公開日:2022年 8月23日
更新日:2022年 10月 3日
本日は開張足について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
開張足の主な原因は、靴の問題です。開張足は、特にパンプスやハイヒールなどのヒールの高い靴をよく履く人に多いです。
ヒールの高い靴は、かかとが不安定になるため前足部でバランスを取ろうとするため、前に重心が移動します。そのため足の横アーチに無理な負担がかかります。
その状態で、放っておくと、疲れがどんどん溜まっていきアーチが崩れて開張足が起こるのです。
開張足の症状は、足の前の部分の痛みと幅広い足の変形です。しかし、なかなか自覚症状として現れないため、気がついたら悪化しているケースが多いです。
開帳足の症状として浮き指が見られることもあります。浮き指は、横アーチが崩れて指の付け根の部分が床についてしまい、地面に足の指がきちんと着かず浮いている状態になることです。浮き指が見られたら開張足の可能性が高いです。
開張足によって長い期間足の前の部分の痛みがあると、第二趾や第三趾のつけ根の組織が慢性的に腫れるようになり、足の指に続いている神経が刺激されて足の指の痛みやしびれがでてくることがあります。
この状態になると、モートン病といいます。
開張足を改善するためには、正しく足指を使うことが大事になります。
足指を正しく使うためには、足指の筋力を鍛えることが必要です。足指の筋肉が鍛えられきちんと整うことによって足にある3つのアーチを形成していくことができるようになり開張足の改善につながるのです。
また、テーピングを行うことも改善方法の1つです。症状が軽い時には、ひも靴をきちんと結んで履くだけでもテーピングをしている時と同じような効果があり改善に役立ちます。
開張足からモートン病を発症することがあります。モートン病は足の指に向かう神経が、足の指の付け根の部分で圧迫を受けることによって起こる神経障害のことです。
ハイヒールなどの爪先が細くなっていてヒールの高い靴を履いたりすることで開帳足が起こり、その後、モートン病を発症することがあるのです。
・水泉
・僕参
・湧泉
水泉は、足底腱膜炎に対してよく使われるツボです。水泉を刺激することで、足にたまった老廃物を外に出す働きがあるため、むくみや筋肉疲労にも効果を発揮します。
開帳足は足に疲労がたまることも発症に影響してくるため、水泉を刺激して足をほぐすことがおすすめです。
僕参は、立ち仕事や運動などで足の裏に疲れが溜まっている時におすすめのツボです。開帳足は、足に疲れが溜まっていることも発症に関わってきます。そのため、足の疲れを和らげることで予防に役立つと考えられます。
僕参は、足底腱膜炎に対する特効ツボとしても知られています。
湧泉は、気力や体力を高める効果があるツボです。さらに、足を使い過ぎたとき、筋肉疲労からの回復にも効果を発揮するツボです。
足の筋肉疲労を改善することは開帳足の予防にもつながると考えられるため、足が疲れた時に刺激をすることをおすすめします。
水泉は、内くるぶしとかかとを線で結んだとき、中間点にあるツボです。
押す時にあぐらを書くと押しやすいです。足が浮腫んでいる時などには、陰陵泉と合わせてお灸を行うことでより効果が高まると言われています。
僕参は、外くるぶしとかかとを線で結んだ時の中間点にあります。
押すときは親指を使って、10秒ほど押します。指で押しにくい場合は、ボールペンのペン先やキャップなどで痛くない程度に押しても良いでしょう。
湧泉は、足の裏の中央より少し上の足の指を曲げた時に場所にあります。
押すときは、両手の親指を重ねてツボに当て、押し揉むようにすると良いでしょう。足先のほうに押し出すようなイメージで少し強めの力を加えましょう。
11時から21時
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11時~21時迄 | ◯ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
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