公開日:2022年 1月 8日
更新日:2022年 1月10日
本日はアカシジアについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
アカシジアは、薬の副作用が原因で、座ったままでじっとしていられなくなる症状が現れることです。
アカシジアの原因となる薬として多いものは、抗精神病薬であると言われています。しかし、抗うつ薬や胃腸薬、制吐薬などで起きることもあります。
アカシジアは急性アカシジア、遅発性アカシジア、離脱性アカシジアの3つの種類に分けることができます。
急性アカシジアは薬を始めたり増やしたりした時期から4週間以内に症状が現れるアカシジアのことで、遅発性アカシジアは薬を始めたり増やしたりした時期から3か月以上経過してから症状が現れるアカシジアのことです。
離脱性アカシジアは、原因となる薬をやめた時期から6週間以内に症状が現れるアカシジアのことです。
アカシジアの原因のほとんどは薬です。抗精神病薬などの薬によって、脳の中のドパミンの働きが過剰に遮られることによってアカシジアが起きるとされています。
アカシジアの原因となる薬として多いものは、抗精神病薬ですが、抗うつ薬や胃腸薬、制吐薬などで起きることもあります。
最近では薬にドパミンを遮る働きがなくても薬の副作用としてアカシジアが起きている例も報告されています。アカシジアは薬の副作用で起きることがほとんどであるということはわかっていますが、十分には解明されていないのです。
アカシジアの主な症状は、座ったままでじっとしていられなくなることです。
体や足のそわそわ感を感じたり、体や足がむずむずしたり灼熱感を感じたりします。座ったままじっとしていることができず、歩き回りたくなったり、脚を小刻みに動かしたくなったり、何度も姿勢を変えたくなったりするのです。
アカシジアでは、気分がそわそわした状態になるというよりも身体がそわそわした状態になります。
アカシジアの症状の特徴は、歩いたり運動をしたりすることで軽くなることです。
アカシジアの改善方法は、原因となっている薬を減らしたり薬を変えたりすることや抗コリン薬やベンゾジアゼピン系の薬を使うことです。
アカシジアの症状が現れた時は、まず最初に原因となっている薬の量を減らしたり、原因となっている薬を違う薬に変えたりして様子を見ます。
薬の量を減らしたり薬を変えたりすることで改善が見られることがほとんどであると言われています。
原因となっている薬を減らしたり違う薬に変えたりすることが難しい場合は、アカシジアを和らげるために抗コリン薬やベンゾジアゼピン系の薬を使います。
症状が強い場合にも、抗コリン薬やベンゾジアゼピン系の薬を使うことで症状が軽くなることが期待できると言われています。
ほとんどのアカシジアは、薬を減らしたり薬を変えたりすることで改善ができます。
ただし、薬を減らしたりやめたりする判断を自分で行うことは非常に危険です。症状が現れた場合は必ず医師に相談し、医師の指導の下で改善を行うことが大事です。
抗精神病薬などの薬を使っているとき、座ったままじっとしていられなかったり下肢のむずむず感を感じたり何度も姿勢を変えたくなったりする場合は、アカシジアの可能性があります。
そのままにしておかずに、すぐに医師や薬剤師に相談することが大事です。
アカシジアが疑われても自己判断で薬を減らしたりやめたりすると、違う副作用が現れることもあり、非常に危険です。必ず医師や薬剤師の指導のもとで薬を減らしたり変えたりしましょう。
アカシジアによって不眠症の症状が現れることもあります。アカシジアは、非常に不快な症状で、急いで対処することが大切です。
症状は薬を始めた時期や増やした時期から数日以内に現れる急性アカシジアがほとんどですが、場合によっては数ヶ月間薬を使い続けた後に症状が現れる遅発性アカシジアや薬をやめてから症状が現れる離脱性アカシジアもあります。
薬を使い始めたり増やしたりした後ややめた時などに、違和感を感じたらすぐに医師に相談に行くことをお勧めします。
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