公開日:2021年 7月20日
更新日:2023年 8月10日
本日はクマについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
クマの原因は種類によって違います。
青クマの原因は、血行不良です。血行不良によって静脈のうっ血が起こり青く見えるのです。疲れやストレス、睡眠不足、冷え症などによって血液の流れが悪くなると、青クマができます。
茶クマの原因は、色素沈着です。目元の皮膚はとても薄いため、洗顔などの時に目元を擦って起きる摩擦に非常に弱いです。皮膚が刺激を受け、色素沈着が起きると茶クマになります。
黒クマの原因は、下瞼のしわやたるみや顔の浮腫みです。しわやたるみが目元に影をつくることで窪んだように見えるのです。加齢によって起こる場合は黒クマです。
クマの原因は一つではありません。実際には、さまざまな要因が絡み合って出現することが多いです。以下に、クマの主な原因を詳細に解説します。
1. 血行の悪化
血行が悪化すると、酸素や栄養分が十分に運ばれず、皮膚の下の微細な血管が透けて見えることが増えます。これがクマの原因の一つです。疲労、睡眠不足、ストレスなどが血行を悪化させる要因となることが知られています。
2. 老化
年齢を重ねるにつれて、皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚が薄くなります。これにより、目の下の青紫色の血管が透けて見えやすくなり、クマとして現れます。
3. 遺伝
家族歴、特に親や祖父母がクマを持っている場合、遺伝的な要因が関係している可能性が高いです。遺伝的なクマは、若い年齢から現れることが多いです。
4. アレルギー
花粉症や食物アレルギーなど、アレルギーの影響で眼が痒くなり、こすったりすると、目の周辺の皮膚が刺激され、クマの原因となることがあります。
5. 腫れや水分の蓄積
目の周りのリンパの流れが悪くなると、老廃物や水分が滞留しやすくなります。これにより、クマだけでなく目の下のたるみや腫れとしても現れることがあります。
6. 皮膚の色素沈着
紫外線の影響や炎症、摩擦などでメラニン色素が増加し、目の下の皮膚に色素が沈着することがあります。これにより、茶色っぽいクマが現れることがあるのです。
7. 喫煙やアルコールの過剰摂取
喫煙は血行を悪化させ、アルコールは体内の水分バランスを乱します。これらの要因が組み合わさることで、クマの原因となることがあります。
8. 栄養不足
鉄分やビタミンK、ビタミンCなどの栄養素の不足は、クマの原因となることが知られています。
9. 生活習慣
不規則な生活、深夜までの作業、食生活の乱れなど、日常の生活習慣がクマの原因となることもあります。
10. 皮膚の乾燥
乾燥すると皮膚は薄くなり、透明感が増す。その結果、下の血管が透けて見えるようになることがあります。
クマの症状は、目の下の影です。種類によって色が違うため、見え方が変わりますが、クマがあると疲れているような印象の顔になってしまいます。
青クマは色が青いこともあれば、赤紫や黒に近い色に見えることもあります。茶クマは色が茶色く、鏡などでどの角度から見ても質感が変わらないのが特徴です。
目の下のクマは、多くの人が経験する共通の皮膚の問題です。しかし、全てのクマが同じ原因で生じるわけではありません。実際には、異なる原因や症状に基づいていくつかの種類に分類されます。以下、クマの主な種類とその特徴、症状について詳しく解説します。
1. 血行性のクマ
原因: このタイプのクマは、目の下の微細な血管の血行が滞ったり、酸素供給が不足することによって生じます。疲労や睡眠不足が主な原因となります。
症状: 青みがかった色をしていることが特徴で特に疲れた日や寝不足の時に強く現れることが多いです。
2. 構造性のクマ
原因: 目の周りの皮膚が薄い、または目と頬の境界の凹凸が原因で影ができることから生じるクマです。遺伝や加齢が原因となることが多いです。
症状: 皮膚の色そのものではなく、影として現れることが多くライティングや角度によっては、クマが目立たなくなることもあります。
3. 色素沈着性のクマ
原因: 紫外線の影響、炎症後の色素沈着、摩擦などによって、目の下の皮膚にメラニン色素が増えることが原因で起こります。
症状: 茶色っぽいクマとして現れます。夏の後や、目をこすった後などに特に現れやすいクマです。
4. 液体蓄積性のクマ
原因: 水分や老廃物が目の下に蓄積することによるクマで塩分の取りすぎや、リンパの流れの悪さが原因として挙げられます。
症状: 目の下が膨らんで見え、クマとして認識されます。圧迫すると少し凹むことが特徴です。
クマの改善方法は種類によって違います。
青クマの場合は、鍼灸は非常に即効性が高い改善方法です。鍼灸で血行を良くすることで改善します。さらに、生活習慣の改善やセルフケアも改善において必要になります。
茶クマの場合は、レーザーなどによって改善を行います。鍼灸で改善を行う際は、鍼灸で肌のターンオーバーを正常にすることで改善が期待できます。
黒クマの場合は、目の周りの脂肪やたるみを取り除くことで改善します。鍼灸によってたるんでいる筋肉の引き締めを行うとともに、セルフケアによって筋肉のたるみ解消も必要です。
目の下のクマは多くの人々にとって悩みの種であり、その原因はさまざまです。したがって、クマの改善方法や対策もその原因に合わせて選ばれるべきです。
1. トップダウン
化粧品によるカバー: クマを隠すための最も手軽な方法はコンシーラーやファンデーションを用いることです。光を反射する成分を含む製品を選ぶと、クマの目立ちにくさが増します。
スキンケア: 色素沈着性のクマの場合、美白成分(ビタミンC、アルブチンなど)を含むスキンケア製品が効果的です。血行促進や浮腫み対策としてカフェインを含む製品も人気です。
2. 美容皮膚科
レーザー: レーザーを使用して皮膚の色素を減少させたり、新しいコラーゲンの生成を促すことで、クマの見た目を改善することができます。
光: 色素の沈着や細かい血管の問題をターゲットにするために、特定の波長の光を使用します。これにより、クマの原因となる色素や血管の赤みを減少させることができます。
フィラー注射: 目の下のボリュームの喪失がクマの原因となっている場合、ヒアルロン酸などのフィラーを注射することで、その部分のボリュームを回復させ、クマを目立たなくすることができます。
ケミカルピーリング: 表面の死んだ皮膚細胞や色素沈着を取り除くために、特定の化学物質を皮膚に塗布します。これにより、新しい、明るい皮膚が露出し、クマの見た目が改善されます。
3. 生活習慣の見直し
十分な休息: 睡眠は身体の回復時間です。不規則な生活や睡眠不足はクマの原因となるため、質の良い睡眠を確保することが大切です。
バランスの取れた食事: 体内の水分バランスを維持し、浮腫みを防ぐためには、塩分の摂取を控えめにし、ビタミンやミネラルを豊富に含む食事を心がけることが重要です。
ストレスの管理: ストレスは血行を悪化させる要因となります。リラックスする時間を確保し、ストレスを減少させる方法(瞑想、趣味、運動など)を見つけることが大切です。
クマの改善法はその原因や個人の状態に応じて異なります。
クマの改善に役立つと言われているビタミンやミネラルを豊富に含む食事について、以下のような食品や食事方法を推奨されています。
1. ビタミンK
クマの原因の1つに細かい血管の透明度の増加が考えられます。ビタミンKは血液の凝固に役立ち、血管の健康をサポートすると言われています。
含まれている食品: ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、納豆など。
2. ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートし、アンチオキシダントとして働き、肌の健康を維持します。
含まれている食品: いちご、キウイフルーツ、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、パプリカ、ブロッコリーなど。
3. ビタミンE
ビタミンEは皮膚の修復を助け、アンチオキシダントとして紫外線などの外部のダメージから肌を守ります。
含まれている食品: アーモンド、ひまわりの種、カシューナッツ、スピルリナ、アボカド、魚、とうふなど。
4. アイロン
鉄分不足は貧血の原因となり、それがクマの原因となることもあります。
含まれている食品: 赤身の肉、ほうれん草、レンズ豆、大豆、カシューナッツ、海藻、かぼちゃの種など。
5. 亜鉛
亜鉛は肌の修復をサポートし、免疫機能を強化します。
含まれている食品: 牡蠣、牛肉、鶏肉、カシューナッツ、アーモンド、全粒穀物、乳製品など。
6. フラボノイド
血管の健康をサポートし、血流を改善します。
含まれている食品: ブルーベリー、いちじく、リンゴ、赤ワイン、カカオ、緑茶など。
[おすすめの食事方法]
バランスの良い食事: ビタミンやミネラルだけでなく、良質なタンパク質や不飽和脂肪酸を含む食品も摂取することで、体全体の健康と肌の健康をサポートします。
水分の摂取: 体の水分バランスを維持するために、十分な水分を摂取することが重要です。コーヒーやアルコールの摂取は控えめにし、水や緑茶などのヘルシーな飲み物を選びましょう。
適度な塩分: 塩分の取り過ぎは体の浮腫の原因となるため、適度な塩分の摂取を心がけることが重要です。
クマの原因や体質によっては、食事だけでの改善には限界がありますので、上述の食事内容を基本としながら、適切なスキンケアや生活習慣の見直しも併せて行うことがおすすめです。
クマの原因はいろいろありますが、体の内側から改善していくことが大事です。鍼灸によって改善は可能ですが、効果を十分に発揮させるためには、体全体が健康であることが大事なのです。
クマを改善するためには、クマだけにアプローチするのではなく、ストレスを解消したりホルモンバランスを整えたりすることに対してもアプローチしましょう。
・瞳子膠
・球後
・承泣
・下清明
瞳子膠は目の疲れに効果的なツボです。そのため、眼精疲労に対してよく使われます。
美容面でも有効で、クマや目尻のシワを改善するためにも使われます。
球後は、目尻のシワやたるみに効果的なツボです。美容面の効果が高いツボですが、目が疲れた時にも有効です。
さらに、まぶたがピクピクするという症状が現れた時にも効果を発揮します。
承泣の承は受けるという意味で、承泣の泣は泣くという意味です。承泣は、涙を受け止めるところという意味を持つツボなのです。
承泣は、眼精疲労などの目に現れる色々な症状に効果を発揮します。目だけではなく、顔面神経麻痺や三叉神経痛にも有効です。
瞳子膠の場所は、目尻から親指の幅半分ほど外側に進んだところの骨の際の少しのくぼみです。
目の周りはデリケートです。押すときは、強く押しすぎないように注意して気持ち良いくらいの力加減で押しましょう。
球後は、目の下側の骨にあるツボで、目尻から4分の1くらいの場所にある骨のくぼみにあります。
眼球が近いため、押すときは、強く押さないことが大事です。軽く撫でるくらいの強さで刺激しましょう。
承泣は、目の下の骨の際にあるツボで、瞳孔の真下にあります。
押すときは、人差し指の腹でゆっくりと押します。目が疲れた時などに押しながら小さな円をイメージしてマッサージすると効果的です。
11時から21時
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
年末年始