公開日:2022年 1月 8日
更新日:2022年 2月24日
本日は芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症の原因は、遺伝子の変異です。芳香族アミノ酸脱炭酸酵素をコードしている遺伝子が変異することで、酵素の働きが悪くなり、ドーパミンやセトロニンが欠乏してしまうのです。
遺伝によって発症する病気で、遺伝形式は常染色体劣性遺伝です。
芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症の主な症状は、精神的な発達の遅れや運動の発達の遅れです。運動の発達が遅れることで体の動きが悪くなるジストニアも現れます。
このような症状は、神経伝達物質であるドーパミンとセロトニンが欠乏することによって現れます。
芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症の改善方法は、遺伝子を使った方法です。遺伝子による改善が非常に効果を発揮するとされています。
他にも薬を使って改善が行われることもあります。主に、ドパミンの作用を強くするための薬やドパミンやセロトニンの分解を抑えるための薬が使われています。補酵素のビタミンB6も改善のためによく使われます。
しかし、今のところ薬による改善方法ではあまり効果が見られていません。
芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症では、根本的な改善にはあまり効果を発揮しなくても症状を抑えるために薬を使うことが多いです。その場合、薬をやめてしまうと、数日でジストニアの症状が現れることがほとんどです。
薬はきちんと飲みましょう。早く改善を始めることで予後も良好であると言われているため、早くから改善に取り組み、きちんと改善を行うことが大事なのです。
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