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三叉神経痛について【頭痛・症状・鍼灸の解説】

公開日:2019年 12月23日

更新日:2021年 1月28日

本日は三叉神経痛について解説させていただきます。

顔が痛い

三叉神経は人間の脳内で最も太く、目・上あご(頬)・下あごの3方向に通っています。

異常が起こると、顔面の片側に刺すような痛みを断続的に感じるのが特徴です。

 

この症状が出やすいのは40代以降であり、特に女性に多くみられます。顔周りの触覚・痛覚・温度感覚を司る三叉神経は、健康維持に深く関係しているのです。身体の不調の原因をいち早く突き止め、痛む場所を知っておくことが重要です。

 

そして、医療機関でだされる薬の効果・副作用まで理解しておけば、三叉神経痛に悩まされる心配はありません。

早速、三叉神経痛について見ていきましょう。

 
神経痛

三叉神経痛は顔周りに感じる突発的な刺激の強い痛み

三叉神経痛とは、顔周りに感じる突発的・刺激の強い痛みのことです。

抜歯をした直後、しばらく上あごや下あごのあたりまでがピリついた経験がありませんか。

あるいは、短いスパンで偏頭痛が続いたことのある人もいるでしょう。

それらはすべて、三叉神経が関係する痛みなのです。

 

痛みが数秒間おきに続く場合もありますが、基本的には数分のうちにおさまります。

ただし、神経が過敏になっている状態で起こる症状のため、「呼吸をするだけでも痛い」とうったえる患者さんもいます。

 

 

三叉神経痛の「痛み」の種類と持続時間

 

 

三叉神経痛

痛みの種類

・顔周りに電流が走る「ピリピリとした刺激」

・鈍器で殴られたような「ズキズキと重い痛み」

 

症状の持続時間

・症状1回につき、2~20秒程度

・完全に痛みがおさまるまでは5分前後かかる

 
顔の神経

三叉神経痛の原因は神経圧迫

三叉神経痛が起こる原因は、「血管による神経圧迫・神経への過度な刺激」。

 

私たちの体内には、神経だけでなく多くの血管が通っています。

健康に問題がない場合、互いを圧迫することなく、それぞれが正常に作用していますが、ひとたび三叉神経痛が起これば話は別。

 

歯医者で親不知を抜いた時、上あご・下あごの神経を強く刺激してしまうことがあります。

その際、三叉神経は異常を知らせるために、私たちに痛みを伝える。

冷水を飲む・温度差の激しい環境への出入りを繰り返すことで偏頭痛が起こるのも、全く同じメカニズムですね。

 

●三叉神経が痛む場所

 

 

三叉神経が痛む場所

顔の上半分

顔・唇・舌

顔の下半分

鼻・頬周り・あご

その他

頭(前頭部・後頭部)

三叉神経痛に対する薬

病院では薬が一般的

三叉神経痛の改善方法は、薬または手術の2種類。

症状を感じ始めて間もない人はまず、医療機関にいくすることをおすすめします。

そこで適切なお薬をもらえます。

また、症状の特徴を簡単に伝えることさえ出来れば、三叉神経痛と判断されるのは容易です。

 

●三叉神経痛と判断された場合にだされる薬の名前・効果

 

三叉神経痛の治療薬

薬理効果

副作用が出る割合

カルバマゼピン

てんかん・躁状態の改善

多い

オクスカルバゼピン

てんかん

少ない

ガバペンチン

フェニトイン

 

三叉神経痛と診断された場合、医療機関から最初にだされるのは「カルバマゼピン」。

経過をみて相性が悪ければ、ほか3種類の薬に変えることが多いです。

カルバマゼピンには躁状態を改善する薬理効果もあるため、体質によっては副作用が出ることもあります。

 

3.1 三叉神経痛で「てんかんの薬」が合わない場合は…?

 

てんかんの薬は、体質によって強い副作用があらわれることがあります。

実際に報告されている例は下記のとおり。

こうした副作用があらわれる場合は、ほかの薬で三叉神経痛の改善を試みます。

 

●てんかんの薬の副作用

てんかんの薬以外で使用されるのは、似た作用を持つバクロフェンですね。

別名で「リオレサール錠」として取り扱われていることもあり、脳に関係した異常症状の改善にも効果的とされています。

三叉神経痛の一環で偏頭痛を起こす人もいますから、バクロフェンでその症状が和らぐケースも少なくありません。

また、医療機関で出されるほとんどの薬に「胃の不快感」が出てしまう場合は、整腸剤を追加してもらうように申し出ましょう。

三叉神経の手術を勧める医師

三叉神経への頭蓋内手術もある

重度の三叉神経痛は外科手術で改善

 

薬を変えても症状がおさまらないほどの三叉神経痛に関しては、外科手術で改善します。

まずは調べて、発作の大元となる「神経と血管の圧迫箇所」を特定し、その部分にスポンジを詰めるといった方法ですね。

 

あるいは、神経切除にいたるケースもあります。

いずれにせよ、医療機関に行ってみないことには、三叉神経痛の進行度合いを見極めることは出来ません。

 

~放っておいては危険!三叉神経痛は早期改善が一番~

顔周りの痛む三叉神経痛は、重度であるほど自然に改善しにくくなります。

自己流の対策方法をとるよりもまず、医療機関に行きましょう。

痛みが和らげば、それまで感じていたストレスもなくなります。

三叉神経痛が起こる原因の中に、精神的苦痛も含まれていることを理解してくださいね。

 

三叉神経痛に鍼灸は非常に有効であることはご存知でしょうか?鍼灸業界では、ごくごく当たり前のことで当院も十数例対応しており、ほとんどの患者さまが回復、完全に回復しております。

鍼灸で三叉神経の興奮を鎮める

先ほど、説明したとおり発作の大元となる「神経と血管の圧迫による神経の興奮」です。

三叉神経の出口である3つの穴はもちろん、三叉神経がとおる道筋に適切な改善をすることで、神経の興奮は鎮まります。

三叉神経の図

脳幹からでた三叉神経は3つに分かれ、皮膚や粘膜につく。

三叉神経1枝の眼神経ライン

三叉神経2枝の上顎神経ライン

三叉神経3枝の下顎神経ライン

三叉神経痛など神経の興奮は、3つのケースに分けられます。

  1. 神経単体で起きる場合
  2. 全身からくる場合
  3. 自律神経の変調からくる場合
三叉神経 痛む部位

三叉神経の圧迫場所によって痛む場所も違う。

当院では、上記の3つのケースに対応できますのでご安心くださいませ。自律神経から発症する三叉神経痛は特殊なケースのため、自律神経の改善方法についてご説明させていただきます。

実際の三叉神経痛の施術例

○年齢・性別

 

  • 60代男性
  • デスクワーク
  • 公認会計士

 

○症状

 

  • 眼鏡をかけていると右のめがねの当たる所が痛くなる(鼻、頬骨、耳の上から裏)
  • 眼鏡をかけている間だけ痛む。

 

○痛み始めた時期

 

  • 5年前に胃がんの手術を受けてから痛み始めた
  • 5年前は左右どちらも痛かった

 

 

○痛みが楽になる時

 

  • 寝て朝起きたとき

 

​○病院での対応

 

  • 三叉神経麻痺といわれたが調べてみると違った
  • リリカをだされて飲み始めたら左だけ痛みが無くなった

 

○銀座そうぜん鍼灸院の来院経緯

 

  • サイトをみて来院

側頭筋と眼鏡の圧迫による血流障害

○銀座そうぜん鍼灸院の検査

 

  • 感覚異常は無かった

 

  • 首、前胸部の筋肉の張り

 

  • 頭を後ろに倒したときにつまり感

 

  • 肩をあげるときに突っ張る感じがあって上げずらい

 

  • お腹の冷えが確認できた

 

  • 顔面部、側頭部に浮腫が確認できた

 

三叉神経は顔の知覚神経

三叉神経は顔の感覚を担当します。

  • 触覚
  • 痛覚
  • 冷熱感
  • 口の中の感覚
  • 鼻の中の感覚

 

三叉神経は脳の中心部である脳幹から始まり、顔面では3つの枝に分かれている。

 

  1. おでこ(眼神経)
  2. 頬(上顎神経)
  3. 下あご(下顎神経)

 

これらの神経が興奮することで、顔に強い痛みを感じます。

 

この枝の範囲で痛みが起こる特徴があります。

1本の枝だけに痛みができることもあれば、2本以上の場合もある。

 

その場合、1番目と2番目のおでこと頬といった範囲に痛みが出ることもあるが、1番目と3番目のように2番目をスキップして痛みが発生することはない。

 

顔の感覚を支配している三叉神経の付け根の血管が圧迫することで起きるといわれていますが、筋肉やリンパの影響もあります。

 

三叉神経痛とは、三叉神経の異常興奮

○一般的な三叉神経痛の痛み方

 

  • 顔面に電気が走ったような強い痛みが、一瞬または長くても数秒ほど続く

 

  • 軽く触れただけで激痛が走る部位がある

 

  • 洗顔、歯磨き、髭剃り、咀嚼など、さまざまな動作によって痛みが誘発されたりする

 

  • 話したり、食事をしたりするだけで激痛が走る

 

  • 日常生活に支障を来す場合もある

 

  • 顔の片側に出ることが多い

 

  • 痛み以外の症状はほとんど見られない

 

 

○今回の利用者さんの痛み方

 

  • 眼鏡を長時間かけていると痛みが出現し持続する

 

  • 激痛ではない

 

  • 眼鏡の当たる場所がだんだん痛み始める。

 

  • 首のほうまで痛くなるときもある。

 

  • 三叉神経領域では無い所にも痛みが出る

 

  • 寝て、朝起きると痛くない

 

  • 眼鏡をかける以外では痛くならない

 

 

三叉神経痛は三叉神経が傷ついているわけではない。

顔に強い痛みが出るが、あくまでも三叉神経の異常から痛みが生じるため、実際に痛みがある部分が傷ついているわけではない。

今回の顔面部痛は痛む場所の血流障害

頭顔面部痛は、以下の経緯で感じ始めます。

 

  • 眼鏡によって、頭の筋肉の緊張と血管が圧迫される。
  • 圧迫により、顔面部のむくみと血流の循環が悪くなる。
  • 三叉神経が興奮する環境が出来上がる
  • 顔に痛みを感じやすくなる。

 

この顔面部の環境を整えるため、鍼灸を行います。

施術ポイント

 

①側頭筋の緊張を緩める

 

頭の側面にある筋肉の3緊張を緩めて、頭の血流を改善させる

 

 

三叉神経の興奮を落ち着かせる

 

三叉神経の興奮を落ち着かせるよう、鍼で神経に働きかけます。

 

 

首と肩の筋肉の緊張3を改善させる。

 

首と肩の筋肉のこりを限りなく無くしていく。

 

 

2020年6月4日現在、順調に回復中。

2回のペースで1月間、鍼灸を行いました。

 

  • 2回目の時に、痛みが少し弱くなりました。

 

痛みの強さが少しだけ変わりました。首肩が楽になりました。

 

  • 3回目の時に痛みが弱くなりました。痛みが出る間隔が広がりました。よく眠れるようになった。

 

2回目の時よりも痛みが弱くなったのが、ちゃんと感じられました。

痛みが出る間隔も広がりました。

ただ、痛みが出ていた場所を掴まれるような感覚がでてきた。

薬は飲んでいるものの、睡眠時間が以前より延びた。

 

 

  • 4回目の鍼灸のときに痛みはあるが違和感がない。

 

掴まれる感じが無くなった。

眼鏡の当たる所がまた痛み始めた。

 

 

三叉神経痛に使用するツボの紹介

側頭部の痛みに使われたツボをご紹介します。

  • 頭維
  • 角孫
  • 率谷
  • 天衝
  • ろ息

 

頭顔面部痛の鍼灸のまとめ

本ページをまとめます。

 

  • 今回の頭顔面部痛は頭部の神経が圧迫されることによって起こりました。
  • 原因は、側頭筋の緊張、眼鏡による圧迫、神経の興奮、血流障害です。
  • 鍼灸で顔面部の環境を良くすることで、お悩みの症状が回復中です。

今回、顔面部の血流を良くしたことで5年間変わらなかった頭顔面部痛を改善させていきました。

 

 

同じような痛みがある方で、顔面が痛いから三叉神経痛と思っている方も多くいらっしゃると思います。

 

三叉神経痛だとこのような症状があります。

  • 顔面に電気が走ったような強い痛みが、一瞬または長くても数秒ほど続く
  • 三叉神経の支配している部分に痛みが出る。

など

 

顔面に痛みが出ても三叉神経痛ではない場合も多いです。

不安なかたは病院に行くことをお勧めします。

 

病院でも原因が分からなかった、三叉神経痛だった。

どちらの方にも少しでもお力になれるように致します。

 

 

 

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