公開日:2021年 11月23日
更新日:2024年 8月15日
本日は産褥期精神病について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
産褥精神病の原因についてははっきりとしたことは明らかになっていません。
今のところ、双極性障害を発症したことがあることや家族歴が関係すると言われていますが、明らかにはなっていません。
産褥精神病の主な症状は、精神的な興奮や錯乱、まとまりのない言動などです。症状の程度や現れる症状、現れる時期は人によって違います。
多くの場合、産後1か月以内に妄想や幻覚が現れ、興奮状態になり、錯乱を起こします。場合によっては産後3日ほどで不眠や気分の変動などの症状が現れることもあります。
妄想が現れると、抑うつ状態になり、食事ができなくなったり赤ちゃんの世話ができなくなったりすることもあります。症状の程度が重いと、自殺の危険や赤ちゃんや家族を傷つけてしまう危険もあります。
出産した後は、母親の育児に対する不安が最も強い時期です。そのため、子育てに自信が持てないことや育児の方法がわからないということを不安を感じる人が多いです。
育児に対する不安や育児が難しいという状況は、いろいろな要因によって強くなる可能性も十分にあります。育児では周りのサポートが非常に重要です。
・合谷
・百会
・内関
合谷を刺激することは、自律神経の乱れを正しい状態に戻す効果があります。
産褥期精神病は、興奮状態になったり抗うつ状態になったりします。合谷によってストレスによって乱れた気持ちを落ち着かせることで、産褥期精神病の症状の改善につながるのです。
百会を刺激することは、自律神経の働きを整える効果があります。そのため、産褥期精神病の症状として現れる興奮状態などを和らげる効果が期待できます。
興奮したり抗うつ状態になって眠れない場合におすすめのツボです。
内関を刺激することは、精神的にリラックスさせる効果があります。そのため、産褥期精神病の症状によって眠れなかったり、過剰に不安感を感じたり、イライラしたりしたとき、気分を和らげる効果が期待できます。
他にも、内関は乗り物酔いに効果的で、乗り物酔いによって現れる吐き気なども和らげてくれるツボです。
合谷の場所は、手の甲側の親指と人さし指の骨の分かれ目です。
押すときは、親指を使って押します。押すときの力加減は気持ちいいと感じる強さがお勧めです。少し強めでも良いです。両方の手の合谷を約30回押してもみましょう。
百会は頭の頂点にあるツボで、両耳を結んだ線と鼻から上に通る線が交わっているところに位置します。
押すときは、両手の中指を使い気持ちいいと感じるくらいの強さで押します。押して刺激をすることも良いですが、お灸を行うこともおすすめです。
内関は手首を曲げたときできるシワから指3本分、肘側に進んだところに位置します。
押すときは、親指で気持ち良いと感じるくらいの力加減で押します。ツボの周りに広く圧力を加えるようなイメージで押すと良いでしょう。
11時から21時
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始