多発性筋炎の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 10月23日

更新日:2023年  8月 1日

本日は多発性筋炎について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 多発性筋炎とは
  • 多発性筋炎の原因
  • 多発性筋炎の症状
  • 多発性筋炎の改善方法
  • 多発性筋炎のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

多発性筋炎は、膠原病の一種

多発性筋炎は、膠原病の一種で、筋肉にいろいろな症状が現れる病気です。多発筋炎と呼ばれることもあります。

 

多発性筋炎で現れる症状に加えて皮膚の症状が現れることもあります。特徴的な皮膚の症状がある場合、皮膚筋炎と言います。

 

多発性筋炎も皮膚筋炎も、膠原病の中では、関節リウマチと全身性エリテマトーデスの次に発症している人が多い病気であると言われています。

 

多発性筋炎も皮膚筋炎も、筋肉と皮膚の症状だけでなく、いろいろな症状が現れます。特に関節痛は起こることが多いです。

 

発症する年齢は中年が1番多く、5〜14歳にも小さな発症のピークがあるとされています。

多発性筋炎の原因は、免疫が自分の皮膚や筋肉を攻撃すること

多発性筋炎の原因は、免疫が自分自身の皮膚や筋肉を攻撃してしまっていることです。

 

免疫が自分自身を攻撃してしまう理由は分かっていません。今のところ、生まれ持った体質に外的な要因が重なることで発症すると考えられています。

多発性筋炎は、の正確な原因は完全に解明されていないため、以下は現在の理解と研究に基づいた原因です。

 

1. 自己免疫応答

多発性筋炎は、自己免疫系が誤って健康な筋肉組織を攻撃することで起こることが多いです。自己免疫系は本来、体を病気や感染から守るべきなのですが、なぜか誤って自身の体組織を攻撃することがあります。この異常な反応によって筋肉の炎症と損傷が引き起こされることがあります。

 

2. 遺伝的要素

一部の研究は、多発性筋炎には遺伝的な側面があることを示しています。特定の遺伝子がこの病気の発症リスクを高める可能性があるため、家族内で同じような疾患が見られることがあると言われています。

 

3. 環境的要因

ウイルスや細菌といった感染症が多発性筋炎の発症に影響を与える可能性も指摘されています。特定の感染症が免疫系の誤作動を引き起こすトリガーになることがあると考えられています。

 

4. 薬剤や改善の副作用

ある種の薬剤や改善が多発性筋炎の発症を引き起こす可能性があります。これには、特定の抗生物質や免疫抑制薬、薬などが含まれることがあるとされています。

 

5. ホルモンや生活習慣の影響

ホルモンバランスの変動や不健康な生活習慣が、多発性筋炎の発症に影響を与える可能性もあります。これには、ストレスや過剰な飲酒、喫煙などの要素が絡むことがあります。

多発性筋炎の症状は倦怠感や疲労感、筋肉の疲れやすさなど

多発性筋炎の症状は、倦怠感や疲労感、食欲不振、筋肉の力の入りにくさや疲れやすさ、筋肉の痛みです。場合によっては発熱が見られることもあります。他にもいろいろな症状が現れることがあります。

 

皮膚筋炎の場合は、皮膚の症状も現れます。現れる症状で目立つものは顔の紅い皮疹で、むくみのある紅い皮疹が眼瞼に現れます。他にも、鼻唇溝、頭皮などにも紅斑が現れることがあります。

 

手指の関節の背側の表面にがさがさの盛り上がった紅斑が起きたり肘関節や膝関節外側のがさがさした紅斑が起きたりすることも特徴的な症状です。皮膚の症状は痒みがあることがほとんどで、多くの場合は最初の段階で痒みが現れます。

 

症状は人によって様々で、筋肉の症状がほとんどなく皮膚の症状だけ現れることもあります。筋肉の症状は少しずつ現れます。筋力の低下は、身体に近い筋肉に現れやすいです。

 

腕の筋力が下がると、洗濯物を干すなどの高い場所に物を上げる動作をするとき腕が上げにくくなります。太ももの筋力が下がると、階段を昇るのが難しくなります。首の筋力が下がると、頭を枕から持ち上げることが難しくなります。

 

喉の筋力が下がると、食べ物が飲み込みにくくなったり、むせたり、話しにくくなったりすることもあります。食べ物が気管に入りやすくなるため、肺炎が起きることもあります。

 

非常に珍しいケースですが、心臓の筋肉も傷つくことがあります。その場合は不整脈や心不全症状が起きることもあります。皮膚の症状と筋肉の症状以外にも、関節の痛みや腫れなどの関節症状が現れることもあります。

 

多発性筋炎で現れる症状は人によって様々なのです。

多発性筋炎は筋肉の炎症と弱化が特徴的で、全身の筋肉に影響を及ぼす可能性があります。以下はこの病気の主な症状と、それに関連するいくつかの要因についての詳細です。

 

1. 筋力の低下

段階的な筋肉の弱化: 多発性筋炎は通常、ゆっくりとした進行性の筋力低下を引き起こします。特に大腿部や上腕部などの近位筋肉に影響を及ぼすことが多いです。

体の両側の筋肉に影響: この疾患はしばしば体の両側に影響を及ぼします。つまり、両方の腕や両方の脚に同時に症状が現れることが一般的です。

2. 疲労感と痛み

筋肉の疲労: 日常的な活動で疲れやすく感じることが一般的です。

筋肉痛: 一部では筋肉の痛みや不快感を経験することがあります。

3. 飲食と嚥下の困難

嚥下障害: 咽頭や食道の筋肉に影響を受けると、食べ物や液体の摂取が困難になる場合があります。

4. 呼吸困難

呼吸筋の影響: 肺を動かす筋肉が弱くなると、呼吸が困難になることがあります。

5. 関連する疾患や症状

皮膚の変化: 一部では、皮膚に赤みや発疹などの変化が見られることがあります。これは特に多発性筋炎と関連する別の疾患である皮膚筋炎の特徴です。

関節痛: 筋肉だけでなく、関節にも影響を及ぼすことがあります。

6. 心臓への影響

心筋炎: まれに心筋に炎症が起きることがあり、心臓のリズムや機能に影響を及ぼす可能性があります。

多発性筋炎の主な改善方法は、薬

多発性筋炎の主な改善方法は、薬です。ただし、人によって症状が様々であるため、改善方法も人によって様々です。改善のために使われることが多い薬は、副腎皮質ステロイド薬です。

 

日常生活では、安静にすることが必要です。しかし、回復が始まった後はリハビリも必要になります。皮膚の症状がある場合は、日光などを避け、できるだけ紫外線にあたらないように生活をすることも必要です。

 

皮膚症状だけの場合には、局所ステロイド薬で改善を行うことが多いです。

1. 免疫抑制薬

ステロイド: 初期には、通常プレドニゾンなどのステロイド薬が処方されます。これらは筋肉の炎症を抑制し、症状を改善するのに効果的です。

免疫抑制剤: ステロイド治療の副作用を減らすため、またはステロイドだけでは効果が不十分な場合に、アザチオプリンやメトトレキサートなどの免疫抑制剤が追加されることがあります。

2. リハビリテーション

リハビリテーション: 筋肉の強度と機能を改善するための専門的なリハビリテーションが重要です。個別のニーズに合わせたエクササイズプログラムが作成されます。

3. 飲食管理

栄養指導: 嚥下困難の場合、専門の栄養士と協力して、適切な飲食計画を立てることが重要です。

4. 生活習慣の改善

喫煙と飲酒の制限: 健康的な生活習慣の促進として、喫煙と飲酒の制限が勧められることがあります。

5. 心臓や肺への対策

心臓のモニタリング: 心臓に影響がある場合、心臓専門医による改善が必要になることもあります。

呼吸器の改善: 呼吸筋が弱くなると、呼吸器の改善が必要になることがあるため、専門家との連携が重要です。

6. 心理的サポート

カウンセリングとサポート: 病気の精神的な側面も重要であり、カウンセリングやサポートグループが本人と家族に提供されることがあります。

副腎皮質ステロイド薬の効果

抗炎症作用: ステロイド薬は炎症を抑制する作用があります。これは、免疫応答の一部となる白血球の働きを抑えることにより、炎症反応を減少させるためです。

免疫抑制作用: ステロイド薬は免疫系の反応を抑制します。これは自己免疫の病気の改善や、移植手術後の拒絶反応の予防に役立ちます。

抗アレルギー作用: アレルギー反応によって引き起こされる炎症を抑制します。

水分・電解質調節作用: ソルタンバランスと体内の水分量を調整する役割も果たします。

使用目的

ステロイド薬の抗炎症、免疫抑制などの効果は、以下のような多岐にわたる分野で利用されます。

 

関節リウマチ: 関節の炎症を抑制し、関節の痛みや腫れを和らげます。

喘息: 気道の炎症を抑制し、喘息の発作を予防します。

慢性閉塞性肺の病気: 気道の炎症を減少させることで呼吸を改善します。

多発性硬化症などの自己免疫の病気: 自己免疫反応を抑制し、病状の進行を遅らせます。

腎臓の病気: 腎臓における炎症反応を抑えます。

移植後の拒絶反応の予防: 移植臓器への拒絶反応を抑制するために使用されます。

皮膚の炎症: アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎など、皮膚の炎症を改善します。

注意点

ステロイド薬は強力な効果がある一方で、長期間の使用や大量投与は副作用を引き起こす可能性があります。これには、骨粗鬆症、糖尿病、高血圧、胃潰瘍、眼の障害(白内障、緑内障)などがあります。

 

そのため、ステロイド薬は医師の指示に従って適切に使用する必要があり、急に中止すると副腎不全を引き起こす可能性があるため、徐々に減量していくことが一般的です。

合併症に注意する

多発性筋炎は他の病気を合わせて起こすこともあります。中でも、間質性肺炎と悪性腫瘍には特に注意が必要です。

 

間質性肺炎は、自己免疫が自分自身の肺を攻撃することによって起こる肺炎です。特に、筋肉の症状があまりなく皮膚の症状が強い皮膚筋炎の場合は、間質性肺炎の進むスピードが非常に速いことが多いため注意が必要なのです。

 

皮膚筋炎が起こった時、悪性腫瘍が起こることが多いです。

 

合併症は、多発性筋炎や皮膚筋炎を発症して改善した後に見つかることもあるため、改善してからも定期的に調べることをお勧めします。

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