公開日:2023年 2月23日
更新日:2023年 3月 3日
本日は多指症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
多指症の原因は、母体の子宮の中にいるとき、指の発生に異常が起きることです。
指は、一本の棒のような形をしたものが少しずつ裂けたりくびれたりすることで形が作られていきます。この指の形ができるまでの過程で異常が起きると指が過剰にできてしまうのです。
多指症の症状は、指の数が多いことです。過剰な指がこぶのように突き出ているケースや細くぶらぶらする指がつながっているケース、完全に指の形をしているケースなどいろいろあります。
指の数が多いため、見た目の問題が起こります。さらに、指の機能にも障害が起きることもあります。物をつかんだり指を使った作業をしたりする時に問題が起こるなど日常生活を送る上で行う動きがスムーズに行うことができなくなるのです。
機能にどのくらいの問題が起きるのかということについては、障害を受けた指の種類やどの位置に過剰な指があるのかなどによって色々です。
多指症の改善方法は、手術です。過剰な指の付着が軽い場合は、過剰な指を切除します。
過剰な指によって正常な指の機能にまで障害がある場合などは、より複雑な再建術などを行うことが必要になることもあります。
何歳くらいで手術を行うのかということについては、慎重に決めることが大事です。
手の多指症は、400人に1人の割合で生まれると言われており、足の多趾症は、1000~2000人に1人の割合で生まれると言われています。
多指症を改善するために行う手術は、切除すればよいだけではありません。
それぞれの指で、関節面が傾め担っていたり靭帯が緩んでいたり腱の付着している部分がずれていたりすることがあります。その場合は、 これらは将来的な指の変形につながる可能性があるため、注意が必要です。