慢性乳腺炎の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 7月23日

更新日:2022年 3月24日

本日は慢性乳腺炎について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 慢性乳腺炎とは
  • 慢性乳腺炎の原因
  • 慢性乳腺炎の症状
  • 慢性乳腺炎の改善方法
  • 慢性乳腺炎のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

慢性乳腺炎は比較的経過が長い乳腺炎

乳腺炎は、分娩した後に妊娠していない時の状態に戻るための期間にみられる乳腺の炎症です。慢性乳腺炎は比較的経過が長い乳腺炎で、現れる症状の程度は軽度から中等度です。

 

慢性乳腺炎は、急性の乳腺炎と比べて症状は軽いです。しかし、長い期間、膿のかたまりができたり、乳頭から膿が分泌されたりする症状を繰り返します。

慢性乳腺炎の原因は、化膿性乳腺炎を起こすこと

慢性乳腺炎の原因は、細菌が乳腺の中に入り化膿性乳腺炎を起こすことです。基本的に化膿性乳腺炎はマッサージや薬で改善します。しかし、乳腺の中で細菌が完全に滅亡しなかった場合、慢性的な炎症が起きる状態ができるのです。

 

慢性的な炎症が起きる状態があると、何かのきっかけによって繰り返し乳腺炎が起こってしまい慢性乳腺炎を発症してしまいます。

 

一度感染を起こしてしまうと、多くの場合細菌が入ってきやすい状態ができてしまうため繰り返してしまうことが多いです。

慢性乳腺炎の初期段階の症状は、乳房の軽い痛みとしこり

慢性乳腺炎の初期の段階で現れる症状は、乳房の軽い痛みとしこりです。場合によっては乳輪の周りの皮膚から、白や黄色のような膿が分泌されることもあります。この海には血液が混ざっていることもあります。

 

炎症が起こると、乳房の腫れや熱感、発赤などの症状が現れます。急性化膿性乳腺炎のような状態になることもあります。その場合は、高熱が出たりリンパ節が腫れたりすることもあります。

慢性乳腺炎の根本的な改善方法は、手術

慢性乳腺炎の改善方法は、抗生物質です。症状を和らげるために解熱鎮痛薬も使って改善を行います。しかし、慢性化している根本の原因が無くならなければ、根本的に改善することはできません。

 

根本的な原因である感染した乳腺と瘻孔を改善するためには、手術が必要です。

 

陥没乳頭も乳頭炎を繰り返す原因として考えられるため、場合によっては乳頭形成術を行うこともあります。

気になる症状があれば病院へ

乳房の張りや痛みがある場合は慢性乳腺炎の可能性があります。気になることがある場合は病院に行くことをおすすめします。

 

慢性乳腺炎の症状で現れる乳房の張りや痛みは乳がんときちんと見分けることも必要です。また、慢性乳腺炎を完全に改善するためには手術が必要になります。自分で判断せず専門の医師に相談にいきましょう。

慢性乳腺炎に効果的なツボ

・至陰

八風

陥谷

至陰

至陰は、冷え症に対して即効的な効果があります。特に下半身の冷えや背面の冷えに対して大きな効果を発揮します。

 

背面が温まるということは、温まった熱が前面にも伝わることになります。そのため、体全体が温まることにつながります。体を温めることは女性にとって非常に大事なことです。活用することをお勧めします。

 

また、逆子にも非常に効果的なツボであると言われています。

八風

八風は、体を温めてくれる効果のあるツボです。足にあるツボですが、足だけではなく体全体の冷えに対して効果を発揮するツボです。

 

名前の由来は、足の親指から小指までの各付け根の間にあるため、左右合わせて合計で8つのツボであることであると言われています。

 

リンパの循環を良くしてくれるため、乳腺炎の改善にも効果的であると言われています。

陥谷

陥谷は、体のむくみを改善する効果があります。

 

むくみは、血液の液体成分が血管の外へ出ることで、肺や陰嚢、関節やリンパなどに起こります。陥谷を刺激することで、余分な水をとってくれるため、むくみの改善が期待できるのです。

 

リンパが流れることにもつながるため、乳腺炎にも効果的であると言われています。

ツボの位置と押し方

至陰

至陰の場所は、足の小指の外側の先端です。

 

押す時は、優しい力加減で押します。お灸もおすすめで、特に、妊娠している時にお灸をすることで胎児が動くことが多いと言われています。

 

胎児が動くことは逆子の改善につながるため、逆子の改善を期待している場合はお灸がお勧めです。

八風

八風は、足の親指から小指までの各付け根の間にそれぞれあります。

 

押す時は、少し強めの力で押すと痛みを感じることが多いです。親指と人差し指で表からも裏からも挟むように押さえ、回すようなイメージで刺激をする方法もお勧めです。

陥谷

陥谷は、足の中指と人差し指の間から指幅2本分ほど進んだ場所にあります。

 

押す時は、親指を使ってゆっくりと押します。3秒ほどかけてゆっくりと圧を加えていきましょう。

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