公開日:2021年 10月23日
更新日:2021年 10月28日
本日は多発性筋炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
多発性筋炎の原因は、免疫が自分自身の皮膚や筋肉を攻撃してしまっていることです。
免疫が自分自身を攻撃してしまう理由は分かっていません。今のところ、生まれ持った体質に外的な要因が重なることで発症すると考えられています。
多発性筋炎の症状は、倦怠感や疲労感、食欲不振、筋肉の力の入りにくさや疲れやすさ、筋肉の痛みです。場合によっては発熱が見られることもあります。他にもいろいろな症状が現れることがあります。
皮膚筋炎の場合は、皮膚の症状も現れます。現れる症状で目立つものは顔の紅い皮疹で、むくみのある紅い皮疹が眼瞼に現れます。他にも、鼻唇溝、頭皮などにも紅斑が現れることがあります。
手指の関節の背側の表面にがさがさの盛り上がった紅斑が起きたり肘関節や膝関節外側のがさがさした紅斑が起きたりすることも特徴的な症状です。皮膚の症状は痒みがあることがほとんどで、多くの場合は最初の段階で痒みが現れます。
症状は人によって様々で、筋肉の症状がほとんどなく皮膚の症状だけ現れることもあります。筋肉の症状は少しずつ現れます。筋力の低下は、身体に近い筋肉に現れやすいです。
腕の筋力が下がると、洗濯物を干すなどの高い場所に物を上げる動作をするとき腕が上げにくくなります。太ももの筋力が下がると、階段を昇るのが難しくなります。首の筋力が下がると、頭を枕から持ち上げることが難しくなります。
喉の筋力が下がると、食べ物が飲み込みにくくなったり、むせたり、話しにくくなったりすることもあります。食べ物が気管に入りやすくなるため、肺炎が起きることもあります。
非常に珍しいケースですが、心臓の筋肉も傷つくことがあります。その場合は不整脈や心不全症状が起きることもあります。皮膚の症状と筋肉の症状以外にも、関節の痛みや腫れなどの関節症状が現れることもあります。
多発性筋炎で現れる症状は人によって様々なのです。
多発性筋炎の主な改善方法は、薬です。ただし、人によって症状が様々であるため、改善方法も人によって様々です。改善のために使われることが多い薬は、副腎皮質ステロイド薬です。
日常生活では、安静にすることが必要です。しかし、回復が始まった後はリハビリも必要になります。皮膚の症状がある場合は、日光などを避け、できるだけ紫外線にあたらないように生活をすることも必要です。
皮膚症状だけの場合には、局所ステロイド薬で改善を行うことが多いです。
多発性筋炎は他の病気を合わせて起こすこともあります。中でも、間質性肺炎と悪性腫瘍には特に注意が必要です。
間質性肺炎は、自己免疫が自分自身の肺を攻撃することによって起こる肺炎です。特に、筋肉の症状があまりなく皮膚の症状が強い皮膚筋炎の場合は、間質性肺炎の進むスピードが非常に速いことが多いため注意が必要なのです。
皮膚筋炎が起こった時、悪性腫瘍が起こることが多いです。
合併症は、多発性筋炎や皮膚筋炎を発症して改善した後に見つかることもあるため、改善してからも定期的に調べることをお勧めします。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始