公開日:2022年 8月 10日
更新日:2022年 9月 3日
本日は乏汗症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
乏汗症の原因は、いろいろあります。内分泌の異常や交感神経の異常、皮膚や代謝に関わる病気、薬などがあげられます。
乏汗症の多くは、局所性で局所的な皮膚の損傷や結合組織の病気などによって汗腺が萎縮することが原因です。薬では特に抗コリン作用のある薬が原因になることが多いです。
また乏汗症は、原因がわからないこともあります。
乏汗症の症状は、発汗量が少ないことです。乏汗症では、汗をかく環境にいても、正常より発汗量が少なくなるのです。
汗の量が減るために、皮膚が乾燥し、かゆみが現れることもあります。
全く汗をかかない無汗症の場合では、場合によっては体温調節ができず、発熱や脱力、頭痛、眩暈、嘔気、動悸などが起こることもあります。また、体温の調節ができないことは疲れやすくなることにもつながります。
乏汗症の改善方法は、体を冷やすことです。乏汗症では、汗の量が減るため体温調節ができなくなります。そのため、体を冷やすことが重要になります。
空調が効いている場所に行ったり濡らした衣類で体を冷やしたりすることをお勧めします。
乏汗症が局所性ではなく広い範囲で起こっている場合には、特に体温の調節が難しくなります。
そのため、日常生活を送る上で注意が必要になります。涼しい環境を保ったり、運動の制限をしたりして体温が上がらないように、周りの環境や行動を調節することが大事です。
・神門
・太渓
・大包
神門の効果は、自律神経を正しい状態にすることです。自律神経が正しい状態になると、発汗も正しい状態に調整され汗をコントロールすることができるようになります。
そのため、乏汗症の改善にも効果が期待できます。また、発汗を調整できるようになることは、多汗症の改善に効果を発揮します。
太渓の効果は、体温を調節することです。体温を調整することができるということは、汗のコントロールをすることができるようになるということにつながります。
そのため、乏汗症にも効果が期待できるのです。また、体温を調節する効果は、冷え性の改善にも役立ちます。
大包は、顔の汗とわき汗を抑える効果があります。汗を抑えることができるということは、汗をコントロールできるということにつながるため、乏汗症の改善にも役立つと考えられます。
他にも、肋間神経痛に効果があると言われています。
神門は、掌側の手首のしわ上で、小指側の少しくぼんだ場所にあります。
押すときは、親指を使って残りの指で手首をつかみ、痛気持ちいいと感じるくらいの強さで押しましょう。押す回数の目安は約30回です。
太渓は、小指側にある腱の内側で内くるぶしとアキレス腱の間のへこんでいる部分にあります。ツボがある場所は、動脈が通っているため触れた時に拍動を感じるはずです。
押すときは、じんわりと押します。揉むような刺激を与えることもお勧めです。お灸も非常に有効です。
大包は脇の下の付け根から約3cm下にあります。胸を覆うように腕を組んだ時、指があたる部分です。
押すときは、左右両方の人差し指と中指と薬指を揃えて指の腹を使って押します。ゆっくりと押していきます。そのとき、ゆっくりと息を吐くことを心がけると良いでしょう。
11時から21時
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11時~21時迄 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
月曜、年末年始