近視の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 5月11日

更新日:2023年 9月10日

本日は近視について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 近視とは
  • 近視の原因
  • 近視の進行予防
  • 近視の症状
  • 近視の改善方法
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

近視は、眼に入る平行光線が網膜よりも前方で焦点を結んでいる状態

近視は、眼に入る平行光線が網膜よりも前方で焦点を結んでいる状態のことです。近視では、近くにあるものははっきりと見えますが、遠くにあるものははっきりと見えずぼやけた状態で見えます。

 

近年、近視は急速に増え続けています。小中学生でも視力1.0未満の割合が年々増えており、小学生の約7割、中学生では約9割以上が近視であるとも言われています。

 

特に近年はパソコンやタブレット、スマートフォンなどの電子機器を長い時間使うことが視力に大きな影響を与えていると考えられています。

近視の原因は、遺伝と長時間のパソコンやスマートフォンの使用

近視にはいろいろな原因があります。1番の近視の原因は遺伝的要因です。残念ながら、遺伝的要因で起こる近視は防ぐことはできません。遺伝的要因で起きる近視のほとんどは、6歳以降で症状が現れ始めます。

 

次に多いと言われている原因は、近くのものを見ていることで起きる調節緊張状態が過剰に続くことです。近くのものを見続けて過剰に調節緊張状態が続くと、その状態を解消しようとして、眼軸が伸びます。これが近視の原因なのです。

 

特に調節緊張状態が過剰に続く要因としては、長い時間本を読んだりパソコンやスマートフォンなどを見続けたり、ゲームをしたりすることです。

近視は、目の屈折異常の一つで、遠くのものがぼやけて見える一方、近くのものははっきりと見える特徴があります。以下に近視の原因やそれに関連する情報を説明します。

 

近視の主な原因は、眼球の長さが正常よりも長くなっていること、または角膜や水晶体の屈折力が強すぎることです。これにより、目に入る光の焦点が網膜の前に集まってしまい、遠くのものがぼやけて見えるのです。

 

遺伝的要因

近視は家族的な要因が強く、親や祖父母が近視であると、子供が近視になるリスクが高まります。

 

視覚環境の変化

継続的に近くのものを見る活動(読書、スマートフォンやコンピュータの使用など)が増えると、眼の筋肉や屈折システムに負担がかかり、近視の進行が早まると考えられています。

 

屋外活動の減少

最近の研究で、子供たちが屋外で過ごす時間が少なくなることが近視のリスクを高める可能性が指摘されています。日光の充分な浴びることが、近視の発症を抑制する役割を持つと考えられているためです。

 

学習環境

学校教育の初期からの読書の量の増加や、勉強時間の長さなどの学習環境も、近視の原因として考えられています。

 

生活習慣の変化

近年、スマートフォンやタブレットの使用時間が増加していることも、近視の増加に影響していると指摘されています。

 

栄養状態

一部の研究では、栄養の偏りやビタミンDの不足などが近視のリスクを高める可能性が示唆されています。

 

近視は多くの要因によって引き起こされることが考えられています。遺伝的要因の他、現代の生活環境や生活習慣の変化が影響しているとされています。

近視が進行しないためにできること

環境によって近視は進行するものです。この環境での近視の進行は、日常生活での習慣を改めることで防ぐことができます。近視の進行を防止するために大切なことは、正しい姿勢と適度な明るさです。

 

日頃から姿勢が悪かったり、寝転んだ状態でテレビを見たり読書をしたりしている状態が続くと、近視が進行します。場合によっては、左右で視力の差が出ることもあります。

 

暗い場所でスマートフォンを使ったり本を読んだりすることも目に負担がかかります。照明で必要な明るさは300ルクス以上と言われています。

 

さらに、電灯には昼光色のものと電球色のものがありますが、電球色の場合は少し暗く感じることが多いと言われています。電灯の色は昼光色か両方ミックスして使うことをお勧めします。

適度に目を休めることも目のためには非常に大切です。

作業などで長い時間近くを集中して見続けると、毛様体筋が緊張した状態が続くことになり近視の進行につながります。テレビやパソコン、タブレットなどの画面で作業をする場合は、1時間に10~15分程の休憩をとりましょう。

 

文字や画面が小さいものを見続ける場合は、より注意が必要です。時々遠くを見たり、意識的にまばたきしたり、目を上下や左右に動かしたりすることをお勧めします。

 

休憩をする時には、目を閉じて目を休めたり、蒸しタオルやアイマスクを使って血行を良くしたりすることもお勧めです。

近視の改善の主要な目的は、クリアな視力を回復させることです。近視の改善法は、眼球の前部に入る光の量や焦点を調整することにより、網膜上に適切な像を形成します。

 

1. 眼鏡

眼鏡は最も一般的で簡単な改善法です。

シングルビジョン眼鏡: これは一般的な眼鏡で、近視、遠視、または乱視を矯正します。

進行レンズ: 複数の焦点域を持つレンズです。近く、中距離、遠くを見るための異なる焦点域が含まれています。

 

2. コンタクトレンズ

眼鏡と同じく、コンタクトレンズは網膜上に正確な焦点を形成します。

ソフトコンタクトレンズ: これは最も一般的なタイプのコンタクトレンズです。

ハードコンタクトレンズ: より長持ちし、特定の状況でより良好な視力を提供することができます。

オルソケラトロジー: 特殊なハードコンタクトレンズを夜間に着用することで、角膜の形状を一時的に変え、昼間は裸眼でクリアに見ることができる改善法です。

 

3. 手術

近視の手術は、角膜の形状を変えることで光が網膜上に焦点を合わせるのを助けるものです。

レーシック手術: レーザーを使用して角膜の表層を削り取り、その後の過程で角膜の形状が変わり、屈折異常が修正されます。

PRK (Photorefractive Keratectomy): これもレーザーを使用する方法ですが、角膜の表層を完全に除去することなく改善します。

レンズ交換手術: 高度な近視の場合に推奨されることがあります。自然のレンズを取り外し、代わりに人工レンズを挿入します。

 

4. 薬

特定のケースや子供の近視の進行を遅らせるために、アトロピンという点眼薬が使用されることがあります。

 

5. 近視の予防とマネジメント

屋外活動: 研究によれば、子供たちが1日に1時間以上屋外で過ごすことで近視のリスクが低減する可能性が示唆されています。

適切な照明: 読書や作業をする際は、十分な照明を確保することが重要です。

定期的な休憩: 長時間の読書やコンピュータ作業をする場合は、定期的に休憩を取り、目をリラックスさせることが推奨されます。

 

近視の改善法は多岐にわたり、個々の症状や生活スタイル、希望に応じて選択することができます。

近視の改善方法において薬での改善は主流ではありませんが、近視の進行を遅らせる目的で特定のケースや若年層で使用されることがあります。以下に近視の改善に関連する薬とその目的について説明します。

 

1. アトロピン点眼薬

目的:近視の進行を遅らせます。特に子供や若年者において、近視の進行を抑制するために使用されることがあります。

アトロピンは元々、瞳孔を拡張させる目的や筋肉の動きを抑えるために使われる薬ですが、低濃度のアトロピンが近視の進行を遅らせる効果があることが研究で示されています。

使用方法:通常、低濃度のアトロピン点眼薬(0.01% など)が1日1回、就寝前に使用されます。長期的な使用が推奨されることが多く、継続的なフォローアップが必要です。

注意点:アトロピンは瞳孔を拡張させる効果があるため、使用すると明るい場所での眩しさが増加する可能性があります。また、一部の人には副作用として目の乾燥やアレルギー反応が起こることがあるため、使用に際しては専門家の指示に従うことが重要です。

 

2. その他の薬物

現在、アトロピン以外には広く認知されている、近視の進行を遅らせる薬物は存在しません。しかし、研究が進む中で新しい改善法や薬物が開発される可能性はあります。

 

近視の改善における薬は、特に子供や若年者の近視の進行を遅らせる目的でアトロピン点眼薬が使用されることがあります。アトロピンは、低濃度での使用が近視の進行抑制に効果的であることが知られています。改善を始める前に、専門家との相談が必要であり、定期的なフォローアップが求められます。

近視の症状は近くはよく見え遠くはぼんやりしてはっきり見えない

近視の症状は、近くはよく見え遠くはぼんやりしてはっきり見えないということです。

 

例えば、本を読む時は手元のため見え方に支障はありません。しかし、遠くにある看板の文字を読もうとするとはっきりと見えず読みにくい状態になります。

近視は、遠くの物がぼやけて見えるという特徴的な症状を持ちます。それに対して、近くの物ははっきりと見えるのが普通です。これは、眼球の長さが正常よりも長い、もしくは角膜や水晶体の屈折力が強いために、入射する光の焦点が網膜の前に集中してしまうためです。

 

最も一般的な症状は遠くの物がぼやけることです。例えば、遠くの看板や車のナンバープレートが読めない、授業の黒板の文字が見えないなどが該当します。

 

さらに遠くの物を見ようとする際、目を細めたり、無意識に目をこする動作をすることが多くなるため、目の疲れを感じやすくなります。他にも、眼筋の緊張や目の疲れが原因で、頭痛が起こることがあります。特に前頭部に痛みが現れることが一般的です。

 

夜間や薄暗い場所では pupil(瞳孔)が拡大し、光の屈折異常がより顕著になるため、ライトのギラギラ感やハロ現象などの症状が生じやすくなり、夜間の運転が難しくなります。

 

近くと遠くを交互に見る活動(例:コンピュータ作業中に遠くの風景を見るなど)を繰り返すことで、目の焦点調節機能が疲れることもあります。重度の近視の場合、遠くの物体が二重に見えることもあります。

 

初期の近視では、遠くのものがわずかにぼやける程度かもしれませんが、時間とともに症状が進行し、さらに遠くの物がはっきりと見えなくなることが一般的です。これに伴い、適切な眼鏡やコンタクトレンズの度数の変更が必要となる場合があります。

 

近視の症状自体は、適切な度数の眼鏡やコンタクトレンズで矯正することができますが、近視が進行すると眼球の形状や内部構造に変化が生じるため、網膜剥離などの合併症のリスクが高まることが知られています。

近視を改善する方法は、コンタクトレンズや眼鏡で矯正すること

近視を改善する方法は、コンタクトレンズや眼鏡を使うことです。コンタクトレンズや眼鏡を使うと、目の焦点を遠くにずらすことができます。そのため、遠くが見えやすくなるのです。

 

コンタクトレンズや眼鏡で矯正する際、矯正できる度合いには目の状態や近視の強さによって違います。個人差が大きいため、視力を矯正する場合は眼科に行く必要があります。

 

特に、子供の場合は成長するにつれて度数も変わりやすいです。定期的に眼科に行き、きちんと自分に合った眼鏡やコンタクトレンズを使うようにしましょう。

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