公開日:2022年 3月23日
更新日:2022年 3月27日
本日は上気道抵抗症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
上気道抵抗症候群の原因は、肥満や顎や鼻や喉の問題、アルコールや薬の影響などです。上気道抵抗症候群の原因と単純性いびき症や睡眠時無呼吸症候群の原因は被っていることが非常に多いです。
色々な原因によって、睡眠中に胸腔内圧の陰圧が非常に大きくなることによって睡眠中に覚醒してしまいます。胸腔内圧の陰圧が大きくなることで肺が伸展され、圧受容体を介して脳に伝わり、覚醒するのです。
上気道抵抗症候群の症状は、眠っている時に途中で起きてしまうことや日中の眠気です。
睡眠時無呼吸症候群のような低酸素や無呼吸は現れないため、判断を行う時には、眠っているときの血中酸素レベルの低下の程度と無呼吸低呼吸指数を参考にします。
睡眠時無呼吸症候群の場合は、無呼吸低呼吸指数は5/hr以上になりますが、上気道抵抗症候群では5/hr未満になります。
上気道抵抗症候群の改善方法は、マウスピースや耳鼻科手術などです。
マウスピースでは、下顎を前方に調整するマウスピースを使うことが多いです。マウスピスを使うことによって、睡眠の質が上がったり、日中の集中力が高まったり吸う効果が期待できます。
さらに、マウスピースを使うことで、うつ症状の程度も軽くなるという効果が報告されています。
上気道抵抗症候群を防ぐためには、体重の急激な増加やアルコールの摂取量に注意をすることが大事です。肥満の場合は減量をしたり、アルコールを控えることで自分自身で上気道抵抗症候群の対策を行うことができます。
また、寝る向きでも対策を行うことができます。上気道抵抗症候群を防ぐためには、横向きで寝ることがお勧めです。
睡眠薬を使っている場合は、種類によっては上気道の筋肉が緩む作用のある薬もあるため、医師と相談をしましょう。
・鼻通
・迎香
・人迎
鼻通は、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどに対して使われることの多いツボです。鼻に現れる色々な症状の改善に効果を発揮するのです。
上気道抵抗症候群では、鼻に問題があることも原因になります。鼻に問題があることが原因で上気道抵抗症候群が現れている場合、鼻通が効果的です。
鼻が詰まっていると鼻呼吸になってしまい上気道抵抗症候群につながりますが、鼻が通ることで口呼吸ができるようになり改善が期待できるのです。
迎香は、鼻の症状に効果的なツボです。特に、慢性の鼻炎や花粉症によって鼻が詰まった時や鼻水が出るときに効果を発揮します。
上気道抵抗症候群の原因が鼻詰まりである場合に効果的なツボなのです。鼻詰まりを改善することで、寝ているときに口呼吸ができるようになれば症状の改善が期待できます。
人迎は、首周りの血行を促進する効果によって、首についている余分な脂肪を落とすツボです。
肥満によって、首の周りに脂肪がつき、気道が狭くなることでも上気道抵抗症候群がおこることがあります。
人迎を刺激することで、首の周りの余分な脂肪を落とし、眠っている時にも呼吸を行いやすくすることで改善が期待できます。
鼻通は、小鼻の脇のくぼみにあるツボで、左右両側にあります。
押すときは、3秒ほどかけてゆっくりと静かに押します。強く押しすぎないように注意することと、リラックスした状態で刺激をすることが大事です。
迎香は、小鼻の横にあるツボです。鼻柱の左右のふくらみの脇にあります。
押すときは、人差し指で両脇から挟むようにして押します。ゆっくりと5秒ほどかけて、繰り返し10回ほど押しましょう。
人迎は、喉仏から指2本分離れた場所にあるツボで、左右両側にあります。
押すときは、首に向かって押します。指を首に向かって中心に押し込むようなイメージで押すと良いです。強く押しすぎないように注意しましょう。
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