公開日:2021年 9月10日
更新日:2021年 12月 5日
本日はコケイン症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
コケイン症候群の原因は、生まれつき体の中にあるはずの傷を改善するために働いているたんぱく質がないことです。
しかし、詳しいことは今のところわかっておらず、傷を改善するために働いているたんぱく質がないことがどのようなメカニズムでいろいろな症状につながっているのかということは明らかになっていません。
コケイン症候群の症状は、日焼けしやすく体が小さく、老化の進む速さが早いことです。
生まれた時から日に当たると赤くなりやすい体質をしており、成長していくと周りと比べて身長や体重、頭囲が小さいことが目立ちます。発達の遅れも現れます。
3歳くらいになると成長が止まり、5歳を過ぎると老人のような顔貌になっていきます。
少しずつ目と耳が悪くなっていきます。そして手足の関節が硬くなり歩くことも難しくなっていきます。
今のところコケイン症候群の根本的な改善方法はありません。どのようなメカニズムで症状が現れるのかということもわかっていないため、症状を改善させるための大きな効果を発揮する方法もわかっていません。
コケイン症候群を改善するために今できることとしては、栄養の補給をすることや症状に合わせて生活を送りやすくするための対処していくことです。
コケイン症候群は日焼けしやすい体質のため、過度の紫外線曝露を避けることが大事です。皮膚に直接紫外線が当たらないように帽子をしたり長そでを着たりしましょう。
だんだんといろいろな症状が現れ、進んでいくため、症状に合わせてメガネや補聴器、特別な装具、車椅子などを使うことになります。
症状の進んでいく過程で体のバランスが不安定になり転びやすくなったり食べ物を飲み込みにくくなったりするため、外傷や骨折に注意したり誤嚥肺炎に注意したりすることも必要です。