公開日:2022年 8月23日
更新日:2022年 9月13日
本日は成長痛について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
成長痛は、幼児から思春期の成長期に起こる子どもの足に発生する特有の症状や特徴をもつ痛みの総称です。
幼児期に下肢の痛みが繰り返し起こっている時、特に骨や関節に改善が必要な病気がない場合、成長痛であると判断されます。
関節炎などで現れる痛みは痛みのある場所が特定できますが、成長痛で現れる痛みは痛みがある場所は漠然としていることが多いと言われています。
成長痛の原因は明らかになっていません。幼児は、下肢の発達がまだ未熟なため、運動をしたり活動をしたりすることで、筋肉が疲れ、下肢の痛みや不快感が現れると考えられています。
さらに、精神的なストレスが体の不調となって現れることもあります。大人の場合は、精神的なストレスが体の不調として現れるとき、腹痛や頭痛などの症状が現れますが、子供の場合は下肢痛の症状として現れることもあるといわれています。
成長痛の症状は、下肢の痛みです。痛みを訴える時間は、夕方や夜や朝方が多く、遊んでいる時や学校や幼稚園に行っているときは痛みを訴えることは少ないです。
常に痛みを訴えるわけではありません。痛みは月1~2回のこともあれば週1~2回のこともあります。また、痛みの程度も人によって違います。
痛みのある部分に腫れや圧痛などの炎症が起こることもなく、レントゲンを撮っても異常は見つかりません。
成長痛の改善方法は、マッサージしたり足をさすったり、湿布をはったりすることです。他にも、足をクッションなどで上にあげた状態にしたり、お風呂に入って暖めたりすることも効果的です。
成長痛を改善するためには、親が成長痛は仮病でなく痛いものだと理解することです。ストレスが関係している場合、子供とスキンシップを取ることでストレスを和らげることができる可能性もあります。痛みや不快感のある場所を優しくさすってあげたり、触ってあげたりするだけで改善することもあります。
成長痛の現れる年齢は、幼児期から児童期くらいです。特に3歳~5歳あたりは痛みが現れやすいと言われています。
痛みの現れる場所で1番多い部分は膝です。他にも、ふくらはぎやすね、足の関節、太ももなどに現れることがあります。いつも同じ場所が痛むわけではなく、毎回違う場所が痛むこともあります。
・内膝眼
・外膝眼
・足三里
内膝眼は、膝の痛みに有効なツボです。内膝眼は特に膝の内側に現れる痛みに対して効果的です。
成長痛によって膝の内側に痛みがある時に押すことで効果が期待できます。成長痛に対しては、外膝眼と合わせて押すこともおすすめです。
外膝眼は膝の痛みに効果を発揮するツボです。特に膝の外側の痛みを和らげる働きがあるため、成長痛で膝の外側が痛い時に押すことをおすすめします。
外膝眼は、変形性膝関節症にも使われるツボです。
足三里は、膝の痛みや成長痛、足のだるさに効果を発揮するツボです。習慣的に運動をする人やスポーツをする人にもおすすめのツボです。
足三里は他にも、胃の働きを促す効果や歯の痛みを和らげる効果もあります。
内膝眼は、膝のお皿のすぐ下の内側のくぼみにあります。
押すときは、押しやすい指を使ってゆっくり押していきましょう。強く押しすぎないように注意しましょう。成長痛の場合は優しくさすってあげるだけでも効果が期待できます。
外膝眼は、膝のお皿のすぐ下の外側にあるくぼんでいる場所にあります。
押すときは、強く刺激すれば良いというわけではありません。ゆっくり押していき、気持ち良いくらいの場所で約5秒キープしましょう。成長痛に対してはさすってあげるだけでも良いでしょう。
足三里は、膝のお皿に親指と人差し指を直角に当て、中指が当たる場所にあります。
押すときは、しっかりともみほぐしましょう。押すことも良いですが、お灸などで温めることもおすすめです。
11時から21時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始