公開日:2022年 1月23日
更新日:2022年 3月 2日
本日は外耳炎について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
外耳炎の原因は、細菌や真菌へ感染することです。
通常外耳道の皮膚にはバリア機能があります。そのため、感染を起こすことはありません。しかし、過剰に耳掃除を行なったり、耳の中を触ったりすることで、外耳道の皮膚に傷がつくと、細菌などが入り込み感染を起してしまうのです。
特にアレルギーなどがあり耳が痒くなりやすい人は注意が必要です。他にも外耳炎を起こす要因には、海水浴やプールなどで耳に水がはいることやヘアスプレーや毛染め剤などの刺激を受けたりすることなども考えられます。
過剰に耳掃除をすることや耳に傷のある状態で海水浴をしたりプールに入ったりすること、長い時間連続してイヤホンを使うことなどは外耳炎につながりやすいため注意が必要です。
外耳炎の症状は、耳の痛みやかゆみです。赤みが現れたり、耳垂れなどの分泌物が出てくることもあります。
外耳道の腫れが強くなると、難聴が起こることもあります。強い腫れの症状がある場合、夜眠れないなどということを訴える人もいます。
真菌に感染することが原因で外耳炎を発症した場合、より強いかゆみが現れます。
外耳炎の改善方法は、薬です。点耳薬や内服薬、抗生物質などを使います。膿などがある場合は、膿を取り除いた後に薬を使って改善を行います。
場合によっては、抗菌剤やかゆみ止めなどをつかうこともあります。
症状が軽い場合は、外耳道の耳あかや耳だれなどの分泌物を取り除くだけで改善することもあります。
外耳炎を予防するには耳かきをしすぎないことが大事です。耳かきを行う頻度としては、月に1回程度がおすすめです。
行う時には強く引っかかないように注意し、耳の穴から1センチくらいの深さで行うとよいでしょう。耳の穴から1センチくらいの深さより奥は、皮膚が非常に傷つきやすいため、外耳炎のリスクが高まります。
イヤホンを長い時間使うことを避けることやヘアスプレーが耳に入らないように気をつけて使うことも外耳炎を予防することにつながります。症状が現れている時には、プールやお風呂などで潜らないことも大事です。
・翳風
・耳門
・完骨
翳風は、外耳道が化膿して痛みを感じるときに有効なツボです。
さらに、翳風は、全身の気の流れを良くし、水分を代謝して血流を改善する効果があります。そのため、クマやくすみ、顔のむくみを改善することにも効果的です。他にも、頭痛や肩こりにも使われることがあります。
耳門は、水分を調整したり、老廃物を外に出したりする働きがあります。そのため、浮腫に効果を発揮します。老廃物を外に出す効果によって、耳門を刺激することでリンパの流れが良くなるのです。
他にも、耳鳴りや眩暈にも有効です。
完骨は、不眠や頭痛、めまい、眼精疲労、顔のむくみ、肩こりなどに有効なツボです。内臓への血流を良くする働きもあるため、副交感神経を整える効果も期待できます。
さらに、顔の周辺の血流も良くします。そのため、吹き出物など顔の周辺のトラブルに対しても効果を発揮します。
翳風の場所は、耳の後ろのくぼみです。
押すときは、優しく押すことが大事です。強く押しすぎると、症状が悪化してしまう可能性もあるため、注意してください。
めまいが起こりやすい人は、翳風を押すことを習慣にすることで、予防効果も期待できます。
耳門の場所は、耳の穴の前の出っ張った軟骨の少し上にあるくぼみです。探すときは、軽く押さえてみるとわかりやすいです。押さえた時脈打つところを探しましょう。
ツボを指圧することはもちろんお勧めですが、耳を軽く回して刺激する方法もお勧めです。
完骨の場所は、両耳の後ろにある出っ張った骨の下の端です。そこから約1cm下の内側に少しずれたところの髪の毛の生え際のへこみにあります。
押すときは、親指を使います。イメージとしては、ゆっくり上に押し上げるようなイメージで押すと良いでしょう。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始