公開日:2019年 12月23日
更新日:2021年 5月 15日
今日は不定愁訴について解説させていただきます。
明確な病気と言われたわけではないのに心身の不調を感じる際は、不定愁訴の疑いアリ。
なんとなく体がだるくて頭も重いという自覚症状をはじめ、精神的にもどこか喜怒哀楽の波が激しくなります。
こうした不定愁訴の症状は、医者からみて病名を定めることが難しいのも特徴の1つです。
多くの場合は、自律神経失調症・躁うつといわれ、主張(思い込み)による根拠のない病気ととらえられます。
とはいえ、実際に不定愁訴に悩む人は少なくありません。
また、成人男女だけでなく、子どもでも同病を発症することがあります。
考えられる限りの病気をあぶり出し、改善に向けた方法を早期に試していかなければなりませんね。
子どもの不定愁訴に気づいているご両親は、どの程度いるのでしょうか。
感情をむき出しにして反抗的な態度をとったり、口癖のように「だるい」と言い始めたら、不定愁訴の心配をしてあげてください。
「わが子も、ついに反抗期に入ったのだろう…」なんて軽い考えを持っていると、症状はどんどん悪化してしまいます。
日中の活動的な時間帯にもかかわらず、子どもが遊びたがらないのなら要注意です。
心身を病み、言い様のない倦怠感・眠気に見舞われている可能性が高く、放置しておくと自律神経失調症・躁うつに発展してしまうケースがあります。
食欲不振も合わせて注視しておき、異常が起こっているようならすぐに医療機関を受診しましょう。
大人の不定愁訴の症状も、上記でご紹介したとおりになります。
では、その原因はどこにあるのでしょうか。
独特の倦怠感や眠気は、人並みの日常生活を送る上でも障害となります。
子どもから大人まで体質改善が必要な人の特徴は、大きく分けて6種類あります。
あなたの当てはまるタイプ別に、不快症状を軽減する方法を探りましょう。
夜眠る前に必ずスマホチェックをしている人は、不定愁訴を起こしやすくなります。
私たちの利用する通信機器類からは、多かれ少なかれ、ブルーライトが発せられます。
この青い光は、紫外線と同等の刺激物であり、眼精疲労を招く要因。
また、ブルーライトを長時間浴び続けることにより、睡眠障害を引き起こします。
ベッドに入ってからスマホを眺め続けていたら、何だか頭が冴えてしまった…。
この現象が起こるのは、睡眠導入に必要なメラトニンというホルモンが減少するからです。
こうして寝不足になることで、自律神経の働きを損ねて不定愁訴の症状がでます。
太陽光を浴びることで、人間の体内におけるビタミンDの生成が活発化します。
これは心身の健康維持のために必要な習慣であり、記憶力を高める作用もあるのです。
暑いからといって、太陽の下で過ごす時間をとらなければ、細胞は老化の一途を辿ります。
自覚症状のでる頃には、すでに不定愁訴を発症しているでしょう。
子どもから大人まで、自分の中に湧いた喜怒哀楽の感情を押し殺してしまう人がいますね。
そのような性格傾向をもつ場合、精神的なストレスが原因で不定愁訴になることも。
時には、自分の口から意見を発することも大切です。
あるいは、ストレスを発散できる趣味をもつことで、精神的な負担も軽減されるでしょう。
感情の抑制が癖になっている人は、置かれている環境を一新するのも有効な方法です。
ストレスを医学的に改善するのは難しいので、セルフケアをマメに行いましょう。
不定愁訴による心身の不調は、原因を1つに特定するのが難しい病気といえます。
だからといって、医学的な方法では症状がまったく改善しないわけでもありません。
例えば、全身に倦怠感が出ている場合は、まず睡眠不足や自律神経からくるものと疑いをかけます。続いて、申告ベースで調べ、血液に異常がないかどうかを確かめます。
この時点で不定愁訴の原因を特定できることもあるので、その場合は症状の改善に適した薬の使用がなされるわけです。
体のどこにも異常はないのに、様々な不調を訴える方もいます。その場合は、精神科でカウンセリングを受けることになります。
ストレスによって体に不調を来す可能性は十分にありますから、うつ病や自律神経失調症から早期回復するための施術を行います。
不定愁訴の症状がでている人の中には、過去に自閉症などの心の病で、メンタルケアをおろそかにしたことが原因で体の不調に苦しんでいる場合があります。
これまでの病気の有無を聞かれた際には、正直に申告することで、より適切なアプローチを教えてもらうことができます。
不定愁訴の定義は、明確な原因がないのに、体の不調を訴えることです。
現代医学では、不定愁訴の原因はわかりません。
一方、東洋医学では不定愁訴という考え方、概念はありません。
それは、体の不調のサインを見つけて、アプローチポイントを見つけるためです。
体の不調のサインは数多くあります。
一般的なサインは、各関節の可動性が悪くなるケースです。
肩の関節の場合、バンザイをしてみてください。
本来、バンザイをすると肩の筋肉は縮むため、スムーズに上げれるはずです。
不定愁訴や原因不明の肩こりで悩まれる方は、バンザイができません。
バンザイをすると、肩の関節や付け根が異常に痛みます。
これは、体の構造が悪くなっている証拠です。
具体的は、体の連動の不具合です。
不定愁訴の鍼灸を数多く対応してきて感じるのは、2つの原因に絞られます。
鍼灸の考えでは、体が良くなれば、環境や精神の問題でも、必ず症状は落ち着きます。
早期の回復を狙って、デパスなど依存性の強い薬に手を出すと、そのまま飲み続けなければ生活できなくなります。
当院にも、デパスを辞めれない方は非常に多いですし、結果として回復しないケースがほとんどです。
鍼灸の効果が出始めるまでの目安期間は症状によって差がでますが、一般には1~3ヶ月ほどといわれています。
原因が分かれば、4回ほどの鍼灸で回復可能です。
一方で、冷え性や胃腸機能の低下など、からだの内側からの体質改善を望む場合、効果が出始まで一か月ほどかかります。
30代女性 会社員
腕が一日中しびれていた、慢性疲労の改善
ホームページをみて
以前、腕のしびれで来院されていた30代女性Uさんは、治ってから半年以上たちますが再発はしておらず、たいへん喜んでいました。
Uさんには、以前から慢性疲労症候群に似た症状があり、こちらの症状でも苦労されていました。慢性疲労症候群の診断は受けていませんでしたが常に疲れを感じていることや、休日は体が動かず、家事が出来ない状態が続いていました。
腕のしびれが回復されたとき、「慢性疲労も治したい」との要望で月1回の鍼灸を続けていました。
その後、Uさんの一番の悩みだった「休日はからだが動かせず、家でずっと寝ている状態はほとんどなくなりました。
定期通院から2ヶ月がたち、来院されたUさんはよりいっそう元気になっていました。Uさんに聞いたところ、ビックリするようなことが起きたそうです。
Uさん「2年前のピロリ箘の後から始まった、慢性の下痢が治りました!体も以前よりも疲れにくくなり、今ヨガに通っています!体が軽くて、普通に戻ったかんじです!」
鍼灸は体に刺激を与え、超回復を促す鍼灸方法です。Uさんの体は鍼灸に素直な体でした。いつも思うのですが、利用者がどんどん変化される姿をみると、鍼灸の神秘と力に驚かされます。Uさんがよく言われる言葉があります。
Uさん「鍼灸を受けるなんてなんて考えつかなかった。腕のしびれがなかったら、鍼灸は絶対受けてない。」
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