公開日:2022年 4月10日
更新日:2022年 4月30日
本日はカポジ水痘様発疹症について解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
カポジ水痘様発疹症の原因は、基礎となる皮膚の病気がある状態でウイルスに感染することです。
発症する人のほとんどはアトピー性皮膚炎を発症していますが、他にも、脂漏性皮膚炎やダリエ病、尋常性魚鱗癬などもカポジ水痘様発疹症を発症する可能性があります。
皮膚の病気のために皮膚のバリア機能が下がることでウイルスなどからの攻撃を受けやすい状況にあるため、ウイルスに感染することで発症すると考えられているのです。
原因となるウイルスは主にHSV-1です。他にも、HSV-2やコクサッキーウイルスA16、ワクチニアウイルスなど様々なウイルスが原因となります。
HSV-1は、一度改善をしても神経節に入り込み、持続的に潜伏して感染をするということがわかっているため、風邪を引いた時や疲れたときやストレスが溜まったときなど免疫力が下がった時にウイルスが再び活性することがあります。
ウイルスが再び活性するとカポジ水痘様発疹症を繰り返すこともあります。
カポジ水痘様発疹症の症状は、膿疱やびらんが全身に現れることです。その後、かさぶたに変わり、沈静化します。
膿疱やびらんが発生する前に前駆症状として、発熱や局所リンパ節腫脹などが現れ、顔面や頸部などにたくさんの水疱ができます。
初期段階では、皮膚の痛みが起きることもあります。場合によっては、病変の部分が、A群β溶連菌や黄色ブドウ球菌などの細菌に感染し、二次感染を起こすこともあります。
カポジ水痘様発疹症は再発を繰り返すこともあります。初めて感染した時には全身に強く症状が現れます。しかし、再発した時の症状は軽いことが多いです。
カポジ水痘様発疹症の改善方法は、抗ヘルペスウイルス薬です。二次的に黄色ブドウ球菌などの細菌に感染することもあるため、抗生物質を合わせて使って改善を行うこともあります。
基礎的なアトピー性皮膚炎などの病気をコントロールするためにステロイドや免疫抑制剤を使うこともありますが、その場合はウイルス感染が増悪しないように注意が必要になります。
カポジ水痘様発疹症は再発することもあります。疲れた時や風邪をひいた時、ストレスが溜まった時などの免疫力が下がった時に再発のリスクが高まるため、再発を防ぐためには、日常生活を送る上で免疫力を高めることが大事です。
手洗いうがいを心がけて風邪をひかないように気をつけたり、睡眠時間を十分に確保したり、疲れたときはきちんと休んだり、ストレスを発散する時間を作ったりすることで免疫力を高めることを心がけましょう。
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