公開日:2021年 10月 1日
更新日:2021年 10月24日
本日は無虹彩症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
無虹彩症の原因は、目や脳が作られる時に働く遺伝子である2つのPAX6遺伝子のうち1つが異常になることです。
遺伝子に異常が起きることで、正しく働く遺伝子の量が半分になります。すると、虹彩と網膜中心部、水晶体の細胞と角膜上皮細胞を作るために必要な量に足りなくなるために起こると言われています。
無虹彩症は遺伝性のある疾患で、遺伝形式は常染色体優性遺伝です。男性と女性でで発症する割合に差はなく男性でも女性でも発症する可能性があります。
無虹彩症の症状は、眩しさを感じることです。この症状は、虹彩がないために起こる症状です。
黄班低形成や白内障が起こることが多いため、ほとんどの場合視力は0.2前後になります。眼振や斜視が現れることも非常に多いです。
合併症として緑内障を発症することも多く、視野や視力に障害さが起こることもあります。
無虹彩症は根本的に改善することはできません。そのため現れている症状に対して改の善を行います。眩しさを感じる症状には、遮光眼鏡や虹彩付きのコンタクトレンズを使い眩しさを軽減させます。
白内障を改善するためには手術を行い、緑内障を改善するためには点眼や手術を行います。角膜輪部疲弊症には、輪部移植術という角膜移植を行います。黄班低形成や眼振には今のところ効果的な改善方法はありません。
無虹彩症によって緑内障を発症してしまうと、視神経を障害し症状が進むと元の状態には戻ることができなくなります。そのため定期的に病院に行くことときちんと改善を行うことが重要です。
日常生活を送る上で特に注意が必要なことはありません。ただし、成人期以降に糖尿病になりやすいという報告があります。そのため、血糖値には気をつけることをお勧めします。
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