公開日:2022年 2月 9日
更新日:2022年 2月11日
本日は巻き肩について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
巻き肩の原因は、長い時間猫背の姿勢でいることです。長い時間スマホやパソコンを使うことが原因となることが多いです。スマホを見るとき、下を向いて長い時間猫背の姿勢を続けることで巻き肩になるのです。
長い時間猫背の状態を続けることは、肩から胸の筋肉が縮みにつながるため、巻き肩が起こります。
横向きに寝ることも巻き肩になりやすい原因です。横向きで寝ると上半身の体重が肩にかかるため、肩の負担を減らすために肩を前にずらして寝てしまうため巻き肩が起こるのです。
巻き肩は色々な不調を引き起こします。まず、自覚がなくても段々とこりの範囲が広がって肩こりや首こりが起こります。
そのまま放っておくと、血行不良によって頭痛が起こったり、固まった筋肉が神経を圧迫することによって自律神経の乱れが起こったりします。自律神経の乱れが起こると吐き気などの症状が現れることもあります。
さらに、巻き肩は肩が内側に入ることで、胸の筋肉が縮み、肺が圧迫され、呼吸が浅くなってしまいます。呼吸が浅くなることで体全体に酸素を届けることができなくなり、疲れにも繋がります。
巻き肩の改善方法は、前かがみの姿勢を続けないことです。長い時間スマホやパソコンを使わないことを心がけましょう。スマホを見るときにも、スマホを顔の位置まで持ってくるように意識をしましょう。
巻き肩の改善には鍼灸も効果的です。巻き肩になっている場合は、胸や肩に気が集中している状態です。そのため、鍼灸で気を散らしてバランスを整えるのです。
お灸で温めることも気を散らす効果があるためおすすめです。
巻き肩を予防するために、普段横向きで寝ている人は横向きで寝る回数を減らすことを心がけましょう。
横向きで寝ることを突然やめることはできないかもしれませんが、少しずつでも横向きで寝る回数を減らすことで肩の負担を減らすことができます。
少しずつ体勢を変えて寝る回数を増やし、慣れてきたら違う体勢で寝るようにしましょう。毎日違う体勢で寝ることもおすすめです。
・肩貞
・胞肓
・手三里
・風池
・合谷
肩貞のツボは解剖学的に見たとき、三角筋や小円筋、大円筋、棘下筋、上腕三頭筋などのたくさんの筋肉が集まっている場所にあります。そのため肩貞wしげきすることで巻き肩の改善の効果が期待できるのです。
肩貞は、手を上に上げる動きの改善にも効果的です。背中のこりや張りがある場合にお勧めです。
胞肓は、上後腸骨棘の斜め下のあたりにあるツボで、胞肓のある周辺が硬くなると骨盤が後ろに傾き、猫背や巻き肩になりやすいとされています。
そのため、胞肓を刺激し、柔らかくすることで巻き肩の改善や予防に期待ができるのです。他にも胞肓は、排尿障害や腰痛、婦人科系の問題にも効果的です。
手三里は肘に近い場所にあるツボです。手三里の周辺の筋肉が硬くなると、肘の関節が回内にまわることになり、巻き肩になりやすくなってしまいます。
そのため、手三里を刺激して硬くならないようにすることで巻き肩の予防や改善につながります。
手三里は他にも肩こりや首こりにも効果的です。
肩貞は肩甲骨の外側の中央にあります。
押すときは、反対側の親指を脇の下に入れて残りの4本の指先で肩甲骨を掴むと刺激しやすいです。
胞肓は、胞肓は上後腸骨棘の斜め下にあるツボで、骨盤の中央から指の幅4本分外側へ進んだ場所の左右両側にあります。
押すときは左右の中指を使って押します。
手三里は肘を曲げたときにできるシワに人さし指から薬指を揃えておいた時に、薬指があたる場所にあります。
刺激をするときは、前腕を掴んで手首から先を振るようにして刺激をすると良いでしょう。
11時から21時
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11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始