中條・西村症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 11月23日

更新日:2021年 12月11日

本日は中條・西村症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 中條・西村症候群とは
  • 中條・西村症候群の原因
  • 中條・西村症候群の症状
  • 中條・西村症候群の改善方法
  • 中條・西村症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

中條・西村症候群は、自己炎症疾患の一つ

中條・西村症候群は、自己炎症疾患の一つです。そのため、子供の頃から繰り返し発熱や赤い発疹などが起こります。さらに、脂肪萎縮症でもあるため、少しずつ顔や腕の脂肪が減り、痩せていきます。

 

中條・西村症候群という名前は、中條敦先生と西村長應先生が最初に病気を報告したためです。

 

長い期間日本だけで発症している病気であると言われていました。しかし、最近では海外でも中條・西村症候群であると思われる病気の報告があります。

中條・西村症候群の原因は、遺伝

中條・西村症候群の原因は、遺伝です。遺伝形式は常染色体劣性遺伝です。

 

人間の体には、プロテアソームという酵素があります。プロテアソームは体をつくる蛋白質のチェックを行い、悪い蛋白質があれば分解して処理をするような働きをしています。

 

中條・西村症候群の原因はプロテアソームの働きが生まれつき働かないことであると言われています。

 

中條・西村症候群を発症した人は生まれた場所に偏りがあります。中條・西村症候群の発症している人の生まれた場所は、和歌山と泉南を中心とした関西地方です。

中條・西村症候群では、発熱や赤い発疹、筋肉痛などを繰り返す

中條・西村症候群の症状は、繰り返し発熱や赤い発疹、筋肉痛などが起こることです。発育の遅れが現れることもあり、身長が低いこともあります。

 

脂肪萎縮症のため、少しずつ顔や腕の脂肪と筋肉が減っていきます。だんだんやせていき、関節が固まり伸びなくなります。急激に痩せて命に危険が及ぶこともあります。

 

症状は、手足にしもやけのような症状が子供の頃に起こることから始まります。

現れている症状に対して改善を行う

中條・西村症候群の改善方法で大きな効果が見られると言われているものはありません。そのため、現れている症状に対して改善を行うことになります。発熱や発疹などの症状にはステロイド剤を使って改善を行います。

 

しかし、ステロイド剤は脂肪や筋肉の減少に効果はありません。効果がないだけではなく、ステロイド剤を長く使い続けることによって発育が遅れたり肥満や骨粗鬆症などが起こる可能性もあります。

体を冷やさないことと関節を動かす運動をすることが大事

中條・西村症候群の症状は寒くなると悪くなります。そのため、できるだけ体を冷やさないことが大事です。

 

症状が進むと、関節が固まって伸びなくなります。そのため、関節が固まらないようにできるだけ関節を動かすことも大事です。

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