公開日:2023年 1月 3日
更新日:2023年 1月17日
本日は胎児性アルコール症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
胎児性アルコール症候群の原因は、妊娠中の過剰な飲酒です。子宮の中でアルコール曝露が起きることによって発症するのです。
程度の軽いアルコールの摂取では徴候はそれほど重くはなく、部分的にしか発現しないこともあります。
胎児性アルコール症候群の症状は、子供に小さな目や薄い上唇などの特徴的な顔つきが現れることや認知障害や知的障害などの成長の障害や中枢神経系の障害が起きることです。
生まれた時から低身長や小頭症や小眼球症、眼瞼裂短小、内眼角贅皮、顔面中央部の矮小または扁平、平坦で長い人中や薄い上唇、小顎、異常な手掌紋,心奇形,関節拘縮がなども見られることがあります。
他にも、学習や記憶、注意の持続やコミュニケーション、見ることや聞くことなどにおいて問題がみられることもあります。
胎児性アルコール症候群の改善方法はありません。できることとしては、適切な刺激を与えて養育環境を整えることなどが重要であると言われています。また、胎児性アルコール症候群の小児の多くは学校で学習支援が必要になります。
妊娠中どの時点でアルコールが1番胎児に害をもたらす可能性が高いのかということや絶対的に安全なアルコール下限量があるのかということについては、今のところわかっていません。
そのため、妊娠中の女性はアルコールを摂取しないようにすることが大事です。
胎児性アルコール症候群であると判断される基準を全て満たさなくても胎児がアルコールの影響を受けて生まれることもあります。その場合、アルコール関連神経発達障害やアルコール関連先天異常などと言われます。
アルコール関連神経発達障害やアルコール関連先天異常などの胎児期のアルコール曝露に関係している障害や異常が起こる頻度は、胎児性アルコール症候群を発症する約3倍の頻度であると考えられています。
アルコール関連神経発達障害では行動や認知の異常が見られます。学習の障害が見られたり、衝動的な行動が見られたりするのです。アルコール関連先天異常では、心臓、腎臓、骨、聴覚などに異常が見られることがあります。
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