脂質異常症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2020年 2月23日

更新日:2021年 5月 15日

本日は脂質異常症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 脂質異常症とは
  • 脂質異常症の原因
  • 脂質異常症の症状
  • 脂質異常症の改善方法
  • 脂質異常症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

高脂血症、善玉コレステロール値が低い、脂質の代謝が異常な状態

脂質異常症は、高脂血症の状態、善玉コレステロールの値が低い状態、血液の中にある中性脂肪やコレステロールなどの脂質の代謝が正常に行われていない状態のことです。

 

高脂血症は、中性脂肪の値が高い状態または悪玉コレステロールの値が高い状態のことです。

 

脂質異常症には自覚症状がありません。そのため、脂質異常症が起こってもそのまま放っておく人も多いです。しかし、脂質が増えてしまうと脂質が血管の内側にたまって、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など病気を引き起こすこともあります。

 

脂質異常症は、早めに改善することが必要なのです。

主な原因は、遺伝、過食、脂肪分の摂り過ぎ、運動不足、ストレス

脂質異常症の主な原因は、遺伝、過食、脂肪分の摂り過ぎ、運動不足、ストレスなどです。

 

コレステロールの値が高くなる食生活は、脂肪の多い肉や卵、乳脂肪分の多いバター、チーズやカップ麺などを食べ過ぎることで、中性脂肪の値が上がる食生活は、果物や甘いお菓子の食べ過ぎやお酒の飲み過ぎることです。

 

このような食生活を続けると、コレステロールの値が高くなったり中性脂肪の値が高くなり、脂質異常症につながってしまいます。

 

喫煙は、善玉コレステロールの値を下げてしまうことになるため、脂質異常症につながりやすいと言われています。適度な運動をすることも大事です。運動をしないと、体の中で消費されるエネルギーが減るため、脂質の代謝が悪くなりやすいのです。

最近では、国内で脂質異常症の人が増えています。脂質異常症の人が増えている背景には、食の欧米化と運動不足があると考えられています。

 

食の欧米化が進んだことによって日本人も動物性脂肪の多い食事が増え、車が普及することなどによって慢性的に運動不足の状態になっていると言われており、これが脂質異常症に関係していると言われているのです。

 

ほとんどの脂質異常症は、成人した後の食生活や運動不足、体重が増えることなどが原因となって起こると考えられています。

脂質異常症には自覚症状がない

脂質異常症は、自覚症状がほとんどありません。

 

定期的に体を調べている時、初めて脂質異常症であることがわかることがほとんどです。病院で数値が異常であるということがわかって初めて脂質異常症は判明するのです。そのため、脂質異常症から知らない間に動脈硬化が起こることも多いです。

 

脂質異常症は他の病気が起こることによって発症する続発性のものもあります。甲状腺機能低下症や副腎皮質ホルモンの分泌異常、糖尿病、腎臓病、肝臓病などが起こることによって脂質異常症を起こすことがあるのです。

 

病気によって起こる脂質異常症は、病気の症状がきっかけで脂質異常症であるとわかることもあります。

改善するためにはコレステロールや中性脂肪の値を改善する

脂質異常症の改善には、高くなったコレステロールや中性脂肪の値を改善することが必要です。目標とする値は、年齢や性別、高血圧や糖尿病があるか、喫煙の習慣があるか、家族の既往歴があるかなどの情報から設定されます。

 

脂質異常症を改善するためにまず行うことは、食生活の改善です。2020年、厚労労働省によって、脂質異常症がある場合は重症にならないためにコレステロールの摂取量を1日200mg未満に抑えることが望ましいということが発表されています。

 

食生活においては、動物性の脂肪を減らして代わりに魚や植物性の油を多く摂取すること、コレステロールの吸収を抑えるために食物繊維を多く摂取すること、マーガリンなどに含まれているトランス脂肪酸の摂り過ぎに注意すること、アルコールは適量にすることなどが改善のために大事なことです。

1日30分以上の有酸素運動をすることも脂質異常症の改善法として勧められています。改善に良いとされている有酸素運動とは、ウォーキングや水泳、サイクリングなどです。

 

このように食事や生活習慣を改善することが脂質異常症の改善のためにまず自分でできることです。食事や生活習慣を変えても数値が改善されない場合は、内服薬などを使って改善を行うこともあります。

 

動脈硬化の傾向がある人や糖尿病などの廟k時を合わせて起こしている人などは、特に脂質異常症を早く改善する必要があります。そのために、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を使って改善を行うことが多いです。

おかずは工夫をしてカロリー過多にならないように

脂質異常症は、健康的な生活を送ることが非常に大切です。暴飲暴食は避けて適度に運動することを習慣にしましょう。

 

現代人の食事は、気が付かない間にカロリー過多になりやすいです。肉や揚げ物などのカロリーの高いメニューが増えたためです。間食でケーキなどの甘いものを食べるような食習慣がある人も慢性的なカロリー過多になっています。

 

ご飯やパンなどの主食の穀物は、脂質が少ないです。主食をきちんと食べ、動物性脂肪である肉類を少なめにすると良いでしょう。

 

肉を食べるときには、牛肉や豚肉ではロースよりヒレを選んだり、鶏肉では皮を食べないようにしたりなど、少し工夫をすると脂質を大きく減らすことができます。

動物性脂肪を積極的に摂ることも悪玉コレステロールを減らすために効果的です。魚に多くふくまれている不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを減らす働きがあるためです。

 

魚に多く含まれている不飽和脂肪酸の代表は、EPAとDHAです。EPAとDHAは、サバやイワシ、サンマなどの青魚に特に多く含まれています。他にも、マグロの赤身やタイなどにも多く含まれているため、料理に取り入れると良いでしょう。

 

おかずでは肉ではなく魚を積極的に摂るようにしましょう。魚を摂取する際には、焼き魚より刺身や煮魚のほうがEPAやDHAを効率よく摂ることができるため料理を工夫することも効果的です。

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