公開日:2021年 8月23日
更新日:2022年 3月15日
本日は外陰部掻痒症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
外陰部掻痒症の原因は、外陰部の乾燥、感染症、皮膚過敏症です。
特に外陰部の乾燥が原因で起こる外陰部掻痒症は、閉経した後の女性に多く、感染症が原因で起こる外陰部掻痒症性は成熟期の女性に起こることが多いです。
皮膚過敏症は、体の中の菌の感染を防ぐための機能が弱くなり細菌の感染に対しても弱い状態になることです。これは、日本人に多いきれい好きな性格によって必要以上に体を洗いすぎることで起こります。
細菌に対して弱い状態になるだけではなく、下着やおりものシートなどによってむれたり摩擦が起きたりすることで痒みが起きることもあります。
外陰部掻痒症の症状は、外陰部から肛門にかけて強いかゆみや痛痒さを感じることです。
強い痒みや痛痒さは外陰部の一部または全体に感じます。場合によっては、痒い部分に赤みが出ることもあります。強い痒みから掻いて傷ができると化膿してしまうこともあります。
外陰部掻痒症は、自己判断で市販の薬を使って改善をしようとする人も多いです。しかし、改善のためには原因に合わせた改善方法が重要です。
市販の薬では、感染の再発や二次感染が起こったり、アレルギーが起きたりする可能性もあります。十分に注意しましょう。
周りの人には相談しにくくても病院で専門の医者に相談することをお勧めいたします。
・蠡溝
・肝兪
・太淵
蠡溝は、子宮と非常に深い関係のあるツボです。そのため、婦人科系や泌尿器科系の問題などに対して使われます。
外陰部掻痒症だけではなく、生理不順や生理痛、赤色帯下、排尿困難や遺尿、膀胱炎などにも効果を発揮します。他にも、ヘルニアや下腿の萎縮や麻痺などにも効果が期待できるツボです。
肝兪は、肝経の気の巡りを良くする効果があります。そのため、肝の病気に対して効果を発揮します。肝兪は、肝臓機能を高めてくれるのです。
食用不振や、二日酔い、口内炎、生理痛、月経不順、腰痛など肝に関係する症状に対して効果が期待できるツボです。
太淵は、皮膚炎や鼻炎、呼吸器の問題などに効果を発揮するツボです。痒みや赤みは、体に余分な熱が発生し、発散できないことで起きると言われています。
皮膚の働きと肺は深い関係を持っています。そのため、肝経である太淵を刺激することで、皮膚に現れる痒みや赤みに対しての効果が期待できるのです。
蠡溝の場所は、脛の骨の中央です。内くるぶしから5寸上に上がった場所にツボがあります。
押すときは、親指を使います。ゆっくり3秒かけて押しましょう。離す時もゆっくり離します。
肝兪は、第九胸椎棘突起の下にあるへこみから指2本ほど横に進んだ場所にあります。左右両側にあるツボです。
肝兪は背中にあるため、自分では押しにくいです。誰かに押してもらうことをお勧めします。
太淵は、手首の手のひら側にあるツボです。手のひらを上にして手首の横じわの親指側の部分を見ると、端にくぼみがあります。このくぼみがツボの場所なのです。
自分で簡単に押すことができる場所にあるため、日常的に軽く刺激をしてみましょう。
11時から21時
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始