公開日:2022年 2月 3日
更新日:2022年 3月13日
本日は強迫性障害について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
強迫性障害のはっきりした原因はわかっていません。きっかけとなっている可能性があると考えられていることは、ストレスやライフスタイルの変化です。
対人関係や仕事でストレスを感じていたり、妊娠や出産などの生活をしている上での大きなイベントや変化が発症のきっかけとなる傾向にあるとされているのです。
規則や手順、形式にこだわりがあったり融通がきかなかったりする状況とストレスが性格や心理的要因と重なることによって発症するのではないかと考えられています。
強迫性障害の症状は、強迫観念と強迫行為です。
現れることの多いものとしては、汚れや細菌汚染に対して恐怖を感じ、過剰な手洗いや入浴、洗濯を繰り返すことや、ドアノブや手すりなどが色々な人が触る場所を触れなくなることなどがあります。
実際に自分が危害を加えているわけではないと分かっていても誰かに危害を加えように思ってしまい、警察や周りの人に確認したりする行動や、戸締まりやガス栓などを過剰に確認する行動もよく見られます。
他にも、どのような状況でも同じ方法で仕事や家事を行なったり、数字や物の配置に関して過剰なこだわりを持ったりすることもあります。
強迫障害の改善方法は、認知行動的な方法と薬です。認知行動的な方法で代表的なものは、曝露反応妨害法です。これは、強迫観念によって起こる不安に対して強迫行為を我慢する方法です。
何度も強迫観念を感じる状況に我慢をすることを繰り返すことで、段々と不安を弱くしていくのです。
薬では、主にSSRIを使います。薬によって状態を安定させ、曝露反応妨害法を行うことも多いです。
SSRIはうつ病の改善に使用されることの多い薬ですが、うつ病の改善よりも強迫性障害の改善の方が長い期間使い続けなくてはいけないことも多いです。
場合によっては入院して改善を行うこともあります。
強迫性障害は、早く発見して早く改善を行うことが非常に大事です。しかし、実際は、多くの人が、強迫症状を発症してから病院に行くまで7~8年の期間があることがわかっています。
そのままにしている間に症状が悪くなっていると考えられるため、できるだけ早く病院に行くことが大事です。強迫性障害は、改善までの期間も長い期間かかることが多く、症状が悪化すると生活に出る影響も大きくなっていきます。
何かをしないではいられない状態や何かを考えずにいらない状態になり、つらかったり不便を感じたりしている場合は、病院に相談に行きましょう。
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