気管支炎の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 6月23日

更新日:2022年 3月17日

本日は気管支炎について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 気管支炎とは
  • 気管支炎の原因
  • 気管支炎の症状
  • 気管支炎の改善方法
  • 気管支炎のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

気管支炎は、風邪に似た症状から痰や発熱が続く病気

気管支炎は、初めに咳や鼻水、発熱などの風邪に似た症状が起こり、数日後痰や発熱が続く病気です。

 

本来は無菌状態である気管支に細菌やウイルスなどの異物が入ると、咳や痰によって体の外へ出そうとします。しかし、風邪などによって外に出そうとする働きが弱い時に異物が入ってくると、気管支に付着し感染するのです。

 

長引く風邪だと思っていたら気管支炎だったということもよくあります。早めに改善を行うようにすることが大事です。

気管支炎の主な原因は、ウイルスに感染すること

気管支炎の主な原因は、ウイルスに感染することです。風邪で免疫力が下がった状態の気管支に感染が広がり、急性気管支炎になることが多いのです。

 

慢性の気管支炎の場合の主な原因は、喫煙です。これは、たばこの煙に含まれる刺激物が関係していると言われています。他にも、大気汚染やアレルギーも慢性気管支炎の原因です。

気管支炎の症状は、風邪の症状が現れ、咳や痰が続くこと

気管支炎の症状は、初めに水っぽい鼻水や喉の痛み、発熱などの風邪の症状が現れ、咳や痰が続くことです。

 

1番多く現れる症状は咳です。乾いた咳から始まり、段々と痰のからんだ咳になります。咳が続くとだるさや痛みが体に現れることもあります。

 

痰が黄色や緑色の場合、感染性であると考えられます。白色の場合は感染が原因ではないこともありますが、痰の色だけで気管支炎ではないと判断することはできません。

気管支炎の改善方法は、安静と栄養と薬

気管支炎の改善方法は、安静にすることと栄養をとることです。安静にすることで体力を蓄えて、栄養をきちんととることによって回復に向かうのです。

 

気管支炎の改善には薬も使われます。主に、鎮咳薬と去痰薬を使って改善を行います。細菌に感染している可能性がある場合は、抗生剤を内服することもあります。場合によっては、気管支を広げる貼り薬を使うこともあります。

 

慢性気管支炎の場合、禁煙をすることも改善のためには非常に大事です。

気管支炎では、免疫力を上げることが非常に大切

気管支炎では、免疫力を上げることが非常に大切です。免疫力を下げるような習慣を日常的に行なっていないかなど、生活習慣を見直しましょう。

 

気管支炎は改善を行うことで回復します。薬と同時に栄養をとることとしっかりと休むことを心がけましょう。

気管支炎に効果的なツボ

天突

肺兪

・孔最

中府

・尺沢

天突

天突は、咳が止まらないときや、喉が乾燥しているとき、喉がいがらっぽい時などに有効なツボです。天突を刺激することで、呼吸が整い、痰が抑えられます。

 

特に気管支喘息に効果的なツボであるとされています。

肺兪

肺兪は、風邪をひいた時や咳が止まらないとき時、喘息で息苦しい時などに効果的なツボです。

 

肺兪を刺激することは、肺の機能を高める作用があります。そのため、呼吸器に現れる症状や風邪に有効なのです。他にも、肺の機能が高まることで大きく呼吸ができたり呼吸が整ったりするため、精神的な緊張などにも効果的です。

孔最

孔最は、特に激しいせきが出ているときや息苦しさがあるときに効果を発揮するツボです。

 

孔最は発汗を促す効果もあるため、風邪を引いたときに熱があっても汗が出ないときにも使われることがあります。汗をかくことで 熱を下げることにつながり、風邪の改善が早くなる効果が期待できるのです。

ツボの位置と押し方

天突

天突は、鎖骨の間のくぼみにあるツボで左右両側にあります。

 

押すとき、喉元から下に向かって押し込むようなイメージで押すと、気管支喘息に対して、より良い効果が期待できます。

肺兪

肺兪は、肩甲骨の内側にあるツボで、第3胸椎をはさんだ左右両側にあります。

 

押すときのポイントは、ゆっくり押すことです。自分では押すことが難しいため、家族などに押してもらうと良いでしょう。そのときは、うつぶせに寝て、左右両側のツボを同時に押すと良いです。

孔最

孔最は、前腕の内側の親指側にあるツボです。前腕を3つに分けて、肘から下の3分の1の場所にあります。

 

激しい咳が出ているときは、揉むように刺激をすることでより効果が期待できます。

おすすめ記事

営業案内

営業時間

11時から21時

営業日
 

11時~21時迄

×
休業日

月曜、年末年始

お問合せ
03-5843-6393