加速思考症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 6月 3日

更新日:2022年 6月30

本日は加速思考症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 加速思考症候群とは
  • 加速思考症候群の原因
  • 加速思考症候群の症状
  • 加速思考症候群の改善方法
  • 加速思考症候群のまとめ

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

加速思考症候群は、アウグスト・クリが名付けた症候群

加速思考症候群は、情報に追われ、脳が休むことなく加速し続け、ストレスを常に感じている状態のことです。加速思考症候群は、考えることが多い現代に現れる現代病です。

 

加速思考症候群は、ブラジルの精神科医アウグスト・クリが名付けた症候群です。現代人では、約8割が症状に思い当たると言われており、大人から子供まで幅広い年代の人に現れます。

 

考えることが多く、思考がオーバーヒートしてしまう加速思考症候群では、病的であると自分で感じることができないことも非常に多いです。

加速思考症候群の原因には、思考の3つの要素が関係している

加速思考症候群の原因には、人の思考にある引き金、窓、オートフローという3つの要素が関係しています。

 

引き金は、思い出がよみがえるときのきっかけとなる土地の風景や空気のことです。思い出がよみがえるとき、意識してその時を思い出そうとしているわけではなく、思考の無意識下にある記憶が開かれて思い出します。

 

窓は、思考の無意識下にある記憶を保存しているものことです。アウグスト・クリは、窓の中で、負の感情やトラウマにつながるもののことをキラー窓と呼んでいます。

 

オートフローは、無意識下の思考の流れのことです。オートフローでは、喜びや楽しさを増幅するときには良い思考に進ませることができますが、キラー窓とつながると感情に支配されてよくない思考に進んでしまうのです。

 

引き金によって窓が開け放たれると、窓の記憶を増幅させるような感情や映像がオートフローによってつくり出され、不安が増幅されたりイライラしてしまったりするのです。

 

加速思考症候群は、オートフローによってネガティブな思考が加速していくことによって起こるのです。

・過剰なストレスや不安

慢性的なストレス: 仕事や家庭、人間関係などで長期間にわたり強いストレスを感じると、脳が常に問題解決モードに入り、思考が加速しやすくなります。ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されると、脳の覚醒状態が持続し、思考が止まらなくなります。

不安感の増大: 将来への不安や、過去のトラウマ、心配事が頭から離れず、それに対処しようと脳が過剰に働くことで、考えが次々と湧き上がり、加速思考を引き起こします。

 

完璧主義や過度な自己要求

完璧主義的な性格: 何事も完璧にこなそうとする傾向が強い人は、常に「次はどうすればもっと良くなるか」「失敗しないために何が必要か」といった思考を繰り返します。これにより、思考が加速し、止まらなくなることがあります。

自己批判の強さ: 自分に対して厳しい批判を行いがちな人は、自己改善や失敗回避のために思考が加速しやすいです。「もっと努力しなければならない」「自分はまだ足りない」といった思考が頭を占め、結果として思考が加速します。

 

デジタル情報の過多

情報過多社会: 現代社会では、インターネットやSNSを通じて大量の情報に触れることが日常的になっています。これにより、脳が常に新しい情報を処理しようとするため、思考が過剰に刺激され、加速しやすくなります。

マルチタスクの常態化: 複数のタスクを同時にこなすことが当たり前になっている環境では、脳が複数の情報を同時に処理しようとするため、思考が加速します。これにより、注意力が散漫になり、集中力の低下を招きます。

 

仕事や生活環境のプレッシャー

職場や家庭での過剰な期待: 職場での高いパフォーマンスの要求や、家庭での負担が大きい場合、脳が「すべてをうまくこなさなければならない」と感じ、思考が加速しやすくなります。特に、責任感が強い人やリーダーシップを取る立場の人は、自己の役割を果たすために思考が加速することがあります。

緊急事態への対応: 緊急の対応が求められる状況では、瞬時に問題を解決する必要があるため、思考が自然と加速します。こうした経験が繰り返されると、常に加速思考の状態が癖になり、日常生活でも脳が休まらなくなります。

 

睡眠不足やリズムの乱れ

睡眠不足: 睡眠不足により、脳の神経伝達物質のバランスが崩れ、脳が興奮しやすくなります。これにより、思考が制御不能なほど加速することがあります。特に、深い睡眠が取れず、浅い眠りが続くと、脳の疲労感が抜けず、思考が加速しやすいです。

体内時計の乱れ: 夜更かしや不規則な生活習慣により、体内時計が乱れると、脳の活動リズムも狂いやすくなり、思考が加速しやすくなります。これにより、日中も脳が休まらず、常にフルスピードで動き続ける状態になります。

 

脳内化学物質の不均衡

ドーパミンの過剰分泌: ドーパミンはやる気や報酬感覚を司る神経伝達物質であり、過剰に分泌されると、脳が興奮状態となり、思考が加速しやすくなります。特に、目標達成欲や達成感を強く求める人にこの傾向が見られます。

アドレナリンの影響: アドレナリンはストレスホルモンの一種で、脳を興奮状態にします。過度なストレスや緊張感を感じると、アドレナリンが分泌され、思考が過度に加速し、止められなくなることがあります。

 

過去のトラウマや負の経験

未解決の問題やトラウマ: 過去に解決できなかった問題や、心の傷が残っている場合、その経験がフラッシュバックしやすく、脳がその解決を図ろうとして思考が加速することがあります。特に、自己防衛的な思考が強まると、頭の中で繰り返しシミュレーションが行われ、脳が過度に活性化します。

未来への過剰な心配: 将来への不安や心配事が多い場合、「これからどうなるか」「どう対応すれば良いか」といった思考が絶えず続き、結果として思考が加速します。未来に対する不確実性が高まると、脳は常に最悪の事態を想定し、対策を考え続ける傾向があります。

・完璧主義者

高い目標設定: 自分に対して常に高い目標を設定し、全てを完璧にこなそうとする傾向があります。少しでも失敗や不足があると自己批判し、その改善策を絶えず考え続けるため、思考が加速しやすくなります。

失敗を許容できない: 失敗やミスを極度に恐れ、起こり得るすべての問題に対処しようと頭をフル回転させるため、思考が制御不能になることがあります。

 

責任感が強い人

他者に対して責任を感じやすい: 職場や家庭での役割に強い責任感を抱き、他人の期待に応えようと常に考え続けるため、思考が加速しやすくなります。特に、リーダーシップを求められる立場の人はこの傾向が強まります。

自己犠牲的な傾向: 自分のことよりも他人のことを優先し、他者の問題や悩みを自分ごとのように考え続けることで、頭の中が他人の問題解決でいっぱいになり、思考が加速しやすくなります。

 

多動的・活動的な性格

常に新しいことに挑戦したい: 活動的で、次々と新しいことに挑戦し続けたいという性格の人は、頭の中で常に次の目標やアイデアを考えており、思考が止まらなくなります。

ハイエネルギータイプ: 常に何かをしていないと落ち着かず、休むことが苦手な人は、身体だけでなく思考も常に動き続けているため、加速思考に陥りやすいです。

 

自己反省の傾向が強い人

過去の出来事を反復する: 過去の出来事や発言について、「もっとこうすればよかった」「あの時の自分はどうだったのか」と絶えず反省し続ける傾向があります。これにより、思考が過去の出来事に囚われ、加速しやすくなります。

内省的な性格: 自分の内面に深く向き合いすぎることから、思考が自己分析や自己批判に向かいやすくなり、思考の加速が生じやすくなります。

加速思考症候群の症状は、集中力の低下や物忘れ、不眠やイライラ

加速思考症候群の症状は、集中力の低下や物忘れ、不眠やイライラなどです。いつも不安があったり、起きたときから疲れていたり、感情に大きく波があったりという状態が見られることも多いです。

 

まず集中力が続かなくなり、過程を楽しめなくなり、何をしても退屈に感じるようになります。そして、物事の理解が遅い人や行動力がない人、ペースがゆっくりな人など、ペースの遅い人と一緒にいるとイライラするようになります。

 

休みでも脳を休めることができずイライラするようになり、老後が憂鬱になります。

・思考が止まらない

常に頭の中で考えが巡る: 頭の中で次々と新しい考えやアイデアが浮かび、ひとつの思考が終わる前に次の思考が始まるため、脳が休まることがありません。これにより、集中力が低下し、日常生活の中で常に何かを考え続けている感覚に陥ります。

無意識に思考が暴走する: 自分で考えを制御しようとしても、それができずに考えが暴走し、次々と浮かぶ思考に対処するのが困難になります。特に、休憩中や夜寝る前に、無意識に頭の中で考えが加速してしまい、脳が疲弊します。

 

不安や焦りの増加

過度な不安感: 未来に対する過度な不安や、過去の出来事に対する後悔が頭の中を占め、常に不安感に苛まれます。どのように解決すればよいか、何をすべきかという考えが止まらず、不安が増幅されます。

焦りや苛立ち: 思考が速く、次々と考えが浮かぶため、それをすべて整理したり行動に移すことができず、結果として焦りや苛立ちを感じることがあります。この焦りは、日常生活のあらゆる場面で現れ、平常心を保つことが難しくなります。

 

注意力や集中力の低下

集中力の持続が困難: 頭の中で次々と考えが浮かぶため、ひとつのことに集中するのが難しくなります。特に、仕事や勉強の際に集中力が持続せず、効率が低下します。思考が別のことに飛びがちで、重要なタスクに取り組んでいても別の考えが入り込み、注意が散漫になります。

優先順位の混乱: 多くの考えが同時に頭を駆け巡るため、どの考えが重要かを判断するのが難しくなります。その結果、優先順位をつけられず、重要なタスクや問題解決に集中できなくなります。

 

過剰な自己反省や自己批判

自己反省が止まらない: 過去の出来事や発言について何度も反省し、「あのときはこうすればよかった」「なぜあんなことを言ったのか」と考え続けることがあります。これにより、過去の出来事に囚われ、前向きな思考が妨げられます。

強い自己批判: 自分の行動や考えに対して過度に厳しい批判を行い、「自分はダメだ」「もっと頑張らなければならない」といったネガティブな思考が次々と浮かびます。これにより、自己肯定感が低下し、精神的な負担が増大します。

 

・睡眠障害

入眠困難: 夜に考えが止まらず、布団に入っても脳が興奮状態のままで、なかなか眠りにつけません。思考が高速で巡っているため、リラックスできず、眠りに落ちるまでに長い時間がかかることがあります。

夜間覚醒: 睡眠中に突然目が覚めてしまい、その後、頭の中で考えが再び活発になって眠れなくなることがあります。これにより、睡眠の質が低下し、日中に疲労感や倦怠感を感じやすくなります。

 

疲労感や倦怠感

脳の疲労感: 思考が加速している状態が続くと、脳が常にフル稼働しているため、脳の疲労感が強まります。頭が重い、スッキリしないといった感覚を常に感じるようになります。

全身の倦怠感: 頭が疲れている状態が続くと、身体全体にも影響が及び、全身の倦怠感や無気力感を感じることがあります。エネルギーが消耗され、普段の活動に対する意欲が低下することもあります。

 

自律神経の乱れ

心拍数の上昇や動悸: 思考が加速し、不安やストレスが高まると、交感神経が活発になり、心拍数が上がったり、動悸を感じることがあります。これにより、身体的な緊張感が強まり、落ち着かない状態が続きます。

過敏性腸症候群: ストレスや不安感が続くことで、自律神経が乱れ、消化器系にも影響を及ぼし、腹痛や下痢、便秘といった症状が現れることがあります。

考えすぎで疲れている状態は普通ではないと気付く

加速思考症候群を改善するためには、オートフローをコントロールすることが大事です。オートフローは、思考や感情をエスカレートさせます。

 

そのため、コントロールをし、ネガティブな思考を加速させないことが必要なのです。

 

無意識下のオートフローのコントロールには、意識が必要です。意識の中でとらえれることでオートフローの流れを止めます。

 

まずは、毎日いろいろなことを考えすぎて疲れている状態は普通ではないということに気がつくことが大事です。

・マインドフルネス瞑想

呼吸に意識を集中させる: 目を閉じてゆっくりと深呼吸し、呼吸の感覚に意識を集中します。思考が浮かんできたら、「今、考えが浮かんでいる」と気づき、再び呼吸に集中を戻します。これを5~10分繰り返すだけで、脳の過剰な活性を抑え、思考のスピードを落とすことができます。

「今ここ」に意識を向ける: 現在の自分の感覚や感情に意識を向け、「今この瞬間」に集中することで、過去や未来についての過剰な思考から解放されます。マインドフルネス瞑想のアプリやYouTubeのガイド付き瞑想を活用することで、手軽に始めることができます。

 

簡単な瞑想テクニック

歩行瞑想: ゆっくりと歩きながら、足の裏が地面に触れる感覚に意識を集中します。歩く速度を普段よりも意識的に遅くし、一歩一歩に注意を向けることで、思考が加速するのを防ぎ、心を落ち着かせます。

音楽瞑想: 心地よい音楽を聴きながら、その音楽のリズムやメロディーに意識を集中させます。思考が加速しているときは、リラックスできる音楽を聴くことで、脳を休めることができます。

 

・深呼吸法の活用

腹式呼吸の実践: ゆっくりと鼻から息を吸い、お腹が膨らむのを感じながら4秒間かけて吸い込みます。その後、口からゆっくりと6秒かけて息を吐き出します。この呼吸を5~10回繰り返すことで、脳の興奮状態を鎮め、リラックス効果を得られます。

4-7-8呼吸法: 4秒かけて息を吸い、7秒間息を止め、8秒かけてゆっくりと吐き出す呼吸法です。この呼吸法を数回行うことで、副交感神経が活性化し、思考が加速している状態を落ち着けることができます。

 

日記を書く

思考の整理: 自分の考えや感情を紙に書き出すことで、頭の中の思考を整理しやすくなります。毎晩、寝る前にその日に考えたことや感じたことを5~10分程度書き出すことで、脳が過剰に思考するのを防ぎます。

ポジティブ日記: 毎日、感謝できることや嬉しかったことを3つ書き出す習慣をつけると、ポジティブな思考が増え、ネガティブな思考が加速するのを防ぐ効果があります。

 

睡眠の質を向上させる

睡眠ルーチンの確立: 毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きるようにします。寝る前の1時間はスマートフォンやパソコンを使わず、リラックスできる音楽を聴いたり、温かいお茶を飲んだりして、心と体を落ち着けることで、入眠がスムーズになります。

寝る前のリラックス習慣: 寝る前に簡単なストレッチやヨガを行い、筋肉の緊張をほぐすことで、思考を抑える効果があります。また、温かいハーブティーを飲んだり、アロマディフューザーを使って心地よい香りを取り入れることも効果的です。

 

運動習慣の取り入れ

有酸素運動: 散歩、ジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、脳内のセロトニンやエンドルフィンの分泌を促し、心を落ち着ける効果があります。1日30分程度、週に3~5回の運動を取り入れることで、思考のスピードを抑える効果が期待できます。

ヨガやストレッチ: ヨガやストレッチは、体の緊張をほぐしながら深い呼吸を意識するため、思考の加速を抑える効果があります。特に、就寝前に簡単なポーズを行うことで、リラックスして眠りにつきやすくなります。

 

情報の断捨離を実践する

デジタルデトックス: 一定時間、スマートフォンやパソコンから離れる時間を作りましょう。週末や夜間に「デジタルデトックスタイム」を設け、SNSやニュースサイトを見ないようにすることで、脳の過剰な情報処理を防ぎ、思考を落ち着かせることができます。

情報の選択: 取り入れる情報を厳選し、自分にとって本当に必要な情報だけを選ぶ習慣をつけましょう。例えば、SNSのフォローを整理したり、ニュースアプリの通知をオフにすることで、思考の負担を軽減できます。

 

情報処理の習慣化

メモ帳を活用する: 頭の中で思いついたことをすぐにメモ帳やスマートフォンのメモアプリに書き出し、後で整理することで、脳の思考負担を軽減できます。「考えを頭の外に出す」ことで、思考の加速を抑え、脳の疲労感を減らすことができます。

1日1回の情報整理タイム: 毎日決まった時間に、メモした情報や考えを整理する時間を設けることで、頭の中をクリアに保ち、必要以上に思考が加速するのを防ぎます。

 

アートや手仕事に取り組む

絵を描いたり、手芸をする: 絵を描いたり、編み物、裁縫などの手作業に取り組むことで、思考のスピードを落とし、心を落ち着ける効果があります。これらの活動は、集中を促しながらも、リラックス効果が得られます。

ガーデニングや料理: 植物を育てたり、料理をすることで、手を動かしながら心を落ち着けることができます。これにより、頭の中の思考が整理され、過剰な思考から解放されやすくなります。

 

音楽や読書を楽しむ

リラックスできる音楽を聴く: 自分が心地よいと感じる音楽を聴くことで、思考のスピードを落とし、心をリラックスさせます。クラシック音楽や自然音など、リラックス効果のある音楽を取り入れると良いでしょう。

読書で思考を整理する: 読書は、一定のリズムで文章を追い、内容を理解しようとするため、思考のスピードを調整する効果があります。自己啓発やフィク

現代の教育が関係している

アウグスト・クリは、現代人が加速思考症候群の状態になっている原因として、現代の教育が関係していると言っています。

 

現代の教育は、多くの情報を与えるだけで、自己の育成を促さない教育であると言い、自己が育成されないということは、意識の中で捉えることができないということです。そのため、自分で心を守ることができなくなるのです。

 

早くこなすことや生産性を上げることが求められていくうちに、思考だけが加速し、オートフローをコントロールする力が身につかないために加速思考症候群になるのです。

加速思考症候群に効果的なツボ

完骨

合谷

神門

完骨

完骨は、頭痛や不眠、めまいなどに対して効果を発揮するツボです。 自律神経を整えるために役立つツボで、セロトニンの分泌を安定させる効果があります。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれているホルモンです。

 

セロトニンが分泌されることで、ネガティブな思考の加速を止めることにつながり、加速思考症候群の改善にも効果が期待できます。

 

加速思考症候群では症状として不眠が現れることもあるため、寝る前に完骨を刺激することで睡眠の質を高め、良い眠りにつくことも期待できます。

合谷

合谷は、首から上の疲れに効果を発揮するツボで、首こりや目の疲れなどによく使われます。 さらに、自律神経を整える効果もあるため、加速思考症候群でイライラしている時に効果を発揮します。

 

自律神経が整うと、リラックスをすることもできるようになるため、休みを楽しむこともできるでしょう。

 

他にも、風邪のひきはじめや頭痛、鼻血、鼻水、疲れやストレスなど色々な症状に対して効果的なツボです。

神門

神門は、精神状態を安定させる効果があります。そのため、不眠やイライラなど加速思考症候群で現れる症状に非常に効果が期待できるのです。

 

物忘れや不安、動悸などにも効果的だと言われています。加速思考症候群では、不安が大きくなり、気持ちがネガティブになっていくため、神門を刺激し、精神を安定させることは非常に有効です。

ツボの位置と押し方

完骨

完骨の場所は、耳の後ろの出っぱっている骨の下側のくぼんでいる場所です。探すときは、丸い骨の突起とへこんだ位置を探すと探しやすいです。 

 

押すときは、親指を使います。押す方向は、斜め上の方向です。頭皮を逆目に押してみると良いでしょう。ゆっくり上に押し上げるようなイメージで押しましょう。

合谷

合谷は、親指と人さし指の間にあります。人によって若干場所が違いますが、押してみれば必ず見つけられると言われています。押した時に、痛みを感じたり、コリコリしたりする部分を探しましょう。

 

押すときは、親指を使って、残りの指は手のひらに当てましょう。力加減は少し痛みを感じるくらいの強さにし、5秒押してゆっくり離します。 

神門

神門は、手のひらを上にしたときの手首の小指寄りにあります。押さえるとへこむ部分を探しましょう。

 

気持ちが落ち着かないときなどに軽く圧迫するように押すことをお勧めします。

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