骨盤裂離骨折の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 6月 5日

更新日:2022年 6月20日

本日は骨盤裂離骨折について解説させていただきます。

本記事の内容

  • 骨盤裂離骨折とは
  • 骨盤裂離骨折の原因
  • 骨盤裂離骨折の症状
  • 骨盤裂離骨折の改善方法
  • 骨盤裂離骨折のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

骨盤裂離骨折は、成長期の中学生や高校生に多く見られる外傷

裂離骨折は、主にスポーツ活動で筋肉が急激に収縮することで、筋や靱帯、腱と骨との付着部で骨の一部が剥がれて起きる骨折のことです。剥離骨折と呼ばれることもあり、特に骨盤や足関節、膝関節などに起きることが多いです。

 

骨盤裂離骨折は、成長期の中学生や高校生に多く見られる外傷で、成長期の骨盤にある成長軟骨に起きる裂離骨折です。

 

陸上やサッカー、野球などのスポーツをしているときに急に方向転換をしたり、ランニングやダッシュ、ジャンプ、キックなどをしたりした時に起こります。

 

骨盤裂離骨折が起きると、痛みや腫れが起こります。さらに症状の程度が重い場合は、感覚障害や歩行困難が現れることもあります。

骨盤裂離骨折の原因は、筋肉が急激に収縮すること

骨盤裂離骨折の原因は、筋肉が急激に収縮することです。筋肉が急激に収縮すると、筋や靱帯、腱と骨との付着部で骨の一部が剥がれて骨折が起こるのです。主なきっかけとなることは、スポーツ活動です。

 

成長期の骨盤にある骨端線は力学的強度が弱いため、スポーツ活動などで筋肉が急激に収縮すると、骨がたえることができなくなり骨折が起きるのです。

 

陸上やサッカー、野球などのスポーツで急に方向転換をするときやランニングやダッシュ、ジャンプ、キックなどをしたときに起こります。

骨盤裂離骨折の症状は、強い痛みや腫れ、皮下出血など

骨盤裂離骨折の症状は、強い痛みや腫れ、皮下出血などです。歩きにくくなったり、立ち続けることができなくなったりすることもあります。

 

骨盤裂離骨折が起きると、スポーツで体を動かした直後、骨盤やお尻に強い痛みを感じます。重症の場合は、感覚障害が現れたり歩くことが困難になったりすることもあります。

骨盤裂離骨折の改善方法で大事なことは、安静にすること

骨盤裂離骨折の改善方法で大事なことは、安静にすることです。痛みが起きにくい姿勢でできるだけ安静にし、裂離骨片の癒合を待つのです。安静にしておくことで、約数週間での骨が癒合すると言われています。

 

痛みが強い場合は、鎮痛剤を飲んだり歩くとき松葉杖を使ったりします。応急処置としては、骨折が起こった部分を氷などで冷やしたり圧迫したりすることがすすめられています。

 

非常に珍しいケースですが、骨が大きくずれていたり広い範囲で裂離骨折していたりする場合は手術を行うこともあります。

スポーツに復帰するためには

骨盤裂離骨折が起きた後、スポーツに復帰するためには、骨と裂離した部分が癒合することと、股関節の可動域と筋力が回復することが必要です。

 

きちんと回復していない状態でスポーツを行うと、悪化したり再び骨折が起こったりすることもあります。

 

そのため、リハビリテーションなどできちんと可動域と筋力のトレーニングを行うことが大事です。

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