公開日:2021年 9月23日
更新日:2021年 11月28日
本日はクルーゾン症候群について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
クルーゾン症候群の原因は遺伝子の異常です。異常がある遺伝子はFGFR2です。
しかし、突然変異が起こり、発症することもあります。現状では、クルーゾン症候群がどのように発症するのかについてほとんど明らかになっていないのです。
クルーゾン症候群の症状は、頭痛や嘔吐、吐き気などです。クルーゾン症候群では、生まれつき頭蓋骨に形成異常が起こるため、頭蓋骨が小さいです。そのために頭蓋内圧が亢進状態になりいろいろな症状が現れるのです。
クルーゾン症候群では生まれつき顔面骨にも形成異常が起こります。そのため、眼球の突出や呼吸障害、噛み合わせ不良などの症状も起こります。
場合によっては、水頭症や小脳扁桃下垂を生じることもあります。
クルーゾン症候群の改善方法は、手術です。手術によって頭蓋や顔面骨を広げることで改善を行います。
広げたい骨に装置を取り付け、骨を伸ばしていくという骨延長法を使って改善を行うことも多いです。
クルーゾン症候群は、適切な時期に手術を受けることで比較的予後は良好な状態で過ごすことができます。手術を受ける時期や回数は症状の程度によって個人差がありますが、成人するまでに何度か手術が必要になることがほとんどです。
日常生活を送る上で注意することは、気道感染した時の呼吸の状態や、眠っている時の無呼吸です。