公開日:2019年 12月23日
更新日:2021年 5月 15日
本日は慢性疲労症候群について解説させていただきます。
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
慢性疲労症候群とは、異常が認められない状況で、激しい頭痛・筋肉痛・肩こり・重度の疲労感などで日常生活がままならない状況が長期間にわたって続く病気で、その原因は明確には定義されていません。
人にもよりますが、症状は程度が重く、日常生活に支障のでる場合が圧倒的に多くをしめます。
日本人のうち、慢性疲労症候群を訴えるのは200人に1人。
肉体の免疫機能が低下し、細菌感染したことによるものなのか、精神的なダメージを追っていることでなのか、医療機関でもハッキリとした答えを提示されることはありません。
非常に低確率で認められますが、我慢を続けてしまうと、後にうつ病を併発する可能性の高い病気です。
そこで今回は、慢性疲労症候群の諸症状と回復に向けた取り組みについて解説します。
自覚症状は、主に頭痛や各部位の筋肉の凝り・関節痛、重くなるとそれに伴う吐き気。
加えて、こうした肉体的なものに限らず、思考力の低下・記憶力の鈍りなどを訴えるようになります。
この状況が長期間続くと心身ともに徐々に疲弊し、人並みの私生活を送ることも、会社に行くこともできず、寝たきりになってしまう人もいます。
また、睡眠をきちんととっているにもかかわらず、すっきり眠れた感じがせず、貧血、突発的なめまい・立ちくらみ、偏頭痛を引き起こすケースもあります。
上記の項目の内、6割~7割程度当てはまる人は、慢性疲労症候群である可能性が高く、早期に医療機関にいくべきです。
しかしその際、慢性疲労症候群への知見がない個人医院に行っても、病気を見逃してしまうケースが多いので比較的設備の整った大学病院にいくことをおすすめします。
ようするに慢性疲労症候群は不定愁訴の一種だともいえます。
精神的にも肉体的にもストレスが蓄積されキャパを超えてしまうのが主な原因ととらえられるため、人によって自覚症状のバラつきが大きいです。それゆえ、確実な改善方法をもたないという考えが最も有力です。
細菌感染などが原因の病気は、基本的に身体をみて病状の把握をしていきます。
それに比べて、慢性疲労症候群のような原因の特定が難しい病気は、体機能のどこにも異常が確認できないケースが多いので、申告ベースでしか改善方法の検討ができません。正直な申告が鍵となっていきます。
クライアントの都合に振り回されることの多い仕事に就いてからというもの、自分の時間を確保することが出来なくなり、睡眠時間は確保出来ているものの毎朝疲れが取れません。
リフレッシュがてらマッサージに行くのですが、そこでもクライアントからの連絡が来たりすると、一瞬たりとも気が抜けない状況下です。
気づけばなんとなく体調が悪く寝込むことも多くなり、肩こり・頭痛・貧血・吐き気などを頻発するように。
上記に記載したように、日頃から気が抜けない環境下に置かれている方の場合、長期間にわたって疲労感が抜けず、悩んでいるケースが多いです。
不定愁訴を疑い、症状を細かくカウンセリングし、慢性疲労症候群の判断結果へと導きます。
こうした判断の方法の確立を可能とする医療機器の開発に奮闘し、どこの病院に行ってもカウンセリングによって慢性疲労症候群と判明するように努めている研究チームがあります。
現段階で100パーセント回復を約束することはできませんが、医療技術の革新が起こり続ける日本だからこそ、回復の兆しを見せることが可能なのではないでしょうか。
30代男性
3年ほど前から
1.仕事のノルマがきつくなってから
2.うつ症状で心療内科に通い始めてから
骨には異常なし、筋弛緩薬も効果なし
心療内科では、デパス、マイスリーをもらう。
慢性疲労に効く漢方を2種類買って飲むが、あまり変わらず。
鍼灸も3院試したが、回復せず。
気孔道場に通っている
友人の紹介
カウンセリングをしたところ、首と腰の深層筋の筋緊張が慢性疲労を生み出しているとわかりました。
特に首コリから来る※脳血流障害型うつ病の要素が強いと判断しました。
※脳血流障害型うつ病…脳の血流低下による脳機能の障害により起こるうつ病
慢性疲労性症候群の場合、大きく3つに分けられます。
慢性疲労性症候群の原因
以下のポイントを施術していきます。
下記の動画は実際の施術風景です。
慢性疲労性症候群によく使われるツボをご紹介します。
この方の場合は首の深層筋の凝りが一番の要因でした。
慢性疲労性症候群の原因は人によって様々で非常に多岐に渡ります。
私が対応した利用者様も精神的要因のケースが多くを占めています。
薬の副作用が強く出ている方が特に多く、当初の悩みがなんなのかわからなくなっている方がいます。
慢性疲労性症候群と判断をうけた方のケース
薬の副作用を、別の薬で補うことや、人間関係の要因が大きいケースがほとんどでした。
私からアドバイスは二つ
2ヶ月10回の鍼灸で、慢性的な疲労感は感じなくなったとのこと。
仕事の量により体調の変動があるため、辛いときのみ鍼灸を受けることを指導しました。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始