公開日:2021年 10月23日
更新日:2021年 11月11日
本日はハンチントン病について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
ハンチントン病の原因は、遺伝子の変化です。
遺伝子には4種類の核酸があり、正常のIT15遺伝子の一部は核酸3個の繰り返し配列がありますが、ハンチントン病の人は繰り返し配列が異常に伸びているということがわかっています。
しかし、異常に伸びている繰り返し配列が起きる原因はいまだに明らかになっていません。
ハンチントン病は遺伝性の疾患で、遺伝形式は常染色体優性遺伝です。そのため、食べ物や日常生活と発病は関係ありません。
ハンチントン病の主な症状は、不随意運動や精神症状、行動異常や認知障害などです。
初めの段階では、細かい運動が難しくなる、顔をしかめる、手先が勝手に動く、落ち着きがなくなる、うつのようになる、などの症状が現れることが多いです。
運動症状が進むと、いろいろな動作が難しくなります。歩く時も安定せず転びやすくなり、食事をしている時にはむせたりします。
不随意運動では、舞踏運動が目立つようになります。精神症状では、すぐに怒るというような性格の変化や何度も同じことを繰り返すなどの行動の変化が目立つようになります。
ハンチントン病の根本的な改善方法はありません。不随意運動やうつ症状、神経症状などには薬などを使って症状を和らげます。
症状を和らげるために薬を使う場合、神経内科の専門医に症状のコントロールをしてもらうことが必要です。副作用もあるため、よく相談をした上で使うことが大事です。
ハンチントン病の症状は人によって個人差が非常に大きいです。
一般的には、自分の力だけで社会生活を送ることが難しくなるくらい症状が進むと言われています。症状はゆっくりと進んでいくため、現れている症状に合わせて対応していくことが大事です。