公開日:2023年 2月10日
更新日:2023年 3月 1日
本日は耳介偽嚢腫について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
耳介偽嚢腫のはっきりとした原因はわかっていません。
今のところ、耳介偽嚢腫の発症と関係していると考えられていることは、繰り返し小さな外傷が起きることです。
これは、固い枕を使っている人やヘルメットを使っている人、耳にもアトピー性皮膚炎のような慢性的な湿疹がある人などに発症が多く見られる傾向があることから考えられています。
耳介偽嚢腫は、耳介上半部に起きることが多いです。多くの場合は、片側に現れますが、場合によっては両側に現れることもあります。
嚢腫の中には血清状液体が溜まっており、繰り返し発症が起こると、嚢腫が線維化して耳介が厚くなり耳介変形につながります。
耳介偽嚢腫の改善方法は、手術です。
局所麻酔をして、病変部の皮膚を切開し、皮膚を丁寧に剥がしながら嚢腫を出して、耳介軟骨の表に見える部分の切りとり、内容液や肉芽組織を取り除きます。
手術を行わない場合は、少し太めの針を刺して内容液を排出させる改善方法を行います。この方法で内容液を排出させることで、病変部が平らになり正常な状態に戻ります。
しかしこの方法は、再発する可能性が高いため、十分に圧迫固定を行うことが必要です。ただ、過剰に圧迫してしまうことで皮膚に壊死ヶ起こるなどのリスクもあるため注意して行うことが大事です。
場合によっては、ステロイドを注入したり、ミノサイクリンを注入したりすることもあります。
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