体質改善について【原因とアプローチ、セルフケアの解説】

公開日:2019年 12月23日

更新日:2024年  7月10日

本日は体質改善について解説させていただきます。

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

「太りやすい体質をなんとかしたい」

「最近、イライラして疲れやすくなったみたい…」

こんな症状が続いている人には、正しい方法による体質改善が必要です。

 

 

みなさんも1度くらいは、この言葉を聞いたことがあるでしょう。

しかし、その本来の目的や方法について知っている人は意外にも少ないものです。

 

 

体質改善への取り組みかたを間違えて認識していると、求める効果が得られません。

そこで今回は、体質改善の目的と効果が出始めるまでの期間について解説します。

体質改善に取り組む目的とは

体質改善に取り組む人の1番の目的は健康にあるかと思います。

 

 

体質の改善によって、からだの内側から痩せやすいサイクルをつくることや、動きやすいカラダを作ることは可能です。

 

 

まず、体質改善を考える際に、“なぜ体質を変える必要があるのか”について考えてみてください。

 

不健康そのものを解消するためだという理由にたどり着くはずです。

つまり、体質改善に励む真の目的とは、からだのいたるところに出る不調をなくすためなのです。

健康を損なうことは体質改善ではない

今話題のダイエット方法の1つに、プチ断食が挙げられます。

おおよそ2~3日の期間は固形物の摂取を控えることで、減量を見込むというメソッドなのですが、これだけで体質改善に成功するわけではありません。

 

肝心なのは、行動を起こす前の体調です。

免疫力が弱っている、もしくは月経中に無理なダイエットをした場合、からだのサイクルは余計に乱れて健康を損なってしまいます。

 

ダイエットにかかわらず、不調時の無理な運動などもNGです。

このように、自分のからだの状態を省みずに行う行為全般は、体質改善に結びつきません。

不調が深刻化しないうちに、正しいヘルスケアの方法を習得しましょう。

改善が必要な6種類の体質

体質改善をして成果が得られれば、様々な病気の予防につながります。

アトピー性皮膚炎や各種アレルギーはもちろん、花粉症が良くなる人もいるのです。

からだのサイクルを理想的な状態に戻せると、免疫力や抵抗力も徐々に底上げされるほか、基礎代謝量もアップします。

 

「でも、これまで何度も体質改善を試みても成果があらわれなかった」という人は、間違った方法を続けているにすぎません。

 

正しい方法で体質改善に取り組めれば、確実に健康への好転反応は得られます。

こちらでは、院長が実践して成功した体質改善の方法をご紹介致します。

体質改善で予防できる病気一覧
  • メタボリックシンドローム
  • 高血圧、低血圧(貧血)
  • 糖尿病、高尿酸血症
  • 骨粗しょう症
  • 便秘
  • 脂質異常症

改善が必要な6種類の体質

子どもから大人まで体質改善が必要な人の特徴は、大きく分けて6種類あります。

あなたの当てはまるタイプ別に、不快症状を軽減する方法を探りましょう。

疲労蓄積タイプ

少しの仕事量でも人の2~3倍の疲労を感じることはありませんか?

まるで夜勤明けのようにフラつき、症状がひどい場合はその場にへたり込んでしまう人もいます。

こうした慢性的な疲労は、栄養不足・血行不良・酸欠・睡眠サイクルの乱れなどが原因。

いずれも体質改善をすることで解消されますので、早めに取り組み始めましょう。

貧血タイプ

血液中のヘモグロビンが少ない状態が続くと、全身に供給されるべき酸素が不足し、結果として貧血などの症状を引き起こします。

こちらは、鉄分を摂取することで体質改善を見込めます。

便秘タイプ

どれだけ食べても便秘が続くと、やがてそれは強烈な腹痛へと変わってしまいます。

起床時にコップ1杯の水を飲むだけでも、腸が活発化して便秘とは無縁の体質へと変われるので、ぜひ試してみてください

気逆タイプ

他人のちょっとした言動にイライラする、もしくは一喜一憂する人は少なくありません。

実は、こうした不安定な精神状態を改善する方法もあるのです。

普段のなにげない行動習慣がマイナス感情を増幅させる場合もありますので、まずは思考の転換を心がけることが大切です。

腎虚・塩分過多タイプ

水分の巡りが悪いことによるむくみや、過敏性腸症候群による下痢といった症状に悩まされている人も、体質改善を早期に始めるべきといえます。

日頃の水分摂取量を少なくし、食事バランスのとれた献立を意識する、あるいはストレスを溜め込まないように心がけることで、こうした症状は改善されるのです。

内臓冷えタイプ

「食後に胃腸が痛む」「緊張によってみぞおちの辺りに不快感を覚える」といった症状が出ているなら、それは必ずしも食べ物やストレスが原因とは限りません。

胃腸が弱い人の特徴として、からだを冷やす癖があります。

朝から晩まで冷房の効いた部屋で過ごす、あるいはアイスドリンクばかりを飲んでいるのなら、この機に胃腸をあたためて体質改善に励みましょう。

陰陽体質について

陰性体質とは、古代中国の伝統医学に基づく分類方法です。

 

健康な生活や健康管理、生活パターンは、生活習慣に大きく影響を与えます。体質を理解することでより快適で健康的な生活を送るヒントになります。

 

当院の鍼灸施術では、陰陽体質がどちらかによってアプローチも変えています。

陰性体質の特徴

①体温感覚・・・寒がりで冷え性

②肌の状態・・・肌は湿っぽくて冷たくて色白

③エネルギーレベル・・・疲れやすくエネルギー不足

④感情の安定性・・・内向的で気分が沈みがち

⑤消化機能・・・食欲不振で消化不良

⑥眠りのパターン・・・眠りが浅く寝つきが悪い

⑦体型・・・痩せ型で筋量は少ない

⑧その他・・・手足が冷えやすく血行不良で免疫力は低い

陽性体質の特徴

①体温感覚・・・暑がりで熱感を帯びている

②肌の状態・・・乾燥しやすく赤みがかっている

③エネルギーレベル・・・活動的でエネルギー過多

④感情の安定性・・・外交的で気分が高揚しやすい

⑤消化機能・・・食欲旺盛で消化がよい

⑥眠りのパターン・・・よく眠り寝つきが良い

⑦体型・・・筋肉質で体格が良い

⑧その他・・・手足は暖かく、血行はよく免疫が高い

一見、陽性の方が良いように思えるかもしれませんが、東洋医学の観点では陰と陽のバランスが保たれている方が理想的であるとされています。

 

決して元気がいい方が良いわけではなく体質に合ったバランスの良い状態が理想なのです。

体質チェック表

①体温感覚・・・寒がりor暑がり

②肌の状態・・・湿っぽく冷たいor乾燥しやすく赤みがかっている

③エネルギーレベル・・・疲れやすいor活動的

④感情の安定性・・・気分が沈みがちor高揚しやすい

⑤消化機能・・・食欲不信or食欲旺盛

⑥眠りのパターン・・・眠りが浅いorよく寝れる

⑦体型・・・痩せ型or筋肉質

⑧その他・・・手足が冷たく血行不良or手が暖かい

体質に合わせた改善方法

陰性体質の場合

①暖かい食べ物、飲み物を摂る

主に生姜、シナモンニンニク唐辛子など温める効果のあるスパイスがお勧めです。暖かいスープや煮物、暖かいお茶も良いですが、暖かいお茶にはカフェインが入っているためカフェインの取りすぎには注意しましょう。

 

②体を温める運動を日常的に取り入れる

ヨガやストレッチ、ウォーキングを行いましょう。朝に軽い運動をすることによって体が温まりやすくなります。

 

③暖かい服装をして手足の保温に気をつける

冬は重ね着をして防寒対策をしっかりしましょう。最近は非常に暑いです。陰性体質の人とは熱中症になりやすいため注意が必要です。

 

住環境を暖かく保つ

血行を良くするために定期的なセルフケアを行ったり温泉に行ったりすることも良いです。足湯や手浴もお勧めです。

陽性体質の場合

①冷たい食べ物飲み物を控えてバランスの良い食事を摂る

きゅうり、メロン、トマト、ミントなど冷やす効果のある食材を摂りましょう。水分をしっかり摂ることも大事です。

 

②激しい運動は避けてリラックスできる運動を取り入れる

ゆったりとした散歩や軽いストレッチ、瞑想がお勧めです。陽性体質の場合、激しい運動をすると寝れなくなったり高揚しすぎてぐったりしてしまうこともあるため、運動に関しては優しい刺激で十分です。

 

衣服は通気性の良いものを使用する

 

住環境は涼しく保つ

気分が高揚しやすいとストレスを感じやすいです。そのため、ストレスを軽減するためにリラックスできる時間を持つことも大事です。瞑想や深呼吸の練習を日常的に取り入れて心身ともにバランスを保ちましょう。

食べ物や気候、季節によって陰と陽は分けられています。陽の方が良いように見えますが、決してそうではありません。

 

鍼灸でアプローチを行う場合も、陰と陽によって方法が分けられており、優しいアプローチが合う人と激しいアプローチが合う人にくっきり分かれます。

 

陰陽の言葉では

「陰極まれば陽となる」「陽極まれば陰となる」

というように、現状の体質を見極めて本来の体質に変えていくということが大事です。

 

当院ではこれを鍼灸で行っています。改善を行う時には現状の体質と本来の体質を見極める必要があります。上記のチェックでは、本来の体質がわかりますが、現状の体質も理解することが必要です。

 

現状の体質に不快な感覚を覚えている人はまずアプローチを行い、アプローチが合っていれば体質が変わるサインにもなります。

 

やり続けることで調子を維持することができるため是非試してみてください。

体質改善の方法は2種類ある

体質改善のやり方は、大きく分けてセルフケアメディカルケアの2種類あります。

自宅で食事や運動習慣を取り入れて体質を変えられる場合もあれば、専門の病院にいかなければ症状が改善しないこともあります。

セルフケアの場合
  • 睡眠の質を上げる(寝不足になりがちな人は昼寝の習慣をつくる)
  • 栄養バランスのとれた食事を徹底
  • 添加物を含む飲食物は口にしない
  • 毎日30分のウォーキングを取り入れる
  • 水を飲み過ぎない(1.3リットルが目安)
  • 1日の中でホットヨガやストレッチなどを行う時間をつくる

自己流のメソッドで体質改善を図るのも1つの方法ですが、間違った知識をもっていると様々な不調が起こります。

 

まずは、上記の項目を網羅し、正しいからだづくりに慣れましょう。

メディカルケアの場合
  • アレルゲン免疫(抗アレルギー剤の使用)
  • 鍼灸による自律神経・免疫アプローチ
  • 漢方

病院でメディカルケアを行う場合、上記の3つの方法が主流です。

 

体質を変えるにあたって、なにを選択するかは非常に重要です。

どのように調べ、どのような施術方針で行うのか、十分な情報収集が必要です。

 

こちらでは、銀座そうぜん鍼灸院が行う体質改善のアプローチを解説させていただきます。

鍼灸の体質改善は自律神経・免疫アプローチ

鍼灸で体質改善を行う場合、2つの点を大きく変化させていきます。

 

  • 自律神経の切り替えをスムーズにさせる。
  • 免疫の活性化で、風邪をひかないようにする。

 

鍼灸は、免疫細胞であるマクロファージの活性化はもちろん、好酸球の調整など、免疫系のアプローチを得意としております。

 

これは、鍼灸に対するカラダの反応を利用した方法で、自己免疫疾患、不定愁訴に非常に効果的です。

体質が改善されるまで1~3ヶ月かかる

体質改善の効果が出始めるまでの目安期間は症状によって差がでますが、一般には1~3ヶ月ほどといわれています。

肌荒れや抜け毛に悩む人の場合、ターンオーバーの周期は1ヶ月ごとに変化するので、その間に少なからず好転反応を見込むことができるでしょう。

一方で、冷え性や胃腸機能の低下など、からだの内側からの体質改善を望む場合、効果が出始まで一か月ほどかかります

体質改善できない人は暴飲暴食する人

どのような方法で体質改善に取り組んでも、土台となる睡眠や食事の質が低いと真の効果は得られません。

人間のからだを健康に導く過程で、睡眠と食事は必須条件なのです。

 

 

日頃から夜更かしをしつつ、メディカルケアで体質改善に成功するなどといった、都合のよい方法はありません。

本気で体質改善に成功しいのであれば、規則正しい生活習慣を心がけてください。

過度な飲酒や喫煙習慣のある人も、体質改善を見込めないでしょう。

 

 

どのような症状を治すにせよ、からだに必要な栄養素が蓄えられなければ、免疫力がつきません。

ところが、過度な飲酒は胃腸・肝機能を損ない、たばこの吸い過ぎは体内のビタミンCを欠落させてしまいます。

そうなれば、肌荒れや生活習慣病が深刻化するため、悪習慣は即座に断ち切るべきです。

病院ではなく、手軽に鍼灸を受けてみてください!

自分で体質改善をするのは難しい」

「ズボラなのですぐに中断してしまう」

このような悩みをもつ人は、病院にいきましょう。

 

ただ、生活習慣、花粉症レベルであれば、鍼灸でも改善可能です。

 

低感作療法、メタボリックシンドローム対策のクリニックは増えておりますが、自分で行うことをお勧めしております。

鍼灸で体質改善するメリット

病院・クリニックとは違い、鍼灸で体質改善をする際は、最初にカウンセリングを入念に行います。

機械による判断ではなく、施術者の判断で対応するのが特徴です。

 

一見、信頼性が低いようにみえますが、鍼灸のアプローチは数多くあり、経験豊富な鍼灸師が対応すれば、必ずお力になれます。

 

安心してお受けください!

  • 病院の対応

カウンセリング→病気の有無の判断→薬→様子見・アドバイス

 

  • 鍼灸院の対応

カウンセリング→腹部と脈と舌などの確認【状態の把握】→状態が上向くよう、鍼灸でアプローチ→自己回復能力の発現→体調が良くなる

あなたを悩ませる症状を徹底的に洗い出した後で、様々な方法で体質改善にアプローチしてもらえるのです。

 

 

そのため、セルフケアでは今1つ効果の見込めなかった方も、的確な方法により、みるみるうちにからだの不調が良くなるでしょう。

 

 

また、体質改善の方法を逐一調べる手間が省けますので、ズボラな人にもおすすめ。

 

 

誰かと2人3脚で体質改善に励むこともできますから、途中で投げ出す可能性も低くなります。

からだづくりを自分1人の力で行えなくても、信頼できる鍼灸院で症状を対応してもらえるため、気に病む必要はありません。

体の不調は癖になるため、早めの対処が大事

なんで、あの人毎日頭痛の薬、飲んでるんだろう?

なんで、いつも気持ち悪そうなんだろう?

 

こんな人、よく見かけませんか?

これは、カラダの不調が、体の一部になってしまっているからです。

 

 

辛い症状が体の一部になると、ロキソニンなどの痛み止めで耐え忍ぶしかありません。

鍼灸師の私がいつも思うことは、健康は数多くの選択肢で左右されます。

 

  • 痛み止め
  • マッサージ
  • 接骨院で電気
  • 鍼灸
  • カイロ
  • 湿布

 

様々ある中で、その後の人生を左右するような症状もございます

 

当院を利用する方たちには、3日たっても楽にならなければ、早く鍼灸させてくださいとお伝えしています。

 

早期に解決できれば、体の癖にもなりません。

体質改善をせずに不調を放置するのはNGです。

残念なことに、同じ症状について複数の医療機関に尋ねたとしても、担当する者の判断にバラつきがでます。

 

当院の鍼灸は4つの理論を組み合わせたアプローチになります。

お力になれるよう対応致します。

 

→銀座そうぜん鍼灸院のアプローチ方法について

 

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