公開日:2022年 3月23日
更新日:2022年 4月 9日
本日はギャンブル依存症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
ギャンブル等依存症は、精神的な病気の1つです。
ギャンブルなどにのめりこみ、自分で自分自身のことをコントロールすることができなくなります。そして、日常生活や社会生活に影響が出て、一般的な日常生活や社会生活を送る上で支障が出てきます。
日常生活や社会生活を送る上で現れる支障はいろいろあります。ギャンブルによって、返すことのできないほどの借金をしたり貧困に陥ったりというような経済的な問題が起こることも多いです。
他にも、うつ病を発症するというような健康的な問題や、家庭がうまくいかなくなるというような家庭での問題、虐待や自殺、犯罪などの社会的な問題が起きることもあります。
ギャンブル依存症などの依存症は、病気です。しかし改善しない病気ではなく、適切な改善を行うことと周りの支援によって改善することができる病気です。
ただし、改善するためには、本人が病気であることを自覚することが大事です。そのまま放っておくと症状が悪化したり借金の問題などの問題も大きくなっていってしまうため、病気を自覚し改善に取り組むことが大事です。
ギャンブル依存症の原因は、今のところ、生物学的要因と遺伝的要因、環境要因が組み合わさることで発症すると考えられています。
薬物やアルコール依存症とギャンブル依存症のメカニズムは似ているとも言われており、脳の中の報酬系という脳の中の高揚感を感じる部位の神経回路が亢進することが発症に関係していると考えられています。
パチンコやスロットのような電子ゲーム機の場合、機械そのものにも依存させる要因があります。
もう少しで当たる場面を見ると、脳の中の高揚感を感じる報酬系の部位の働きが活発になります。そのため、ギャンブルを続けたいと思ってしまうのです。
パチンコ台やスロット台では、画像や音響の中にも、脳の中の報酬系を活発にする仕組みが含まれています。そのため、何度も繰り返すようになるのです。
初めは報酬系の反応によって何度もギャンブルを繰り返すようになります。その後、ギャンブル依存症になってしまうと、やめたいと思ってもやめられなくなるのです。
ギャンブル依存症の症状は、ギャンブルにのめり込むことや興奮を求めてかける金額が増えていくこと、ギャンブルについての嘘をついたり借金したりすること、ギャンブルをしていないと落ち着くことができないことなどです。
ギャンブルを減らそうとしたりやめようとしたりしてもできなくなり、ギャンブルで負けても負けた分のお金をギャンブルで取り返そうとするようにもなります。
そのため、ギャンブルによって返すことのできないほどの借金をしたり貧困に陥ったりというような経済的な問題が起こります。
家庭がうまくいかなくなくなったり、お金を欲して犯罪を犯してしまったりすることもあります。
ギャンブルをする人は、誰でもギャンブル依存症になる可能性があります。特に、若い男性やストレスへの対処が上手にできない人、ギャンブルが身近にある環境の人などがギャンブル依存症を発症しやすいと言われています。
性格面では、我慢強い人や甘え下手な人に発症することが多いとも言われています。このような人は、借金などの問題を隠して自分一人で解決しようとするため、悪化していくのです。
ギャンブル依存症を改善するためには、考え方の偏りを見直したり、日常生活を変えたり、効果的な対処方法を身につけたりすることです。
ギャンブル依存症を発症すると、ギャンブルに関係する考え方に偏りが現れます。負け続けたとしても最終的には勝てるという考え方や迷信のような行動で運をコントロールできるという考え方が見られるのです。
さらに、負けた時のこと覚えていなくても勝った時のことをよく覚えていることも多いです。
ギャンブル依存症を改善するためには、まず偏っている考え方を見直すことが大事なのです。
本人がギャンブル依存症という病気であるということを自覚することも大事です。自分が病気である自覚がなければ改善は難しいため、自分が病気であると自覚しきちんと改善に取り組むことが必要なのです。
ギャンブラーズ・アノニマスというギャンブル依存症の人達の自助グループもあります。GAミーティングに参加することも改善のために効果的です。
ギャンブル依存症では、何かの問題が起きていてもほどほどにできずやめられない状態になります。
起きる可能性のある問題は非常にいろいろあり、家族とのケンカが増えたり生活リズムが乱れたり、体調を崩したり、お金を使いすぎたりなど日常生活を送る上で大きなものばかりです。
アルコール依存症や薬物依存症なども同じく、問題が起こっていてもやめることができなくなります。自分が依存症ではないと思っていても、このような問題があっても止めることができない場合は、依存症であると考える必要があります。
依存症についてを考えた時、本人や家族が苦痛を感じていたり生活を送る上で困る問題があるかどうかが大事です。本人や家族が苦痛を感じていたり困る問題が起こっている場合は、改善が必要な状態であると考えましょう。
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