吸玉(カッピング)療法は、ハンマー投げのメダリスト・室伏氏も取り入れていたと話題になっています。
そんな吸玉(カッピング)の歴史は古く、現時点で確認できる書物からは、インドや中国をはじめとして、紀元前から存在した概念であることが確認できます。
私たちの住む日本でも、上記の『日本書紀』のほか、平安時代に編集された『医心方』の中で“吸玉(スイフクベ)”という単語は度々登場します。
また、ギリシャでは、紀元前5年頃に使われていたとされる吸玉が国立考古学博物館に展示されており、その歴史の古さがうかがえます。
私たちが生誕するはるか昔から、吸玉の概念は存在していました。
では、その目的とは、一体何だったのでしょうか?
20世紀に入る以前までは、医療技術はさほど発達していませんでした。
そのため、今でこそ回復できる病気も「不治の病」と称されることも少なくなかったのです。
こうした現実に直面した先代の人々は、吸玉による健康促進効果に着目したのでしょう。
皮膚に吸着させた器具の陰圧を利用して血液を集めることで、血流改善を狙い、病気やケガの回復を目指したのです。
結核、HIV/AIDS、ガンなどの難病も、現代においては、早期発見で医療技術を駆使して良くさせることができるようになりましたね。
それでも、慢性的疲労症候群、自律神経失調症、メタボリックシンドロームなど、外科手術や薬物では回復させることの難しい生活習慣病は少なくありません。
あるいは、血流不足によるリベド血管症などの方法は、いまだに確率していませんね。
このような病気やケガの症状を緩和するために、現代においても吸玉の効果が実証され続けています。
医療機関での薬や外科手術だけを頼みの綱とするのではなく、体質改善を見込める吸玉の概念にも着目することで、あなたの病気・ケガを回復するためのヒントが得られるでしょう。
銀座そうぜん鍼灸院で行った過敏性腸症候群の方の吸玉と鍼灸のアプローチ動画をご紹介致します。ぜひご参考ください。
血流が改善されることによって、上記のような症状の解消につながります。
なぜなら、からだの内側で必要な栄養素・酸素が滞りなく運ばれるからです。
慢性的な疲労や倦怠感に悩まされている人は、脳に酸素が巡っていない可能性があります。
やるべきことがあるにもかかわらず、1日中ぼうっとしてしまうのはそのためです。
こうした症状にも吸玉が効果的といえます。
また、肩や肩甲骨のコリ、腰痛や背中の痛みを訴える方は、吸玉によって血流促進効果を得られれば、硬直した筋肉が徐々にやわらかくなる感覚を得られるはずです。
実は、吸玉による血流促進効果がもたらすメリットは、これだけではありません。
寒い季節に限らず、手足のむくみや冷えに悩まされている人も、血行不良が改善されることで基礎代謝が上がるため、からだ中がポカポカと温まります。
まるで運動した後のような感覚を受け、潜在的に感じていたストレスからも解放されます。
そうなれば、睡眠サイクルの乱れや肥満体質も改善し、加齢以外の要因で起こっていた肌荒れ症状も改善しやすくなるのです。
吸玉のメリットは、皮膚表面の血流を改善させることができ、いままで薬や外科手術などでは改善されない症状を緩和できる点です。
医療技術が進歩し数々の難病の改善ができるようになったことは事実ではあるものの、まだまだ回復を約束する方法が確立されていない病気もあります。
先にご紹介したようなリベド血管症などの病気についても、薬物療法や外科手術では回復を見込めない症状が続きます。
吸玉を取り入れることで、こうした回復の見込めない病気に感染した人も、痛みや炎症を軽減できる可能性があります。
つまり、吸玉の存在を知ることで、予後が良くなる見込みが生まれるということです。
なにか1つでも回復の可能性を広げる手段が増えれば、辛い症状で悩まれる方の精神的安定にもつながりますので、想定される吸玉の効果以上の成果が出ることも考えられます。
吸玉を受けた人は、紫色の内出血が残ります。
こちらは早ければ4~5日、遅い人でも10日前後で消えますが、その間は内出血した状態の施術跡が残ってしまいます。
内出血に関しては、施術者に伝えていただければ、内出血ができないように行うことも可能です。
大事な約束を控えている人は、その予定日から2週間程度空けて吸玉を受けることをおすすめします。
血流改善効果が得られることは確かですが、器具の設置跡が丸く残るのは難点。
また、吸玉のやりすぎにより、水疱(みずぶくれ)ができることがあります。
これも施術者に相談していただければ、水疱ができることもありませんので、お気軽に相談ください。
長時間のマッサージや整体施術を受けた直後と同様に、吸玉後に過度な脱力感を覚える患者もいます。
これまでに滞っていた血流が一気に全身を巡るため、その反動でからだの力が入りにくくなるわけです。
そのため、仕事などの用事を済ませる前に吸玉を受けるのはNG。
からだは軽くなりますが、リラックス効果から強烈な眠気を感じることもあるので、予定をすべて終わらせた後で施術を受けにいきましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は、吸玉(カッピング)の歴史や目的から効果までを解説しました。
太古の昔から浸透していた吸玉の概念は、現在においても、私たちの健康を支える大切なメソッドです。
吸玉で得られる体質改善効果は多岐にわたり、あきらめかけていた原因不明の不調を解消することも不可能ではありません。
ただし、吸玉の施術後に生じる脱力感や眠気には十分に注意してください。
特に多忙な毎日を送っている人は、隙間時間でセラピーの予約を入れがちでしょう。
吸玉に限っては、完全にフリーな日の施術をおすすめします。
吸い玉のあとは、少し熱めの湯船に浸かる、もしくはストレッチを入念に行うなどしていただければ、だるさもありませんのでご安心ください。
本記事内でご紹介した吸玉の知識をもとに、みなさんもセラピーを受けてみては…?
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