胸膜中皮腫の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 12月18日

更新日:2023年  1月 4日

本日は胸膜中皮腫について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 胸膜中皮腫とは
  • 胸膜中皮腫の原因
  • 胸膜中皮腫の症状
  • 胸膜中皮腫の改善方法
  • 胸膜中皮腫のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

胸膜中皮腫は、中皮の細胞ががん化したもののこと

胸膜中皮腫は、中皮の細胞ががん化したもののことです。胸膜中皮腫のほとんどは、中高年以降に発症します。女性よりも男性に多く発症が見られます。

 

中皮は、体の内腔表面を覆っている膜のことです。胸腔を覆うものを胸膜、心臓を覆うものを心外膜、腹腔を覆うものを腹膜と言います。

 

近年は、良性中皮腫は厳密には中皮細胞から発生したものではないということがわかってきたため、中皮腫というと悪性中皮腫のことをさすようになりました。珍しいケースでは、腹膜や心膜に中皮腫が発生するケースもあります。

胸膜中皮腫の発生に関係していることは、アスベストの吸引

胸膜中皮腫の発生に関係していることは、アスベストの吸引です。アスベストは昔、断熱材などに多く使われていました。現在は、アスベストが重量の0.1%を超えて含むすべての物の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されています。 

 

アスベストを扱う仕事には、工場や造船業解体業などがあります。そのため、そのような仕事に関わっている人や工場や建築現場などの近くに住んでいる住民に胸膜中皮腫が発生していると言われています。

 

アスベストを吸ってから中皮腫が発生するまでには約40年かかるとされています。

胸膜中皮腫の症状は、胸水がたまること

胸膜中皮腫の症状は、胸水がたまることです。胸水がたまることによって、胸部の圧迫感や肺の圧迫が起こり、呼吸困難も現れます。

 

他にも、胸の痛みや背中の痛み、咳などが見られることも多いです。

胸膜中皮腫の改善方法は、手術や抗がん剤、放射線

胸膜中皮腫の改善方法は、手術や抗がん剤、放射線です。どのような改善方法で改善を行なっていくのかについては、病期や全身の状態、症状などを総合的に見て決めます。

 

手術では病変を取り除きますが、病変だけでなく病変が進展する可能性のある中皮の部分も取り除くことがあります。放射線は手術を行った後に再発を防ぐ目的や病変を縮めて疼痛などの症状を和らげる目的などで行われます。

アスベストの影響

アスベストを吸い込むと、一部は異物として痰の中にまざって体の外へ出ていきます。しかし、アスベストの繊維は丈夫で変化しにくい性質を持っています。そのため、長い期間肺の組織の中にとどまってしまうのです。

 

体の中にとどまってしまったアスベストによって胸膜中皮腫は発生します。他にも、肺の繊維化が起こったり肺がんを引き起こしたりする可能性もあります。

おすすめ記事

営業時間

11時から21時

営業日
 

11時~21時迄

休業日

年末年始

お問合せ
080-1802-9798