変形性股関節症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 4月23日

更新日:2022年 5月16日

本日は変形性股関節症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 変形性股関節症とは
  • 変形性股関節症の原因
  • 変形性股関節症の症状
  • 変形性股関節症の改善方法
  • 変形性股関節症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

変形性股関節症は、骨盤の臼蓋と大腿骨の骨頭が変形する

変形性股関節症は、骨盤の臼蓋と大腿骨の骨頭が変形し、痛みが起こったり動かしにくくなったり両足の長さに違いが生まれたりする病気です。クッションの役目をしている軟骨が摩耗することなど原因で起こります。

 

変形性股関節症は、中高年の女性に起こることが多い病気です。ただし、臼蓋形成不全など生まれつき股関節が傷みやすい人の場合は若い年齢でも起こることがあります。

変形性股関節症の原因は、軟骨が摩耗すること

変形性股関節症の原因は、軟骨が摩耗することです。軟骨の摩耗は、加齢によって起こることが多いです。また、体重が重い人は股関節の負荷が大きく、軟骨を磨耗しやすいとも言われています。

 

股関節は、大腿骨の骨頭が臼蓋にぴったりとはまっているため、足を前後左右斜めに動かすことができる構造をしています。

 

歩くと、股関節には負荷がかかりますが、正常な状態の場合は、軟骨がクッションの役割をして衝撃を和らげているため、大きなトラブルが起こることはありません。

症状は、関節の痛みや関節の動かしにくさ、両足の長さの違いなど

変形性股関節症の症状は、関節の痛みや関節の動かしにくさ、両足の長さの違いなどです。両足の長さに違いが生まれることによって、歩きにくさも現れます。

 

初期の段階では、関節の軟骨がすり減って関節の隙間が少し狭くなります。そのため、起き上がったときや立ったとき、歩き始めたときなどに、足の付け根に違和感を感じます。さらに、お尻や太ももや膝に痛みやこわばりがあることもあります。

 

関節の軟骨の摩耗が進むと、痛みが強くなります。長い時間歩くことや立っていることができなくなり、靴下を履いたり正座をしたりすることも難しくなります。変形性股関節症は、症状が進むと日常生活を送る上で支障が出てくるのです。

変形性股関節症の改善方法は、股関節の負担を減らすこと

変形性股関節症の改善方法は、股関節の負担を減らすことです。症状が軽い場合は、手術を行わず痛み止めを使いながら、できるだけ股関節の負担を減らすように心がけて生活します。

 

水中でウォーキングなどを行い筋力トレーニングをしたり、肥満の場合は食事を改善し体重をコントロールしたりすることで改善が期待できます。

 

なかなか改善がみられない場合や症状が進んでいる場合は手術を行うこともあります。

 

手術には、関節近くの骨を切り関節の向きを矯正し残っている軟骨の位置を修正することで体重がかかる位置をコントロールする手術や、股関節を人工股関節に置き換える手術があります。

変形性股関節症で注意すべきこと

変形性股関節症を改善するために、手術を行い、人工股関節にすることで症状の改善はかなり期待できます。しかし、人工股関節は、年月が経つと緩んできて入れ替えるために再ぶ手術が必要になることもあります。

 

変形性股関節症の症状によって股関節に痛みがある場合には、動かさないようにしてしまうことが多いです。

 

しかし、股関節を動かさないと股関節のまわりの筋力が弱まり関節の可動域がより狭くなるという悪循環を引き起こしてしまいます。

 

適度にトレーニングを行うことが大事です。また、杖をつくことで股関節への負荷を減らすことができるため、杖を使うことも良いでしょう。

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